「『アバター』の顔は14歳のときの自分」女優が損害賠償でディズニーを提訴
2026年5月11日 22:00
Photo by Kevin Winter/Getty Imagesペルー系先住民の女優クオリアンカ・キルヒャーが、ジェームズ・キャメロン監督と米ウォルト・ディズニー・カンパニーを提訴したと、米ハリウッド・リポーターが報じている。「アバター」のヒロイン・ネイティリのデザインに、当時14歳だった自分の顔を無断で使われた、と主張している。
訴状によれば、テレンス・マリック監督の「ニュー・ワールド」(2005)出演中のキルヒャーを撮った米ロサンゼルス・タイムズ紙の写真を、キャメロン監督が無断でネイティリの造形に用いたという。ゾーイ・サルダナが演じる本作のキャラクターの唇、顎、口元の形が、キルヒャーの顔を基につくられたものだとしている。
訴状はさらに、キャメロン監督本人が4月24日にYouTubeで公開した動画も証拠として引いている。パリで開催中の自身の展示「Tech Noir」を紹介する映像で、監督はネイティリのスケッチを背に、こう語っている。
「実際のソースはロサンゼルス・タイムズに載った写真です。クオリアンカ・キルヒャーという若い女優で、これは彼女の……下顔部分です」
2010年にキャメロン監督から贈られたとされるサイン入りスケッチと、「あなたの美しさが、ネイティリの初期のインスピレーションでした」と書かれた手書きのメモも、訴状に添えられている。求めているのは、損害賠償と差止命令、肖像使用で得た利益の返還だ。
「アバター」シリーズは、2009年の第1作が世界総興収歴代1位を記録し、3作目「アバター ファイアー・アンド・アッシュ」が2025年12月に公開された。キャメロン監督とディズニー側は、米ハリウッド・リポーターにコメントしていない。
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