響け!情熱のムリダンガムのレビュー・感想・評価
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面白かったけれど爆発力不足
ムリダンガムという楽器を知れたことは良かった。伝統音楽、伝統楽器など、伝統的なものが失われつつあるのはどこでも同じなのだな。それは民衆に求められていないからだけでなく、商売として成り立たなく成りつつあることも関係している。
ムリダンガム職人の息子である主人公ピーターは天啓を受けたかのようにムリダンガムの演奏に魅了される。
今までもムリダンガムには触れ合ってきたし、なんならまだ上手くはないが作ることもできたのに、それまでムリダンガムに興味を示さなかったのは面白い。
音楽自体には興味があったわけだし、古臭いものは興味なしって感じだったのだろうか。演奏に目覚めてからの行動力は凄まじい。
インドの伝統的なものの中にはカーストもある。法的にはもう失われているが、近年のインド映画を観ていてもちょこちょこカースト絡みのやりとりが挟まれることがあるので、根強く生きていると考えていいだろう。
この作品の主人公も具体的な階級は分からないけれど、そのせいで門前払いを食うわけだ。
伝統的なもの、この作品の中ではムリダンガムと、その演奏ということになるが、それら良いものを生き残らせるためには、良くない伝統的なものを排除し、少しだけアップデートしなければならない。そんなテーマの作品だったかと思う。
面白く観たし、インド映画らしいストーリーテリングで観やすかったけれど、インド映画らしいかというとそうでもなくて、何か少々求めていたものと違うなという感覚はある。
単純に物足りなかったのだろう。邦題にあるような情熱は少し足りなかった。インド映画には非常識なほどの爆発力を求めている。
インドの郷土芸能?の件
インド版🎦クロスロード⇒2026年8月12日23時57分再見(日本での配信最終リミット)
完璧。頭脳警察。🎦二人だけの白い雪でもある。この作品を3つの作品から解析を試みたい。ひとつは🎦セッションである。この映画は才能とは狂気とのぶつかり合いの先にしか手に入らない大きな宝物であることを示してみせた。🎦クロスロードもしかり。悪魔に魂を売らなければ真の才能は手に入らぬことをその物語の下敷きにしている。しかし🎦クロスロードでは最後に悪魔の使いをその恵まれた才能と技術で打ち負かし真の才能を獲得すると言うカタルシスがある。一方で🎦響け!情熱のムリダンガムでは同じパーカッション(打楽器奏者)物語だが師事した師は極めて良き理解者として若者を導いている。良き理解者としての師の存在、目標に覚醒を促す恋人の存在・・同じ音楽的才能に覚醒する物語だが随分このムリダンガムは豊かで多くのカタルシスをもたらしてくれる。構造として🎦二人だけの白い雪に近いものを感じた。🎦二人だけの白い雪は所謂B級映画ではあるが道楽で大学に通っている金持ちのボンボンが、ふとしたきっかけで一人南極の観測所でペンギンの生態観察に従事することになる。そこで多くのペンギンたちの生態に触れ自らの生きざまの甘さを悟り大きく成長して恋人の元に戻ると言うビルドゥングスロマンだ。とても好きなカタルシスパターンであり、本作品も主人公は決して裕福ではないが、太鼓職人の父とその良き評価者である太鼓奏者である師、また自分のやりたいことがまだ見つけられずにいる若者に現実的な夢と目標を与えるGFの存在。そして最後にはその才能を開花させた演奏のパフォーマンスの醍醐味が味わえるのがこれらの作品の最大のクライマックスであるが、個人的にはその演奏の凄さに頭脳警察の伝説の野外ライブでのパーカッショニスト、石塚俊明のソロパフォーマンスを思い出した。本作品は主人公の豊かな音楽性とその才能の豊かさにさらに目覚めるためのロードムービー型のカタルシス満載のビルドゥングスロマンである。万民が歓喜の渦にその身をゆだねること請け合いの傑作である。
【2026年8月12日再見:国内配信最終日】
最初の視聴ではそこまで気が回らなかった随所に散りばめられたカーストの問題、ヒンズー教における女性差別の断片が小骨のように散りばめられており、加えて伝統文化継承における階級差別など縦糸にも横糸にも交錯したタペスリーのような社会をピーターは伝統打楽器一個で神より降り給えしリズムの息吹を、音に音階とリズムを与え、性差も、階級差も、差別格差も国境も超えて最もプリミティブな共通言語へと昇華させて行く、まさにその様は今起こっているであろうインドと言う国の中のダイナミズムを象徴しているかのようなオルタナティブなエナジーが渦巻いているようである。この作品がこれにて見納めとは何とも寂しいし、沈みゆく我が国の新しきエネルギー注入の為にもこの作品が今後も上映、配信されるべく努力をあきらめてはいけないのではと強く感じたものである。近いうちに今度は劇場で再見したいものである。
カースト制度いくない
見てよかったなぁ。
カースト制度めぇ、、
やはりタミル語映画は、現代の在り方に異を唱える映画多いね。
インドの問題が知れる。
マイラブマイリスペクトしてるインド映画批評サイトにあるように、確かに、恋愛のラストを描いてほしかったね。
■友達にオススメする?
うーん、本当に良かったんだけど、かなりのインド映画好きじゃないとオススメできないなぁ。
インド行きたい、みたいな子がおったらオススメするかもせん。
■友達に「見た方がいい?」って聞かれたら?
せやな、うん、見た方がいい映画ではあるよ、って言う。
■もう一度見たい?
んーー、もうちょっと、せやな、2,3年後に見たいかも。
■見てよかった?
それはそうね!!
ムリガンダム
って、いっつも打っちゃう。ガンダムちゃうねん、ダンガムやねん
世界がリズム!——身分の壁を超えて「流れ続ける川」となる音楽の美しさ
想像と期待を遥かに超えた、南インドの両面太鼓を巡る壮大な物語でした!
冒頭から歌と踊りモリモリで、カースト、貧困、差別、嫉妬、恋愛など、様々な現実が主人公に襲いかかる超王道のマサラムービー。
しかし、それら全てを「音楽への情熱」だけで突破していく展開は、インド音楽ファンにはたまりません。
特に後半、主人公ピーターが「自分のリズム」を探しにインド国内を旅するシーンが最高です。
ラージャスターンの民俗音楽やマニプルの太鼓踊り(プン・チョロム)、ケーララの激しい打楽器など、インド各地の多様な音を文字通り全身で学ぶ姿には鳥肌が立ちました。
また、楽器職人(身分が低いとされる層)は、楽器の演奏が認められない・・・という厳しい現実を、この映画で初めて知りました。
劇中の対照的な2つの言葉が深く心に刺さっています。
・職人が語る「楽器作りには謙虚さと忍耐が必要」
・人間国宝の師匠が語る「音楽は井戸ではない。止まらず流れ続ける川、やがて音楽の海に…」
身分や伝統の壁を超えて響き合う、音楽の普遍的な力を象徴する名言に、深く心を揺さぶられました。
映画を観ている間、まるで自分もインドにいるような心地よい錯覚に陥る大傑作でした!
神業演奏にウットリ
美しいインド映画
伝統と情熱との相克を描いた傑作!
ムリダンガム、全く知らなかったが、インドの伝統的な打楽器とのこと。
面白いのは、弾ける資格のある人が限られているということだ。大衆的な楽器ではない。日本でいう雅楽?の楽器みたいなものだろうか?
そこにインドの身分制度が絡んでくることで、この物語はたいへん奥深いものになっている。
主人公はどうやら差別されている階層の出で、ムリダンガムを作る職人の息子でありながら、それを人前で演奏することは許されていない。
しかし、主人公は持ち前の熱い気持ちと誠実さでその壁を乗り越えていこうとする。
インド社会の複雑さを全く理解していなかった自分のような人間には、それ自体がとても興味深い筋書きで、生活のさまざまな場面で差別に直面する主人公のような人たちがいることに、感じいるものがあった。
しかも、主人公が憧れるムリダンガムは、自分が差別されることになった、その同じ伝統と歴史が育んできたものではないか。その両者の相克と解放を、深刻になりすぎずあくまでライトに描いているところが、この映画の素晴らしさだと思う。
普段あんまりインド映画見ないのだけど、インド自体に俄然興味が湧いたのも、この映画を観てよかったところです。
(余談)
主人公とヒロインを結びつける場面には「血液」と「水」が出てくる。
出会いのきっかけは、主人公の流血騒ぎで、ヒロインの女性は血まみれになった主人公の頭を縫う。
二人が再会するきっかけも、献血。
また、初めてキスする直前の場面では、頭を冷やせと言われて、主人公は水をかけられる。
劇中でムリダンガムの作り方が語られるシーンがあるが、3種類の動物の皮と、木の根元の幹が材料らしい。
動物の皮が必要ということは、そこでは必ず「血」が流れているはずで、木を育てるには「水」がいる。
偶然かもしれないが、まるで一緒にムリダンガムを作り上げるように、二人が結ばれていくようにも思えて、ますます面白かったです。
打楽器のリズムはどこからでも学べる
インドのムリダンガム職人の父を持つ息子のピーターは、父が作ったムリダンガムを名人が演奏するのを見たことから、自分も奏者になりたいと思った。その名人にやっとの思いで弟子入りし、稽古を続けてたピーターは、師匠と弟子の関係、伝統を重んじることによる軋轢、など様々な困難にぶつかりながらも、ムリダンガムのリズムに魅せられていった。また、好きになった看護師との進展もあり、さてどうなる、という話。
最近のインド映画は面白い作品が多かったが、本作は平凡だった。
歌やダンスも平凡だったし、ストーリーも敵役があれじゃ盛り上がらない。
ヒロインもイマイチ美人というほどでもなかったし。
ムリダンガム という太鼓のような楽器がある事を知れたのは良かった。
ヘイ、ジャーマンシェパード
爽やかな新風と、力強い希望
インドで奮闘するカースト差別女性差別を受ける女性たちがジャーナリストとなり奮闘する、
燃え上がる女性記者たち と同じ時期に見られたことに興奮を覚える。
カースト制度と貧富の差、謂れ無い差別と蔑み、
それに絡んで主人公一家はキリスト教徒、なぜキリスト教徒か。故郷に帰ればチャイ屋には下層カーストであるからわざわざ汚いプラスチックのコップにチャイを入れ替えて渡される、カーストの理不尽からの改宗であろう。
女性の自立、この映画のヒロインは富裕層のお嬢様女子大生でない、看護師、ドイツでの勉強を夢見て働きながらドイツ語学校に通う自立した女性。それに絡めてか、堂々の恋愛による婚前交渉なども、おおっと思う。新しいインド若々しく自由を追求するインド。
タミル映画界隈のファンダム事情その活動も垣間見られて面白い。
メインテーマの伝統音楽ここでもカースト宗教による独占や差別、かたやテレビ局は儲かればなんでもやる。、や、伝統と革新後継者業界利権、さまざまなインド各地の少数民族の音楽リズムダンス文化も、こんなに多様なと圧倒される。
打楽器の音の響きの良さ! 伝統的な楽器でありながら今でも大活躍なの...
良いです
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