幻愛 夢の向こうに

劇場公開日:2026年2月20日

解説・あらすじ

「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」のテレンス・ラウとセシリア・チョイが共演し、現実と幻の境界をさまよう男女の切ない愛を描いたラブストーリー。

小学校教師のレイ・ジーロックは、統合失調症を患いながらも、どうにか日常生活を送っていた。彼は偶然出会った女性ヤンヤンに一目ぼれし、仲を深めていくが、自身の病について打ち明けることができない。その間に症状は悪化していき、やがてヤンヤンそのものがジーロックの幻覚だったことが判明。ジーロックは治療のためのセラピーの場で、ヤンヤンに瓜二つの女性イップ・ラムと出会う。彼女は心理学を専攻する大学院生で、統合失調症の症状のひとつである「恋愛妄想」を研究していた。理想的な研究対象であるロックに論文執筆の協力を依頼するラムだったが、いつしか2人は研究者と患者の立場を超える感情を抱くようになる。

監督は「十年」「時代革命」のキウィ・チョウ。統合失調症に苦しみながらも愛を求めようとする青年ジーロックをテレンス・ラウ、彼が恋に落ちるヤンヤンとラムをセシリア・チョイが演じ、第26回香港電影評論學會大奨で最優秀男優賞と最優秀女優賞をそれぞれ受賞した。

2020年製作/119分/G/香港
原題または英題:幻愛 Beyond the Dream
配給:ツイン
劇場公開日:2026年2月20日

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映画レビュー

3.5 愛とは何かを問い続ける、残酷で静かな物語

2026年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

この映画は、精神障害というフィルターを通して「愛とは何か」を問いかけてくる作品だと思った。
ただしテーマ自体は興味深いものの、病理と人格、恋愛と依存の境界が曖昧なまま進むため、倫理的な掘り下げはやや物足りなく感じた。相手をどこまで理解しているのか、あるいは誤認しているのかという核心部分が最後まで明確にならない。

作中では主人公を窃視するようなカットや、二人の関係が盗撮映像によって暴かれる展開がある。これは「見ること」と「誤認」の問題を示しているのだろうが、物語全体のテーマとしてはもう一歩踏み込んでほしかったという印象もある。

一方で主演俳優の演技は素晴らしい。特に男性の空虚さややりきれなさ、どこか底知れない絶望感は終始画面から伝わってきて、作品全体に重い余韻を残す。

ヒロインについては、派手な美貌というよりも透明感と気品が印象的だった。薄化粧と所作の静けさから、どこか高貴な雰囲気が漂っている。決して近寄りがたい高貴さではなく、思わず近づきたくなるような品のある佇まいで、それがこの作品の魅力の一つになっていると思う。

ラストについては、現実なのか、ある種の夢なのか解釈が分かれるだろう。愛とは誤認や幻想を含むものだとしても、それを自覚しながら関係を成熟させていけるのか——そんな問いを観客に残す作品だった。

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時計坂の上から

2.5 二人の妄想がかみ合ったらただの普通の恋愛じゃない?

2026年3月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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KaMi

3.5 理想に近く素晴らしいけれど触れることの出来ない女性と、現実の自分を認めてくれて触れ合うことの出来る女性。どちらと共にありたいですか?この作品に、そう問いかけられているような気がします。

2026年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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もりのいぶき

3.0 「こんなカウンセラーは嫌だ」

2026年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

という大喜利が途中から始まったのかと思いました。
恋愛映画は好きなジャンルなのですが、己の倫理観が邪魔をしてどうしても入り込めず……
こんな恋愛絶対破綻するからやめておけ!ハッピーエンドになるな!とここまで主人公サイドに肩入れできない映画もなかなか無かったです。
「過去にどれだけ男がいてもいい」って言う男って結局後からごちゃごちゃ言うのよ。
担当教授がずっと正しいことを言っていた。

階段や建物をアシンメトリー構図で映すカットや、主人公ロックを目で追うようなカメラワークが印象的だったのですが、
それらの意図はあまりよく分からず、効果的には感じられませんでした。
夢の中みたいな雰囲気にしたかったのかな。

これは私の好みですが……
冒頭の統合失調症の女性を通行人が囲んで嘲笑する場面もそんなわけなさすぎて、露悪的すぎるだろと。
リアルだったら見て見ぬ振りしてスルーする人が多そう。

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よもぎうどん