「黒の牛」蔦哲一朗監督による伝説のデビュー作「祖谷物語 おくのひと」が12年ぶりにフィルム上映決定!
2026年1月18日 09:00

蔦哲一朗監督の劇場デビュー作「祖谷物語 おくのひと」が12年ぶりに35ミリフィルムで、1月31日から新宿 K’s cinemaでリバイバル上映されることが決定した(1週間限定・連日10時スタート)。
日本最後の桃源郷と言われる「祖谷(いや)」を舞台に、春夏秋冬の移りゆく自然とそこで暮らす人々を映し出した本作は、2013年の東京国際映画祭を皮切りに話題となり、世界各国の映画祭に出品。英国映画協会(BFI)が選ぶ「1925年から現在までの⽇本映画ベスト」にて、小津安二郎監督の「東京物語」(1954)や黒澤明監督の「七人の侍」(1955)と並び、2013年のベスト・ジャパニーズ・フィルムに選出された。
(c)2012 ニコニコフィルム All Rights Reserved.主演には、映画「ハイキック・ガール」で注目を集め、近年は「ワカコ酒」など幅広く活躍の場を広げている武田梨奈。また、映画「国宝」での演技が話題となり、昨年の文化功労者にも選ばれた田中泯や、映画「キャタピラー」「さよなら渓谷」で存在感のある演技が記憶に残る大西信満のほか、森岡龍 、河瀨直美といった実力派が脇を固めている。蔦監督は、甲子園で一世風靡した徳島の池田高校野球部の故・蔦文也監督の孫で、当時29歳で本作を完成させた。

人里離れた山奥でひっそりと暮らしていたお爺(田中)と春菜(武田)の生活に変化が訪れる。日本最後の秘境と言われる「祖谷(いや)」にも、トンネルの開通を機に、文明の波が押し寄せ、自然界とのバランスが失われようとしていたのだ。そんななか、東京から来た青年(大西)は、お爺と春菜に出会う。電気もガスもないふたりの生活は青年の心をゆっくりと癒し、次第にある思いが芽生えていくのだった…。

なお、蔦監督の長編第2作「黒の牛」が1月23日から公開される。禅に伝わる悟りまでの道程を十枚の牛の絵で表した「十牛図」から着想を得て、全編フィルム撮影にこだわり8年の歳月をかけて完成させた。主演はツァイ・ミンリャン監督作品で知られるリー・カンション、田中泯が禅僧を演じ、音楽は生前参加を表明していた坂本龍一の楽曲を使用。撮影も長編劇映画では日本初となる70ミリフィルムを一部使用している。

(c)2012 ニコニコフィルム All Rights Reserved.
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