安田章大が企画から参加、のんとダブル主演「平行と垂直」公開決定 メイキング写真も披露
2026年2月13日 07:00

安田章大とのんがダブル主演を務め、小林聖太郎監督がメガホンをとった「平行と垂直」が8月28日に公開されることが決定。あわせて、メイキング写真とコメントが公開された。
本作は、“いま”を一生懸命生きる障がいのある兄と結婚を控える妹を描く、心あたたまるヒューマンドラマ。兄の大貴(安田)は自閉スペクトラム症。現在は清掃の仕事に就き、周囲のサポートを受けながら自立した生活を送っている。妹の希(のん)は、カウンセラーとして働きながら兄を支えて生きてきた。ふたりの生活は変わることなく続くと思っていたが、希の結婚話をきっかけに、お互いのこれからに向き合うことになる。それは、ふたりのこれまでに向き合うことでもあった――。
安田章大(SUPER EIGHT)が、劇団ふくふくやを主宰し女優としても活躍する山野海のオリジナル脚本に感銘を受けて、旧知の佐藤現プロデューサーに「これを映画化できないだろうか?」と持ち込んだことから企画が始動。そこに企画に共鳴した小林聖太郎監督も加わり、自閉スペクトラム症(ASD)の専門家に監修を仰ぎながら約2年をかけて脚本を練り、企画の実現にこぎつけた。
また、安田はASDの役を演じるにあたり、幾度となく専門家のレクチャーを受け、ASDなどの特性をもつ人が通う教育機関を訪れて生徒と交流を持つなどして理解を深め、真摯に役作りに向き合った。
一方、カウンセラーとして働きながら兄を支える妹・希役を演じるのんも、本作の脚本に感銘を受けて、希役のオファーを快諾。実際に障がいのあるきょうだいを持つカウンセラーから話を聞く機会を持つなど、こちらも誠実に役作りに取り組んだ。
さらに、本作の舞台となった大阪府堺市出身で、これまで最年少受賞を含む3度の日本アカデミー賞音楽賞優秀賞を受賞している作曲家・富貴晴美が音楽を手掛け、ぬくもりある音色で物語を彩る。
そして、中江裕司、行定勲、井筒和幸、森崎東、根岸吉太郎など、多くの監督のもとで経験を積み、監督デビュー作「かぞくのひけつ」で第47回日本映画監督協会新人賞、新藤兼人賞を受賞し、「毎日かあさん」「マエストロ!」など心あたたまる作品を生み続ける小林監督が地元・大阪を舞台に、兄と妹の感動の絆の物語を完成させた。安田、のん、小林監督のコメントは下記の通り。

自閉症の大貴と定型発達の希、
そんな兄妹の微々たる成長物語であり
その2人と関わる人々が心に棲まわせる寛大、辛辣、
はたまた無関心というあらゆる本音たちと共に生きていく物語です。
人は必死に生きていこうとすればする程
沢山の否定と肯定、そして無視に出逢います。
ただ病名が付いていて診断されただけで、
定型発達の方の中には変わった表現者もいて、
自閉症の方の中にも何ら変わりない表現者もいる。
どんな人も伝えたいことをしっかり思考を巡らせ持っていて
何より気持ちが動いている。
ただ、表現することや伝達することが不得手なだけ。
少し時間がかかってしまったりするだけ。
“普通は〜...”
いったい誰が定めた普通なのでしょうか。
“誰かが言う普通は、とある誰かにとっては異常”
“誰かが言う異常は、とある誰かにとっては普通”
しかし、
それ以上に大事にする必要があることは
“自分の中にはまだ存在してくれてなかった言動に対する受動力”
です。
すると、新たな存在の種が芽生えます。
そして繋がり合えた同志は確実に世界が和みます。
その1つ1つが大きな気付きを世界に産み落とします。
僕たちって急な成長を望みたがるし、望まれます。
誰だってアゴあげ息切らして必死に息吸って吐いて懸命に生きてます。
だけど生きる速度は “人、それぞれ”。
生まれ落ち方が少しずつ違っただけで。
なのに、偏見という名の"安心材料になる普通"で判断しがちに感じています。
また日が明けてまたしても今日。
僕たちは毎日微々たる成長しかないかもしれないけれど
誰かが誰かにおもいやりを持って生きてくれるだけで
どれだけ心強くあったかくて、泣けてくるか。

参加できて、本当に嬉しく思います。
社会に溶け込んで生きていく上で何を頼りに自分を支えるのか。希は、何を支えにしているのか。
安田さんには感謝の気持ちでいっぱいです。大貴が素晴らしくて、毎日感動していました。安田さんのおかげで、希としてカメラの前に立てた気がします。
たくさんの方にこの物語が届きますように。
プロデューサーの佐藤現さんとの4人で初顔合わせの日、
いつの間にか其々の生い立ちや心の内を吐き出しあったあの時間が、
その後のホン作りの核になったと思います。
人生にめったに訪れない不思議で豊かな時間でした。
人の善性を「偽善」だと大声で糾弾する「ホンネ」の荒波に呑まれるがままに
「(経済的に)役立つものにしか存在意義はない」と嘯(うそぶ)くのはもう沢山です。
葛藤を抱えたり小競り合いを繰り返しながらも共に歩むことができるよう、
この作品がその一助となればこの上ない幸せです。
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