映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃

劇場公開日:2016年4月16日

映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃

解説・あらすじ

アニメ「クレヨンしんちゃん」の長編劇場版24作目。小説家、映画監督としても活躍する劇団ひとりがアニメ脚本に初挑戦し、「映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」も手がけた高橋渉監督と共同で脚本を執筆。夢の世界を舞台に繰り広げられる、しんのすけとカスカベ防衛隊の活躍を描く。突如現れた巨大な謎の生き物によって夢の世界にやってきたしんのすけたち。そこでは誰もが見たい夢を見ることができ、風間くんは政治家に、ネネちゃんはアイドルになるなど、皆が楽しい夢の時間を過ごす。しかし、その楽しい時間もつかの間、謎めいた転校生サキの出現により、人々は悪夢の世界に閉じ込められていく。

2016年製作/97分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2016年4月16日

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(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2016

映画レビュー

3.5 【”集団悪夢シンドローム。”今作は悪夢ばかり見るツンデレ女の子が、しんちゃん達の頑張りで自身のトラウマを克服するSFフロイトチックな、夢判断物語である。】

2026年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■或る日しんのすけたちの幼稚園にツンデレだが、チョイ魅力的な女の子サキが転入してくる。
 だが、その日からしんのすけたちは悪夢を見るようになり、悩まされるのである。
 実はサキは悪夢ばかり見る女の子で、それを何とかしようとパパとママが、人々の楽しい夢を吸い取り、中和させていたのである。
 だが、或る日実験中にいつもサキに獏を与えて慰めていたママが事故で死んでしまい、サキはそれが自分の所為と思い、ツンデレ少女になり、街を引っ越ししつつ孤独な日々を送っていたのである。

◆感想

・個人的に、今作は夢を扱ったフロイトばりのSF好編であると思う。更にはそこに、しんちゃん達がサキの為に彼女の悪夢の中に入り、悪夢の根源と戦う姿などは、ナカナカなのである。

・更に助けに来たみさえが、母としての子に対する想いを告げるシーンも良いのである。

・チョイ思ったのは、この作品設定にチビッ子が付いて来れたのだろうかという点である。今作は一部では、分かりにくいとか怖いとか言う話を読んでいたからである。

・だが、今作は怖い中にも、親子の情(それは、サキを想う亡くなってしまった母の心である。)がキチンと描かれているし、しんちゃん達がサキの為に、怖い夢の中頑張る所や、最初は笑顔無きツンデレ女の子だった孤独なサキが、最後半は初めて友達が出来て笑顔になる所もナカナカなのである。

<今作は悪夢ばかり見るツンデレ女の子が、しんちゃん達の頑張りで自身のトラウマを克服するSFフロイトチックな、夢判断物語なのである。>

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NOBU

5.0 悪夢に苦しむ彼女を救え!

2026年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

カワイイ

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とも

3.0 帆布のように強靭に編み上げられている

2026年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

〈映画のことば〉
サキちゃんに、どうしても伝えなきゃいけないことがあるの。
〈映画のことば〉
きらいにならないって、約束しちゃったしね。

子ども…とくに幼児向けのアニメーション作品として、どうかすると世上では軽い内容にみられがちですけれども。

しかし、本作は、親子の間の情愛を縦糸とするならば、友達同士の友情を横糸として、その両方で、あたかも帆布のように強靭に編み上げられていると、評論子は思います。

一編の映画作品としても、充分に、佳作の評に値する一本だったとも、評論子は思います。

(追記)
まず、「縦糸」について、ですけれども。

結局は愛情だったということでしょう。
夢彦との二人暮らしで、サキに、本当に足りなかったものは。

反対に言えば、究極的には、親が我が子に注ぐことができるものは、とどのつまり、それしかないわけですから。

もちろん、父親として娘のサキに愛情をもっていなかったわけでは、決して、ないことでしょう。

しかし、その愛情を、ちゃんとサキに注いであげていたのか―。
このへんは、いわゆる「男親」が陥りやすい陥穽(かんせい)=トラップかなぁ、と評論子は思います。
(「兼ねて主婦(夫)を命ずる」という併任発令をもし受けていなかったと仮定すれば…。子の男親だった…「子の男親に過ぎなかった」というべきか…評論子も、たぶん夢彦と同じ陥穽に陥っていたこととも、評論子は思います)

この点、サキのお母さんが不幸な事故に遭っていなければ、当然、サキにも、少なくとも彼女の母親からは、身にあふれるほど、充分以上に…十二分にも十三分にも、注がれていたはずだったことでしょう。
そして、そのことには、同じく子の「母親」であったみさえの方が(「父親」であったひろしよりも早く)気づいたということだったのだろうと、評論子は理解します。

それゆえ、この点で、本作では(ひろしよりも)みさえが「前に出ている」というのは、評論子には、分かるようにも思われます。

(追記)
前記で、男親の夢彦は後手に回っていた、と評論子は書きました。

シンガーソングライターのさだまさしさんの「案山子」という歌の一節に、次のような歌詞があります。
元気でいるか/街には慣れたか/友達出来たか
寂しかないか/お金はあるか/今度いつ帰る。

離れて暮らす子供について、男親がまず気になって心配するのは、たぶんこういう「具象的な事柄」だろうなぁと評論子は思います。

実は、評論子自身、大学一年生の前期の終わりごろ、体調を崩してしまったということがありました。
当時、在学のために住んでいた東京の病院で入院を勧められたことから、実家の近くでの入院が都合がよいからと件(くだん)の医師には説明して、紹介状を書いてもらって帰郷し、改めて実家近くの総合病院を受診。
そこに入院、手術を受けて療養したということがありました。

当然、実家には、東京の病院で診断を受けたその日に連絡しましたが、その電話を取った亡母から「昨夜は、いやな夢を見て、気になっていた」と言われ、驚いたことが、実際にありました。

単に併任発令を受けていたに過ぎない、男親の評論子には、然(しか)とは分かりかねますけれども。
女親(母親)が離れて暮らす子を案じて思うことは、前記のような「具象的なこと」とは、もっともっと別のことなのでしょう。
たぶん、おそらく。

(追記)
〈映画のことば〉
「ごめんなさい。」

さて次には、「横糸」について、ですけれども。

自己紹介すら「個人情報だから」と名前以外の明告は拒み、一事が万事に頑(かたく)なだったサキの心を溶かして、彼女の口(くち)から、このひと言を出させたのは、とりも直さず、「かすかべ防衛隊」のメンバー相互の友情の厚さの証(あかし)であったことは疑いがないと、評論子は思います。
前記した、ねねちゃんのセリフと併せて。

このことについては、もちろん、決して上記には尽きないのですけれども。
しかし、それ以上に言葉を尽くすことは、屋上屋を重ねるようなもので、本作の評としては「無粋」というべきでしょう。

(追記)
本作の「色の使い方」ということですけれども。

時として原色に近いようなビビットな色使いをしながらも、もともとのキャラクターのギャグっぽさもあってか、作品全体として画面が下品に堕していないことは、テレビ版を通じて、アニメーション作品としての、本作の特色と言えると、評論子は思います。
(テレビ版を含め、一連の作品中でのしんちゃんのセリフ回しのお下品さは、別論)

どちらかというと大人向けの「名探偵コナン」や「ルパン三世」という一連のアニメーション作品とは異なり、幼児向けという本作の位置づけから、その独特の「色遣い」と、評論子は理解しています。

(追記)
〈映画のことば〉
ビジネスマンは、頭は下げても、パンツは下げない。

これは、評論子には、刺さりました。正直、ウソ偽りなく。

一時期はとある組織の法務部門に所属し、事業担当課からの法的な意見照会に応ずる立場だった往時の評論子は、もちろん熟慮の末に答えるわけですけれども、結果としては「ウソ」を教えてしまうことが、確かに皆無とは言えなかった。

事前に気がつけば、訂正するのですけれども。
しかし、時すでに遅く、事業担当課が「真っ赤になって」怒鳴り込んでくるということも、全くないではありませんでした。

そういう時は、ただひたすら頭を下げる以外に評論子にはできることはなく、ずいぶんと苦しい思いをしたことが思い出されますけれども…。

しかし、もし往時の評論子がこの言葉を聞いていたと仮定すれば…。
「そうか。誠心誠意に謝ること以外に、自分にできることはないんだ。
アタマは下げても、パンツまでは下げる必要はないんだ。」
…と思うことができ、ずいぶんとメンタル面では楽だっただろうなぁと思うと、いささか残念な思いがします。

いやぁ…。
映画って、本当に勉強になりますね。

(追記)
本作も、コミュニティFM局の「映画紹介のコーナー」で取り上げられたことから、鑑賞することとした一本でした。

本作の一連のシリーズでは、別作品『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』も出色とは聞き、実写版でリメイクもされていると承知していましたけれども。
他作の鑑賞にかまけて、今日まで、なかなか鑑賞する機会がありませんでした。

本作の鑑賞に合わせ、こちらも観てしまいたいと思います(レンタルDVDで媒体を確保済み)。

本作のご紹介をいただいたコミュニティFM局のラジオ・パーソナリティ氏に、両作の鑑賞についても、厚くお礼申し上げます。

【評論子的な関連作品】
〇家族(親子)について考えた作品
『祝宴!シェフ』
2013年/145分/台湾
チェン・ユーシュン監督
『とんび』
2022年/139分/日本
瀬々敬久監督
『高野豆腐店の春』
2023年/120分/日本
三原光尋監督
『銀河鉄道の父』
2023年/128分/日本
成島出監督
『愛にイナズマ』
2023年/140分/日本
石井裕也監督
『ディア・ファミリー』
2024年/116分/日本
月川翔監督
〇紹介されて観ることのできた作品
『シックス・センス』
1999年/107分/アメリカ
M・ナイト・シャマラン監督
※Special Thanks:コミュニティFM局のラジオ・パーソナリティさん
『37セカンズ』
2019年/115分/日本・アメリカ
HIKARI監督
※Special Thanks:映画.comレビュアー・グレシャムの法則さん
『6月0日 アイヒマンが処刑された日』
2022年/105分/イスラエル・アメリカ合作
ジェイク・パルトロウ監督
※Special Thanks:映画.comレビュアー・りかさん

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talkie

4.0 全体的に面白い良い作品

2025年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、TV地上波、VOD

泣ける

笑える

幸せ

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サト@YouTube

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