ソン・ソックが“癒しの薬剤師”を好演! 「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」監督が語る“自らオファーした理由”とは
2026年4月13日 15:00

ソウルの芸術団を舞台に“母を失くした女子高生”と“完璧主義の先生”の共同生活による心の交流を描いた感動作「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」(公開中)の新たな本編映像が、このほど公開された。
本作は、韓国で初めて、第74回ベルリン国際映画祭「Generation Kplus」部門の最優秀作品賞にあたる「クリスタル・ベア賞」を受賞した作品。「ソウォン 願い」で映画デビューを飾ったイ・レが不運な状況に置かれながらも自分の人生を前向きに捉える高校生イニョンを演じ、ベテラン俳優チン・ソヨンがイニョンが所属するソウル国際芸術団の舞踊学科で“魔女”と呼ばれる完璧主義かつ冷徹な先生ソラ役として参加している。

映像は、主人公イニョン(イ・レ)が通う薬局のベンチで、薬剤師ドンウク(ソン・ソック)と並んで座りながら会話をする印象的なシーンをとらえたもの。いつも笑顔を絶やさず、明るい雰囲気を纏うイニョンだが、芸術団の団員からの心無い嫌がらせについに笑顔をなくしてしまう。ドンウクは「今までこの薬を飲んだ子はみんな笑った。俺もたまに」と語りかけながら、ユニコーンの絵が描かれたお菓子を差し出す。
しかし、そのお菓子を見つめながら黙り込んだままのイニョン。ドンウクが「気に入らない?」と心配そうに見つめると、彼女の瞳から大きな涙があふれ出す。怒り交じりに「どうしてこのタイミングに…。小さい頃、具合が悪いとママもこれをくれた」と、亡き母との記憶を思い出し、「勝手に分かったフリしないで!おじさんがこれをくれるからママを思い出しちゃった」とドンウクに悲しさをぶつける。「最後の日も“ごめんね”って言えなかった」と、抑えていた感情と後悔があふれ出し、声を上げて号泣するイニョン。そんなイニョンの隣で、ドンウクは何も言わず、ただ静かに寄り添い続ける。優しいまなざしでイニョンを見守る姿が感動的なワンシーンとなっている。

韓国を代表するカメレオン俳優ソン・ソックは、ドラマ「私の解放日誌」「恋愛体質 30歳になれば大丈夫」、映画「犯罪都市 THE ROUNDUP」などで一躍注目を集め、リアリティあふれる演技と唯一無二の存在感で高い人気を得ている。本作では、主人公イニョンに寄り添う薬剤師ドンウクを演じ、その静かな優しさで観客の心を温かく包み込んでいる。
キム・ヘヨン監督はドンウクというキャラクターが生まれた経緯について、「些細な問題で近所の薬局によく通っていましたが、ふと本当の癒しは“心の薬”だという思いが浮かびました。ドンウクがイニョンに与える本当の薬は、“笑い”と“待つこと”、そして“慰め”だと思います」と自身の経験からできたものであることを明かした。
またドンウクという人物は、キム・ヘヨン監督が考える子どもにとっての“理想の大人”を投影している。
そんなドンウク役にソン・ソックを薦めたのはキム・ヘヨン監督で、なんと自ら電話でオファーしている。ソン・ソックの演技については、「独特のリズム感を持っていて、限りなく幼稚にもなれるし、ウィットに富んだ演技もできる素晴らしい俳優です。多様な姿を持っている彼ならこの役にぴったりだと思いました」と語っている。
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