野村芳太郎監督「砂の器」、伝説的クライマックスの聖地・埼玉会館で上映&トークイベント開催
2026年4月21日 21:00

1974年に封切られた「砂の器」は、松本清張の同名原作を映画化した社会派サスペンス。公開後、半世紀を経てなお、多くのファンを惹きつけてやまない同作のクライマックスで描かれた、東京交響楽団がピアノ協奏曲「宿命」を演奏するシーンのロケ地が埼玉会館だったことから、同館創立100周年記念と銘打ち上映会が企画された。


埼玉会館は、1926(大正15)年に誕生。66(昭和41)年に老巧化によって建て替えられた“2代目”が、「砂の器」のロケ地として使われた。設計は、日本のモダニズム建築の旗手・前川國男が手がけたことでも知られている。

上映会では、日本推理作家協会賞の候補となっている「砂の器 映画の魔性 監督野村芳太郎と松本清張映画」(筑摩書房)の著者で、映画評論家・映画監督の樋口尚文氏によるトークイベント「聖地で語る『砂の器』創造秘話」が行われる。また、映画の余韻を楽しみながら、ロケ地となった大ホールを職員によるミニ解説つきで見学することもできる(上映会の会場は小ホール)。
なお、前売り券は午前の部、午後の部ともに完売しており、当日券が5月9日午前9時30分から埼玉会館小ホール受付で若干数発売される予定だという。

6月24日早朝、国鉄蒲田駅操作場構内で扼殺死体が発見される。身元不明で捜査は難航するが、警視庁の今西刑事(丹波哲郎)と吉村刑事(森田健作)らの懸命な捜査により、蒲田駅付近のバーで被害者と飲んでいた若い男が重要参考人として浮上。ふたりのあいだで、強い東北なまりで交わされた「カメダ」という謎の単語に注目が集まる。東宝へと向かった今西と吉村は、その帰途で音楽家の和賀英良(加藤剛)と出会う……。

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