「インディ・ジョーンズ」ハリソン・フォードとスピルバーグが嫌がった設定とは?
2026年6月16日 16:30

「インディ・ジョーンズ」シリーズの第4作をめぐって、主演のハリソン・フォードとスティーブン・スピルバーグ監督が、ある重要な設定に最後まで乗り気でなかったことが明らかになった。米エンタメメディアのバルチャーのインタビューで明かしたもので、シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスと意見が割れていたという。
問題となったのは、2008年に公開されたシリーズ第4作「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」だ。考古学者インディアナ・ジョーンズの冒険を描く同シリーズは、1981年の「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」に始まり、世界中で愛されてきた。第4作は前作「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」(1989)から約20年ぶりの新作として大きな期待を集めたが、その内容をめぐってはファンの間で賛否が分かれた。
賛否の的となったのが、物語に登場するエイリアン(地球外生命体)の存在だ。スピルバーグ監督によれば、この設定を強く推したのはルーカスだったという。1950年代のアメリカで巻き起こった未確認飛行物体(UFO)ブームを下敷きにした物語にしたいと考えていたようだ。だが、フォードとスピルバーグ監督は、これに難色を示した。スピルバーグ監督は、当時の心境をこう振り返る。
主演のフォードもまた、同じ考えだったという。
それでも最終的に、エイリアンは別の次元から来た存在という形で物語に組み込まれた。プロデューサーのキャスリーン・ケネディは、フォードとスピルバーグ監督が完全には納得しないまま製作が進んだ結果、第4作はシリーズのなかで最も弱い作品になってしまったと振り返っている。フォードが2023年公開の第5作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」に深く関わったのも、「クリスタル・スカルの王国」のままシリーズを終わらせたくないという思いがあったからだという。
なおフォードは、この「運命のダイヤル」を最後にインディアナ・ジョーンズ役を退くと公言している。40年以上演じてきた当たり役を、自分の手で締めくくることができたのだろう。
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