ある日、ピナは尋ねた…

劇場公開日:2026年8月1日

解説・あらすじ

「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」などのシャンタル・アケルマン監督が、コンテンポラリーダンスの巨匠ピナ・バウシュ率いるヴッパタール舞踊団をとらえたドキュメンタリー。

ドイツ表現主義舞踊の流れをくみ、ダンスと演劇を融合した「タンツテアター」を現代に確立したピナ・バウシュ。彼女が芸術監督・振付を務めるヴッパタール舞踊団の欧州ツアーにアケルマン監督が同行し、「コンタクトホーフ」「カーネーション」といったバウシュの代表作の断片とともに、リハーサル時のダンサーたちの身体の躍動や息遣い、舞台裏の何気ない時間を映し出す。説明的な手法を最小限におさえ、アケルマン監督の特徴である静謐な固定カメラと長回しを中心に構成。

タイトルの「ある日、ピナは尋ねた…」は、バウシュがダンサーに個人的な質問や課題を与え、そこから動きを引き出していく独自の振付手法に由来する。日本では、特集上映企画「パフォーマンス・アート:身体と空間をめぐる映画祭」(2026年8月1日~、ユーロスペースほか全国順次公開)にて劇場初公開。

1983年製作/58分/フランス
原題または英題:Un jour Pina a demandé...
配給:トレノバ
劇場公開日:2026年8月1日

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映画レビュー

4.0 ピナの作品が観たくなった

2025年10月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

今作が不完全であることは、監督自身が映画の冒頭に述べている。ピナの舞台に優れた長編映画のような充実があることはこの映画を観れば感じ取ることができる。一方でそういう充実感はこのドキュメンタリーからは直接感じ取ることができなかった。
しかし、本作はピナのための作品であるため、そのような充実感ははなから求められていない。ピナの舞台の断片からその全体を想起させることがアケルマンの狙いであり、それは果たされていた。
今作において徹底されていたのはピナの舞台の要素を抽象化して整理し、動きのイメージを並べてみせたこと。 アケルマンによって再編集されたピナの舞台はゴダールの『イメージの本』のような説明臭さすらあった。
動きの反復を繰り返すことによって、可笑しさや、恐ろしさを描く点で『ジャンヌ・ディエルマン』的なところがあるなと感じた。

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悠

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