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「ハリー・ポッター」から25年――トム・フェルトンが悪魔崇拝者に変貌!「ゼイ・ウィル・キル・ユー」独占インタビュー公開

2026年5月6日 12:00

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トム・フェルトン
トム・フェルトン
(C)2026 Warner Bros. Ent. All rights reserved

10歳から俳優活動を始め、「ハリー・ポッター」シリーズでは憎まれっ子のドラコを演じ、天才子役として大ブレイクを果たしたトム・フェルトン。その後「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」「ヒトラーの死体を奪え!」などに出演し、昨年は、父になったドラコを演じたブロードウェイ・デビューも大成功を収めた。

「ハリー・ポッター」から25年――38歳を迎えて大人の俳優として活躍を続けるフェルトンが、次のステップとして選んだ出演作が「ゼイ・ウィル・キル・ユー」(キリル・ソコロフ監督作)だ。同作は、悪魔崇拝者が巣食う高級マンションを舞台に、悪魔の生け贄となるはずだったメイドが繰り広げる死闘を描いたホラーアクション。フェルトンは、生け贄となるメイドに襲いかかる悪魔崇拝者のひとり、金融業で大儲けしたというセレブリティのケビンを演じている。

映画.comでは、フェルトンの独占インタビューを入手。新写真とともに、その内容をお届けしよう。

●悪魔崇拝者のケビンってどんな人物?「秘密情報部(通称:MI6)に合格できなかったジェームズ・ボンドだ」
画像2(C)2026 Warner Bros. Ent. All rights reserved

「脚本を読んで、こんなにも独特な作品は僕のキャリアの中でも珍しいと思った。すぐにZoom越しにキリルと対面し、当初10分間の予定だったのが50分くらい、キリルの映画愛を聞いて大盛り上がりした」と話し始めたフェルトン。脚本の第一印象は、「ジャンルを特定するのが、僕にとってはいちばん難しかった。例えば、歌であれば初めの1分間を聴いただけで、残りがどんな感じになるのか想像がつくでしょ。でも、今回の脚本は、読んでいてコロコロ変わっていった。どんなジャンルだろう。ホラーかな。いや、スリラーかも。むしろサスペンスだ。そんな具合に…」とジャンルの枠を超えて先が読めない展開に魅了されたようだ。

「しかも、脚本にはいろんなテーマが内包されていた。家族の絆、悪魔崇拝のカルトな要素などが脚本に凝縮されて、しかも巧みにまとめてあった。だから僕は首を縦に振るしかなかった」
画像3(C)2026 Warner Bros. Ent. All rights reserved

そしてフェルトンはこう続ける。「ケビンはなかなか不安定な戦士だと思う。僕は、90年代に大儲けした金融プロフェッショナルだと想定した。ロンドン金融街で2年連続トップの地位に居座り続けた男が、さらにビジネスを拡大しようとニューヨークへ行くチャンスに恵まれ、そこで欲が出てしまう。ケビンはそもそも、ちょっと欲深いヤツだと思う」とイメージした。

「自分ではジェームズ・ボンドか何かのつもりでいるけど、そこまで大したことはない。裏設定としては、金融で世界の頂点を極めていたヤツが、あっという間にドン底に落とされて、そこでバージルに行き着いた。そこでパワーを取り戻そうと目論んでいる。要するに僕の中でのケビンは、秘密情報部(通称:MI6)に合格できなかったジェームズ・ボンドだ」
ヘザー・グラハムと作り上げた“奇妙なカップル”の形
画像4(C)2026 Warner Bros. Ent. All rights reserved

ヘザー・グラハムが演じる悪魔崇拝者のシャロンはケビンの相棒だ。

「ケビンとシャロンの関係はいろんな意味で独特で、そのミスマッチがすごくいい。キリルからも早い段階で、ケビンとシャロンの凸凹感が大好きだと聞かされていた。とにかくヘンテコなコンビなんだ。ヘザーとの共演もバツグンに楽しかった。片方にしかない強みを、ふたりの関係性にピタッとハメ込んでいきながら、この奇妙なカップルを作り上げていった」

そして、フェルトンから思わぬ発言が飛び出した。「実はバージルの住民全員のことが不思議と好きなんだ。欠点だらけで、完璧とはほど遠くて、ときにはまったく役に立たないヤツらだけど、そこがおかしくもあり温かくもある。悪魔崇拝者だとはわかっていても、どうしても共感しちゃうんだよ」と微笑んだ。

ザジー・ビーツは「作品のヒーローで、撮影現場でもみんなのヒーローだった」
画像5(C)2026 Warner Bros. Ent. All rights reserved

悪魔崇拝者たちの巣窟“バージル”で、生け贄になるはずのメイドが逆襲を開始、固く閉ざされた死の館からの脱出に挑む。最狂メイドを体現したザジー・ビーツについては、「本当にすごい。作品のヒーローで、撮影現場でもみんなのヒーローだった。あんなに盛りだくさんのことを難なくこなす俳優はほかに見たことがない。しかも彼女はどのシーンにも必ず登場し、どの日も欠かさず撮影が入っていた」と常に現場の最前線で奮闘していたビーツに敬意を表する。

リアルな演技にこだわるソコロフ監督に方針で、「こてんぱんにやっつけられるわ、バージルのいたるところで投げ飛ばされるわ、裸足だし、剣で刺されるし、血だらけになるし、ワイヤーで吊るされるし、痣までできるのに、ザジーはすべて楽々とやってのけた。僕ならとっくに音を上げていたと思う。本当に尊敬する」と敬服しきり。続けて「ただ、プロとして現実的なことを言っちゃうと、かなり笑える現場だった。だって、先週の休みに彼女がどこへ行ったとか、家でどんな料理をするかという話をしていたと思ったら、次の瞬間、そのザジーが誰かの頭をナタでちょん切ってるんだよ。退屈する暇のない職場だった」とエピソードを語ってくれた。

キリル・ソコロフ監督は「まるでお菓子屋さんに来た子どものようだった」 確かに感じた“映画への愛”
画像6(C)2026 Warner Bros. Ent. All rights reserved

ソコロフ監督の現場について話を向けると、「キリルは素晴らしい監督だ。サポートも万全で、おまけに楽しい人」だと前置きし、「まるでお菓子屋さんに来た子どものようだった。いろんなフレーバーのスイーツを掻き集めて、これまで誰も思いつかなかったような驚異のスイーツを作ろうとしている。少年のような元気に満ちあふれ、何に対しても熱くなるし、そこにどんなフレーバーのスイーツが合うのかしっかり把握している。そのフレーバーを思うように出せない時には、みんなと協力してそれを作ろうと頑張る。そんな彼の熱量と興奮、そして映画愛が、キャストとスタッフの多くに火をつけたんだ」と語る。

最後にこぼれ話をひとつ。「監督が僕にくれた参考資料だって知らない事だらけだった。すごく地味なアート系の映画からの引用ばかりで、ググって調べないとよくわからないことが大半だった。そのおかげで僕も燃えたし、映画作りの勉強にもなったんだ」と、ソコロフ監督の映画オタクな一面を紹介してインタビューを締めくくった。


インタビューに合わせて、新たな写真も披露されている。最初の1枚は、小型のマチェーテを手にしたケビンが不敵な微笑みを浮かべているカット。そして、和やかな現場で刃を手に横になったフェルトンがキリル・ソコロフ監督と談笑しているカット。和やかな現場の雰囲気を伝える貴重なメイキングオフショットとなっている。

ゼイ・ウィル・キル・ユー」は、5月8日より全国公開。

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