国内初の大規模特集上映「映画監督是枝裕和」6月2日から開催 24プログラム30作品を一挙上映
2026年5月7日 16:00

現代日本を代表する映画作家、是枝裕和監督の業績を振り返る、国内初の大規模特集上映「映画監督是枝裕和」が、6月2日から、国立映画アーカイブと株式会社分福と共同開催される。長編のほか、初期のテレビドキュメンタリー、テレビドラマなど、24プログラム(30作品)を編成し、是枝監督の作家像を紐解いていく。
番組制作会社テレビマンユニオンに参加したのち、テレビドキュメンタリーのディレクターとして評価を得た是枝は、1995年、初の長編劇映画「幻の光」を発表。ドキュメンタリーの経験を活かしながら自身の方法論を確立し、国際的にも注目を集める存在となる。2018年の「万引き家族」は第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞。今年は、綾瀬はるか、大悟(千鳥)出演の「箱の中の羊」(5月29日公開)、藤本タツキの同名漫画を実写映画化した「ルックバック」の公開が控えている。
新たな才能の出現を印象づけた長編映画第1作「幻の光」(1995)から、脚本家・坂元裕二とのタッグが話題を呼び、第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞およびクィア・パルム賞を受賞した「怪物」(2023)まで、約30年に及ぶ是枝のフィルモグラフィーを一挙にたどる企画で、全長編映画のうち11作品は新たに作製されたニュープリント・DCPで上映される。

是枝監督自身「その後の僕を方向付けた」と語る初期TVドキュメンタリー2作品「しかし…福祉切り捨ての時代に」(1991)、「もう一つの教育~伊那小学校春組の記録~」(1991)を特別上映。また、映画以上にTVドラマを原体験とする是枝が初めて手がけた連続TVドラマであり、2013年にロッテルダム国際映画祭で上映された「ゴーイング マイ ホーム」(2012)全10話を国内で初めてスクリーン上映する。
さらに、是枝監督とゲストによるトークイベントも実施。映画デビュー作である「ワンダフルライフ」(1999)や「DISTANCE」(2001)など是枝作品をきっかけに映画界での足場を固めた井浦新氏(俳優)、「そして父になる」(2013)や「万引き家族」(2018)などで比類なき存在感を発揮したリリー・フランキー氏(画家、作家、俳優)、多くの是枝作品に出演した樹木希林氏を母にもつ内田也哉子氏(エッセイスト)、是枝作品の映像表現に多大な役割を果たしてきた山崎裕氏(撮影監督)、瀧本幹也氏(写真家、映像作家)ほか豪華ゲストが登壇する。
1. 「幻の光」(1995)
2. 「ワンダフルライフ」(1999)
3. 「DISTANCE」(2001)★
4. 「誰も知らない」(2004)★
5. 「花よりもなほ」(2006)
6. 「歩いても 歩いても」(2008)★
7. 「大丈夫であるように Cocco 終らない旅」(2008)
8. 「空気人形」(2009)★
9. 「奇跡」(2011)★
10. 「ゴーイング マイ ホーム 第 1 話/第 2 話」(2012)
11. 「ゴーイング マイ ホーム 第 3 話/第 4 話」(2012)
12. 「ゴーイング マイ ホーム 第 5 話/第 6 話」(2012)
13. 「ゴーイング マイ ホーム 第 7 話/第 8 話」(2012)
14. 「ゴーイング マイ ホーム 第 9 話/第 10 話」(2012)
15. 「そして父になる」(2013)
16. 「海街 diary」(2015)
17. 「いしぶみ」(2016)
18. 「海よりもまだ深く」(2016)
19. 「三度目の殺人」(2017)
20. 「万引き家族」(2018)
21. 「真実」(2019)
22. 「ベイビー・ブローカー」(2022)
23. 「怪物」(2023)
企画名:映画監督 是枝裕和
(英題:Hirokazu Kore-eda Retrospective)
会期:2026年6月2日(火)-28日(日) ※月曜休館
会場:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(2階)
主催:国立映画アーカイブ、株式会社分福
HP:https://www.nfaj.go.jp/film-program/kore-eda202606 ★5月7日(木)16時公開
問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
チケット:一般1300円、高校・大学生・65 歳以上1100円、小・中学生900円、障害者(付添者は原則1名まで)・キャンパスメンバーズ 800円
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.
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