長谷川和彦監督の特集上映「ゴジと呼ばれた男」3/26~新文芸坐で開催! インタビュー作品「『青春の殺人者』という事件の現場」を劇場初公開
2026年3月18日 12:00

1月31日に死去した長谷川和彦監督の特集上映「ゴジと呼ばれた男 長谷川和彦の凄み」が、東京・新文芸坐で3月26日から4月7日まで開催されることが明らかになった。生涯に遺した2本の監督作「青春の殺人者」「太陽を盗んだ男」のほか、監督デビュー前に脚本を提供した「青春の蹉跌」と「宵待草」、さらに映画評論家で監督の樋口尚文氏が総監督を務めたロングインタビュー作品「『青春の殺人者』という事件の現場」が上映される。

“ゴジ”の愛称で親しまれ、長きにわたり次回作を待望されながら実現することなく旅立った長谷川監督の傑作群を、劇場でまとめて鑑賞することのできるまたとない機会だ。なかでも、「『青春の殺人者』という事件の現場」は、2014年に「青春の殺人者」撮影監督・鈴木達夫氏の監修を経た史上最良のマスターでブルーレイ化&再DVD化され、発売された際の特典映像として制作されたもの。
1976年の封切り初日、ATG専門館・日劇文化劇場で「青春の殺人者」を鑑賞した当時中学2年生だった樋口氏は、大きな衝撃を受けたという。当時、「ここまで無様なアンチヒーローを描いた映画はなかったので、感動を通過して衝撃を受けた」と、かつて映画.comの取材に答えている。

そして、「敗北的な感覚が僕らの世代の映画だなと思いました。ニヒルで優しいし。どんなシナリオなんだろうと思って読んでみたら、大事な箇所が本編と全然違う」ことに気付く。インタビューでは、脚本を手掛けた田村孟氏との創造的相克についても触れられており、見逃すことができない。
また、「長谷川和彦はトロツキストか?」を皮切りに、興味深い見出しが幾つも躍る。「『卓のチョンチョン』で監督デビュー?」「ATGらしくないATG映画を」「タイトルはこうして生まれた」「今村昌平とケンカする」「相米慎二は杉田二郎?」「ゴダイゴが現場で説得」などと続くなかで、「セットをまるごと燃やしたい」「無許可ゲリラ撮影が大好物」のくだりでは、今作と「太陽を盗んだ男」撮影時にプロデューサーや製作担当が何人も逮捕された様子を生き生きとした面持ちで語っている。また、水谷豊、ヒロイン・ケイ子役で撮影当時は17歳だった原田美枝子とのその後の交流にも触れている珠玉の83分になっている。
(C)1976 今村プロ/東宝
(C)1979 東宝/フィルムリンク・インターナショナルなお、「『青春の殺人者』という事件の現場」の上映時、トークショーが行われる。4月4日の上映後には室井滋と樋口氏、4月7日の上映後には樋口氏の登壇が予定されている。
(C)1976 今村プロ/東宝
(C)1976 今村プロ/東宝
(C)1979 東宝/フィルムリンク・インターナショナル
(C)1979 東宝/フィルムリンク・インターナショナル
(C)1974 TOHO CO., LTD.
(C)1974 TOHO CO., LTD.
(C)日活
(C)日活
(C)日活2026年3月26日(木)~4月7日(火)
新文芸坐(https://www.shin-bungeiza.com/schedule#d2026-03-26-1)
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