アレック・ボールドウィン、引退の意向 撮影中の銃暴発事故から4年「もう働きたくない」
2026年4月14日 14:00

2021年に映画の撮影現場で銃の暴発事故を起こし、撮影監督が亡くなった俳優アレック・ボールドウィンが、引退の意向を明かした。ボルダー国際映画祭で収録されたポッドキャストでのことだ。
ボールドウィンは、40年以上にわたってハリウッドの一線にいた俳優だ。マーティン・スコセッシ監督の「ディパーテッド」(2006)ではアカデミー賞作品賞を受賞したキャストの一員だった。テレビではコメディ「30 ROCK/サーティー・ロック」でエミー賞を3度受賞し、アメリカの国民的バラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」には歴代最多の17回出演、2010年にはアカデミー賞授賞式の司会も務めている。
そのキャリアが一変したのが、2021年の事故だった。「ラスト(原題)」の撮影中、安全確認済みとされた銃に実弾が装填されており、暴発でハッチンズが死亡、ジョエル・ソウザ監督が負傷した。ボールドウィンは過失致死で起訴されたが、検察側の証拠隠しが発覚し、2024年に公判3日目で全面棄却となった。法的には無罪だが、代償は深刻だったという。
事故から3年半、ボールドウィンはほとんど仕事をせず、自宅で子どもたちと過ごしていたという。インタビューの途中、妻のヒラリアにビデオ通話をかけ、会場の観客の前でこう伝えた。
ボールドウィンが映画祭に出演したのは、事件と裁判の経緯を追ったドキュメンタリー「ザ・トライアル・オブ・アレック・ボールドウィン(原題)」の上映に合わせてのことだ。「サイゴン陥落 緊迫の脱出」(2014)のロリー・ケネディ監督が手がけた。
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