OpenAIのサム・アルトマンを描く映画、配給がNeonで決着へ
2026年7月2日 13:00
Photo by Gabe Ginsberg/WireImage「君の名前で僕を呼んで」「チャレンジャーズ」のルカ・グァダニーノ監督が手がけた映画「Artificial(原題)」の配給元が、独立系のNeonに決まる見通しだと、米ハリウッド・リポーターが報じている。アマゾンが配給を見送り、行き場を探していた作品だ。
「Artificial(原題)」が題材にするのは、ChatGPTを手がけるOpenAIで2023年に起きた騒動だ。最高経営責任者のサム・アルトマンが取締役会に突然解任されながら、社内外の反発を受けて、わずか数日で職に戻った一件である。アルトマン役は、アンドリュー・ガーフィールドが演じる。製作費は約4000万ドル(約65億円)で、作品はすでにほぼ完成している。
もともとは、アマゾンの映画部門アマゾンMGMが配給する予定だった。ところが6月半ば、同社は一転して手を引くと発表する。アマゾンはOpenAIに約8兆円を出資する大株主でもあり、その出資先を題材にした作品を自ら配給することは、利益相反になりかねなかった。
だが、つまずいたのはアマゾンだけではない。ワーナー・ブラザース、Netflix、フォーカスといった大手も、相次いで引き受けを見送った。各社が二の足を踏んだのは、政治的な懸念に加え、急速に力を増すAI業界を敵に回したくなかったからだと、ハリウッド・リポーターは分析している。
最終的に、アート系のMubiと競り合う形で、「パラサイト 半地下の家族」を北米で配給したNeonが引き受けることになりそうだ。グァダニーノ監督自身は、アマゾンの撤退に驚いてはいないとし、「こうした業界の論理は、いまに始まったことではない」と語っている。
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