名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)

劇場公開日:2016年4月16日

名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)

解説・あらすじ

人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版20作目。原作でもいまだ明かされることのない「黒の組織」の内部に迫る物語が描かれる。ある夜、スパイが日本警察に侵入し、安室透率いる公安が駆け付け、車で逃走を図ったスパイと安室たちによるデッドヒートが繰り広げられる。一般車両を巻き込んだ大惨事になるかと思われたその瞬間、FBI赤井秀一のライフル弾によってスパイの車は撃ち抜かれ、道路の下へと転落していった。翌日、水族館へ遊びにきていたコナンは、ケガをして独りたたずむ女性を発見する。自分の名前もわからないほど記憶をなくしていた彼女は、「オッドアイ」と呼ばれる、左右の瞳の虹彩色が異なる目の持ち主だった。彼女の記憶が戻る手助けをすることにしたコナンたち。しかし、その一部始終を「黒の組織」のベルモットが監視していた。

2016年製作/112分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2016年4月16日

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(C)2016 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

映画レビュー

3.5 黒の組織が絡むと面白い

2024年10月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

知的

U-NEXTで鑑賞。
黒の組織が映画で絡むと全体的にシリアスになるためか、緊迫感が強くなっているように感じました。

記憶喪失になった女性(名前なんだっけ…)と少年探偵団との交流シーンはどこか穏やかな雰囲気になっていました。

勿論、カーチェイスや観覧車で繰り広げられるアクションも豊富で、安室さんと赤井さんの2人がコナンと手を組んでピンチを乗り越える場面は興奮が止まらなかったです。

黒鉄の魚影でもそのテイストは表れていましたが、黒の組織が再び劇場版に登場したときは、もっとハラハラする展開になることを期待したいです!

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Ken@

4.0 面白かったです😊

2026年5月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

今の映画より数倍面白かったです
流石名探偵です

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ろくさん

4.5 備忘録ついで⑳/コナン史上最高のバトルアクション

2026年5月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

悲しい

ドキドキ

黒の組織と潜入捜査官が対立するバトルアクション。
黒の組織絡みでFBIが登場したのは本作が初。
またバーボンの潜入元である公安が劇場に登場したのも初めて。
初登場キャラは、安室透(降谷零)、風見、本堂瑛海(水無玲奈)、現行の時間軸では赤井秀一も初登場。またエンドクレジット表記、明確な描写も無いが、変声機越しの声でラムも初登場。回想のみ、台詞無しだが松田も初。
13作品目に続き、劇場オリジナルキャラとして黒の組織のネームドが登場した。敵幹部であるラムの側近と言う役柄の為、今後この設定が活きる可能性はある。
1、14、16作品目に続き、メインの事件で殺人が発生しない映画。しかし本作はキーキャラクターのキュラソーが死亡した。
前作の葵が含まれるかは微妙だが、本作から22作を除く25作目まで、サブタイトルに色が含まれている。
またこちらも考え方次第だが、18作品目から引き続きゲスト声優が犯人?である。
本作から応援上映が実施された。

〜ここから感想〜
良かったポイント
黒の組織、FBI、公安の三つ巴接戦が描かれた、スペクタクルな良作。オリキャラのキュラソーと探偵団の絡みも良い。

悪かったポイント
安室の私怨が恐ろしく、ひたすら無能さをひけらかしていた。彼がいなければ、もう少し被害が抑えられていた気もする。
あと、安室程では無いが、赤井さんも黒の組織に顔晒しすぎ。あなたの生存がバレたら水無玲奈がヤバいから沖矢昴として生活してるんじゃないんですか?

謎解きをほっぽり出して、完全なアクションに舵を切ったバトルアクションムービー。
犯人は誰か?ではなく、この女性は誰か?と言う部分で謎解き出来なくもないが、灰原が反応した時点で大体それが答えだし、ホントにここまでアクション全振りなのは珍しい。
あと、初代ガンダムをイメージしたであろう赤井vs安室のバトルは、見ていて辛かった(二人が争うなんて!ではなく、今それどころじゃなくね?馬鹿なんじゃない?の方)
狩る相手を見誤りまくった馬鹿な男のせいで、キュラソーが死んだまである。

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だい

4.0 【83.3】名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア) 映画レビュー

2026年4月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

劇場版シリーズ第20弾という記念碑的な節目に、これほどまで冷徹な美学と過剰なまでの熱量が同居した作品が誕生したことは、アニメーション映画史におけるひとつの到達点と評して差し支えない。名探偵コナン 純黒の悪夢は、それまでのミステリー主体の作風から一線を画し、純然たるスパイ・アクション・ノワールへとその舵を大きく切った。本作が提示したのは、記憶を失った1人の女性を巡る悲劇的な叙事詩であり、同時に巨大な悪の組織との宿命的な対決を描く、極めて映画的なスペクタクルである。20年の歳月を経て成熟したキャラクターたちが織りなす群像劇は、従来のファン層のみならず、目の肥えた映画批評家をも唸らせる重厚な深みを見せつけている。
脚本の面で見れば、記憶喪失という古典的なモチーフを、組織の内部抗争とキュラソーという新キャラクターのアイデンティティの模索に結びつけた構成が秀逸である。物語後半、巨大な観覧車が暴走し、物理法則を凌駕するような大味とも取れるアクションが連続するが、それが決して空虚な映像美に陥らないのは、そこにキュラソーの確固たる魂の救済が描かれているからだ。組織の駒として生きてきた彼女が、子供たちとの約束を守るために命を賭してクレーン車を操るその姿は、凄絶なまでのカタルシスを観客の胸に刻み込む。
キャスト陣の演技について論じる際、まず筆頭に挙げなければならないのは、江戸川コナンを演じる高山みなみの圧倒的な存在感である。彼女の演技は、もはや少年の声を模倣するという次元を遥かに超越している。今作においてコナンは、探偵としての冷徹な観察眼と、絶体絶命の危機に瀕した際に見せる泥臭いまでの人間味という、相反する側面を同時に体現しなければならなかった。高山は、1つひとつの台詞の語尾やブレスに、コナンの内面に渦巻く焦燥と、それでも揺るがない正義への信念を精緻に刻み込んでいる。特にクライマックスにおける、観客の心臓を直接掴むような鬼気迫る叫びは、アニメーションの枠を借りたひとつの身体表現として完成されており、彼女の役者としての魂がスクリーンを通して観客に伝播する。この演技の神髄こそが、物語に絶対的な説得力を付与しているのである。
助演陣においても、本作はシリーズ史上最も贅沢な布陣を敷いている。赤井秀一役の池田秀一は、その静謐ながらも凄みを帯びた声質で、FBIのエースとしての風格を見事に体現した。彼の発する言葉には、常に理性的で冷徹な判断が宿っているが、安室との対峙で見せるわずかな熱量は、彼の人間的な奥行きを感じさせる。
対する安室透役の古谷徹は、赤井への執着と正義感、そして潜入捜査官としての緊張感を、驚異的なエネルギーで演じきった。特に観覧車の上で繰り広げられる格闘シーンでの、荒々しい息遣いと情熱に溢れた台詞回しは、赤井の静に対して完璧な動を形成しており、2人のライバル関係に神話的な重みを与えている。
灰原哀役の林原めぐみの演技は、本作の裏の主役とも呼べる深みを湛えている。組織の影に怯えながらも、運命に抗おうとする彼女の繊細な声の震えは、観客の共感を強く呼び起こす。彼女の言葉ひとつひとつに込められた諦念と希望の葛藤が、物語の悲劇性をより一層色濃いものにしている。
そして、本作の格を決定づけたのは、ゲスト声優としてキュラソー役を演じた天海祐希の参戦である。舞台や映像の第一線で活躍する彼女が持ち込んだのは、プロの声優陣とはまた異なる静の迫力であった。感情を排した冷酷な暗殺者としての序盤から、子供たちとの触れ合いを通じて色彩を取り戻していく中盤、そして自己の意志で最期を選択する終盤へと至る過程を、彼女は一切の誇張を排した抑制の効いた演技で表現した。天海が放つオーラは、キュラソーという異邦人の孤独を際立たせ、作品を真に大人の鑑賞に堪えうるドラマへと昇華させた。
演出面においては、静野孔文監督による映像表現が全編を支配している。特筆すべきは音楽の使い分けである。大野克夫によるお馴染みのテーマ曲は、ロック色の強い重厚なアレンジで高揚感を煽る一方で、要所で挿入されるピアノの旋律が極めて秀逸だ。その静謐で叙情的な調べは、キュラソーの内面に宿る繊細な揺らぎや、束の間の平穏を鮮やかに描き出し、激しいアクションの裏側に潜む悲劇性を際立たせている。美術設定においても、水族館の色彩豊かなライティングと、黒の組織が纏う漆黒の対比が強調され、視覚的な快感が追求されている。主題歌であるB'zの世界はあなたの色になるは、ギターの咆哮が物語の結末に残る切なさと希望を鮮やかに肯定しており、映画の余韻を完璧なものへと導いている。
本作は、第40回日本アカデミー賞において優秀アニメーション作品賞を受賞した。これは、興行的な成功だけでなく、映画としてのクオリティが公的に高く評価された証左である。長寿シリーズにありがちなマンネリズムを、圧倒的な暴力性と情感豊かなドラマで見事に打破した本作は、ジャンル映画の可能性を大きく広げたと言える。
総評として、純黒の悪夢は、運命という名の残酷な鎖を、自らの意志というナイフで断ち切ろうとする者たちの闘争を描いた傑作である。それは子供向けの娯楽の域を遥かに脱し、喪失と再生という普遍的なテーマを内包した、魂の震える112分間であった。この映画が残した衝撃は、公開から時を経た今もなお、観る者の心に鮮烈な黒い閃光として焼き付いている。映画という媒体が持つ視覚的、聴覚的ポテンシャルを極限まで引き出したこの野心作は、今後もアニメーション映画の歴史において、指標となるべき重要な1本であり続けるだろう。
【最終表記】
作品 Detective Conan: The Darkest Nightmare
主演
評価対象: 高山みなみ
適用評価記号と点: A 27
助演
評価対象: 池田秀一、古谷徹、林原めぐみ、天海祐希
適用評価記号と点: A 9
脚本・ストーリー
評価対象: 櫻井武晴
適用評価記号と点: B+7.5
撮影・映像
評価対象: 西山仁
適用評価記号と点: A 9
美術・衣装
評価対象: 佐藤勝、福島孝喜
適用評価記号と点: B 8
音楽
評価対象: 大野克夫
適用評価記号と点: A 9
編集(加点減点)
評価対象: 岡田輝満
適用評価点 +1
監督(最終評価)
評価対象: 静野孔文
総合スコア:[ 83.3 ]

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honey

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