スパイダーマン ホームカミングのレビュー・感想・評価
全546件中、1~20件目を表示
瑞々し過ぎる青春譚。
○作品全体
10代としての日常とスパイダーマンとしての非日常、二つの顔が物語の軸になる『スパイダーマンシリーズ』だが、ここに敵役の日常と非日常も映し、それぞれ抱く正義を鮮明にする。これが面白かった。
ただ、だからこそ、ピーターが敵役の正義にどこまで理解を示し、自分の中でどう消化した上で決着をつけるのか、という部分にもっと触れて欲しかったような気もする。
最初はお客様気分でミッションにも待ちの姿勢だったピーターが、自分自身で今なにをすべきかを考える過程が鮮やかに描かれていた分、辛く、苦い思いをしながら「ティーン」から変わっていく姿は少ない。
ガールフレンドと距離が近づき、周りからも認められ、自身で身近なヒーローでいることを選ぶ…その成長の描写はテンポ良く、清々しさをも含んでいたが、少し喉越しが良すぎる気もした。
○カメラワークとか
・ド定番のカットを逆手に取って「スパイダーマンらしさ」を感じさせる演出が面白い。リズがエレベーターから落ちそうになって、その手に届きそうで届かない手…となったところで糸を出す。常識を超えていく感じがヒーロー味あって良い。
・ピーターとトゥームスの車内のシーンが良かった。信号機の赤色をトゥームスの顔に反射させて、正体が疑われている状況に緊張感を更に足す。信号が青になるとともに会話が一度途切れ、緊張が緩んだかと思ったらトゥームスの顔に反射した緑色がさらに不穏な空気を強調させる。トゥームス役のマイケルキートンの表情芝居も素晴らしかった。
15歳の少年を描いた最良の青春映画。
どこを切っても100点に近い完璧な映画だと思う。多少事前の知識があった方がわかりやすい点はあるものの、日本盤の予告編が伝え損ねていた本作の「青春映画」としての魅力はいくら言葉を重ねても言い足りない。
とりわけ「マイケル・キートンが扉を開けるあの瞬間の戦慄」と、「特殊なスーツでなく水中メガネとパーカー姿で戦うクライマックス」の二点を思いついた製作チームに拍手。まだ15歳の少年がこの映画で背負っているもの、背負おうとしているもの、否応なしに背負わされたものを思い起こせば、「過去最高にライトなスパイダーマン映画」という評価には異を唱えざるをえない。
またマイケル・キートン演じるヴァルチャーのあまりにも庶民的な犯罪の動機によって、マーヴェル作品は新たな領域に踏み込むことができたのではないか。天性の悪でもなければ狂気に囚われたわけでもない敵との戦いとどう折り合いを付けていくのか。今後が楽しみでしょうがない。
これぞ’17年という時代性にふさわしい見事な跳躍
個人的に、「アメイジング」シリーズの主演二人が好きだっただけに、ソニーピクチャーズがこれを打ち切ったことにやるせなさを感じていた。が、今この最新作を見せられると、結果として、監督、出演者、観客の全てにとって良い判断だったと言わざるをえない。
この映画には、少年が手元から糸を発射してご近所から摩天楼まで自由自在に飛び回る無邪気な喜びと興奮に満ちているし、それに脚本上の小難しいプロットとは無縁の、映像を見ているだけで楽しめる単純明快さがある。何よりもトム・ホランドの全身から放出される「キャッホー!」と絶叫したくなるほどの躍動がたまらない。
クイーンズにある高校の人種比率、快活なメイおばさんの素晴らしさ。それにマイケル・キートン演じる悪役も、もはや善悪を超えたところに彼なりの人生と、覚悟が滲み出ていて絶妙だ。すべての面においてこれぞ2017年という時代性に即した見事な仕上がりと言えるだろう。
悪役が魅力的な作品はやっぱりイイ!
アメコミ映画史上屈指の“動ける主役”、トム・ホランドのフレッシュさも悪くないが、本作のキャスティングの肝はやはりバルチャー役のマイケル・キートンだ。かつてバットマンを演じ、長い低迷期を経て「バードマン」で再び空を舞うヒーローに変身し(作中ではオルターエゴの幻覚という解釈もできる仕掛け)カムバックを果たした俳優が、今度は人工の翼を備えたヴィランに扮する。キャリアを踏まえた起用が憎いが、格差社会の敗者、家族思いの男というキャラクターがまた泣かせる。マーベルもDCもユニバース全盛の昨今、大勢のヒーローを描くのに手一杯で、相対的に悪役の魅力が乏しくなる凡作も多々あるが、バルチャーは合格だ。「ダークナイト」でヒース・レジャーが演じたジョーカーには及ばないとしても、「マイティ・ソー」のトム・ヒドルストン扮するロキと並ぶくらいには記憶に残る好敵手と言えるのではないか。
エンタメ映画が好きならおすすめです!
ストーリー:5点
アベンジャーズに参加した彼が、世界を救う大きな問題ではなく「身の回りの小さな課題」を解決していく等身大のストーリーがシンプルで爽快。ただし、アベンジャーズシリーズ未見だと出だしの状況が全く分からない不親切さがある。
キャラクター/演技:4点
悩みを抱えながらも奮闘する等身大の高校生ヒーロー像が見事に表現されており、トム・ホランドは本当にはまり役。
演出/世界観:2点
街のヒーローとしての日常感が丁寧に描かれている一方、ハイテク装備が充実しすぎて「スペックだけ見たらアイアンマンだけでよくない?」と感じてしまうアンバランスさも少しある。
エンタメ性:3点
糸を使ったピーターならではの個性的で楽しいアクションが魅力。ただ、アクション全体の手触りが少し軽く、この映画の世界観でみてもリアリティがちょっとないと感じる。
テーマ性:2点
どちらかといえば深く考えさせる重厚さよりも、軽快な娯楽性に振り切った構成。
MCUスパイダーマン成長譚の一作目
推定3回目の鑑賞。未熟なピーター・パーカーがヒーローとして成長するための一作目。
序盤はNYの親愛なる隣人として活躍する身近なスパイダーマンを楽しむことができるが、アベンジャーズのようなド派手な活躍をしたい若さに塗れたピーターは次々と大きな事件に首を突っ込んでいく。
未熟さゆえに助けるべき人々の命を失うかもしれない危機を招き、大人にこっぴどく叱られたことで自らを省みるが、生来の正義感と責任感には逆らえず再び大事件に足を突っ込みなんとか自力で解決する。
MCUスパイダーマンはどうしてもスターク製のアイアンスーツや子供っぽさが先行してしまうため、無印やアメイジングのスパイダーマンに触れているとコレジャナイ感を感じがちな部分もあるが、ヒーローとして一人前に成長していく過程を楽しむことができるのも本作の魅力だと感じる。トム・ホランドの芝居もそこを重点的に意識していて素晴らしい。
設定の妙。
BUTMAN 対 新スパイダーマン
15歳のピーター・パーカー(トム・ホランド)がスパイダーマンとして活動する話。
アイアンマンとして活躍する大富豪のトニー・スターク(ロバート・ダウニー・ジュニア)と、トニーの組織に所属するハッピー(ジョン・ファヴロー)も登場する。
● MJ のこと
スパイダーマンの映画で氣になるのは MJ のキャスティング。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でリブートした本シリーズでの MJ はミシェル・ジョーンズ(ゼンデイヤ)。メリー・ジェーン・ワトソンは登場しない。
本作で主人公ピ-ターが恋するヒロインは MJ ではなくリズ・トゥームス(ローラ・ハリアー)。
MJ ことミシェルの性格が変わり者で好き。
●スパイダーマンの仲間
ピーターの唯一の家族は、叔母メイ・パーカー(マリサ・トメイ)。
ピーターの親友ネッド・リーズ(ジェイコブ・バタロン)。
ピーターを観察するMJ 。
●ヴィラン
本作のヴィランは翼を持つバルチャー。その正体は、マイケル・キートンが扮するエイドリアン・トゥームスというリズの父親。
まるで“BUTMAN 対 新スパイダーマン” のようで楽しい。
スパイダーマン映画じゃない!
スパイダーマンに全く興味は無かったが、食わず嫌いはダメだと思い、この作品を見た。結果は、やはり興味なし。
この作品の前編とのつながりが分からないし、なぜか、アベンジャーズと言う映画の、確か、ミスターアメリカと言うキャラまで出てくる。こうなると、もはや、何の映画?と思った。
スパイダーマンは、クモに咬まれた男性がクモの能力を発揮して悪を倒すみたいなストーリーだったと思う。一番、特徴的なのは、手首あたりからひもみたいなのが出てきてビルの頂上に飛んで行けるとか。
まぁ、アメコミに興味がある人にはお薦めと言うところか。
最後に、アベンジャーズの主人公がスパイダーマンの少年をアベンジャーズに勧誘したが、断られた時、「ブルース・スプリングスティーンの歌みたいな生き方だな」と言ったのは笑えた。
スパイダーマンが、アメリカをはじめ、世界中で?人気があるのが全く分からない。お終い。
カタルシスが全て‼️❓
憎めないニューヒーロー
新シリーズ。主役のピーター・パーカーが何でスパイダーマン稼業をやっているかについて全く説明がなく、突然アイアンマンのトニー・スタークが出てきて、アベンジャーズうんぬんときた。アベンジャーズ教でない視聴者を冒頭から置き去りにする潔さがいい。ピーターがアベンジャーズに憧れ、若気の至りで突っ走って事態がややこしくなったりもするが、変に犠牲者を出さないようにシナリオは抑えに抑えており、微笑ましい限り。本当に面白いのは、ホームカミングデー当日だ。ピーターは、ちょっぴり成長し、ちょっぴり痛い思いをする。なりたい自分になってねのラストメッセージを胸に刻み、ヤング・スパイダーマンは、頼りになる隣人を目指すのであった。キャストを改めてよく見たら、何とバットマンじゃん。ははん。
ティーンズヒーローを描く王道
サブスク、吹替版視聴。
10代の青春をメインに描くためにスクールカーストや恋愛について盛り込みつつもアベンジャーズ周りの設定も過不足なく入れ込んだ良作。
ヒーローとしては発展途上のためか、今となってはアクションの外連味に物足りなさを感じつつも満足の出来でした。
ヴァルチャー実はいいやつ説
一度見た事があったが、最新作に至るまでの復習というのと忘れていたこともあって先日鑑賞した。
スパイダーマンの一作目というだけあって敵はそこまで手強いものではなかったものの、今後スパイダーマン作品で非常に大切なキャラクターであるネッドやMJ、メイおばさんなどとの関係がわかりやすく描かれていて良かった。
ヴァルチャーの正体が実は片思いのリズのお父さんという急展開には驚いた。
ヴァルチャーは本作のヴィランではあるものの、家族のために家族を守るために盗みをしている点から、絶対的な悪役とは言えず、他のマーベル作品の悪役とは違う感じがした。他にも、車の中でスパイダーマンと二人で話すシーンでは、もう今までのことを忘れて自分の邪魔をしなければ見逃してやるとまだ未成年のピーターに情けをかけていたところからもそう感じた。(スパイダーマンの正体を誰にも明かさなかったところなどなど)
面白いなと思った点は、キャプテンアメリカが時々登場するがネタキャラのような扱いになっていて(アイアンマンも少し登場するがしっかり登場している)、そこは面白かった。
Disneyに媚びを売り、矛盾を孕んだど感じた🕸️
MCUの1エピソードになり、アベンジャーズのキャラクターが出てきて本散漫な部分がありました。特に作中のスタークの扱いから、SONYがDisneyに凄く気を使って作った事を一番に感じました。トム・ホランド主演になり、子供っぽいスパイダーマンになった印象ですが、案の定スタークさんスタークさん言ってばかりでした。リズの父親に指指摘された通り、真の巨悪を野放しにする様な、後味の悪さがありました。アメイジング・スパイダーマンより、アクションは物足りないです。キャプテン・アメリカのファンですが、原作の「超人登録法」を無視した「ソコヴィア協定」の世界観の上、悪役かつネタキャラ扱いされていて悲しいです。
普通に面白いけど、作品自体の“面白さ”で言うとサム・ライミ版には全然届かず
スパイディ・ムービー最新作『スパイダーマン ブランド・ニュー・デイ』に向け、1人スパイダーマン祭りの第三弾
ついにMCUに参入したスパイダーマンのデビュー作だった前作『キャプテン・アメリカ シビル・ウォー』に続く単独作だけど、アイアンマンが出てきて、本作も今では胸やけがするほど大量生産されたクロスオーバー作品群に属する一作です
率直に「わちゃわちゃ しすぎ」
トム・ホランドさんの演じるスパイダーマンことピーター・パーカーはめちゃティーンエイジャーで子供っぽく、ロバート・ダウニーJrさん演じるアイアンマンことトニー・スタークに認められようと空回りする様が過度なドタバタ演出で落ち着かない
敵を追いかけながら街中の民家の庭に無断侵入した挙句、そこら中を破壊しまくる所とか、正直やり過ぎだし、いくらヒーローとはいえ許されないんじゃないか、と思いました
過去のスパイダーマン作品群に対し、より学園ドラマ色が強く、とても見やすくて楽しくはあった
特にジェイコブ・バタロンさん演じるピーターの親友ネッドとのバディ感がとても微笑ましく見ていて楽しかった
スターク・インダストリーズのサポートを受けているので、やたらガジェットがしっかりしていてSF色が強いのがノリにくかった。もっとリアリティ重視の方が好みだった
音楽がメチャかっこいい、それだけで最高に高揚感が味わえるごくごく平均的な作品でした
全546件中、1~20件目を表示










