グランド・ブダペスト・ホテルのレビュー・感想・評価
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シュールギャグ
わかりやすい物語のウェス・アンダーソン作品
『アステロイド・シティ』を鑑賞したので久しぶりに見た。
最近のウェス・アンダーソンの映画のことを思えば信じられないくらいストーリーというか見せ場やちゃんとした物語の推進力がちゃんとある映画。
世界観や美術は相変わらずウェス・アンダーソン節炸裂。劇中でかかるバロックっぽい音楽もよい。
ウェス・アンダーソンの映画に出てくる、人間として偏りすぎていて破綻している登場人物が少なくて(とはいっても紳士な見かけで男娼の役割をするホテルのコンシェルジュってどうかと思うけど)、悪役がちゃんと悪役然として存在している。見やすい映画。
コンシェルジュと見習いベルボーイがバディになり疑似親子的な関係を結んで親から子へ愛や遺産が引き継がれて継承されていくテーマも良い。
めっちゃ可愛い
人気コンシェルジュのグスタヴ。ホテルの常連客が亡くなり、殺人容疑を...
人気コンシェルジュのグスタヴ。ホテルの常連客が亡くなり、殺人容疑をかけられ、ベルボーイのゼロを連れて逃亡する。
キャストが豪華。役者の演技もパステル調の美術も全てが計算し尽くされて箱に入れたようなコメディでした。
絵画のような色彩美とシュールな風景。
雪山にそびえ立つ豪華ホテルを舞台に不条理な世界観の中で淡々と進む謎解きと逃走劇。
「ザザコルダのフェニキア計画」のブラック要素を多めに盛って、でもザザコルダでは観られなかった温かさ(舞台は雪国ですが!)も多めに盛って、逆にバカバカしさは少し控えめにして(少し、です。ゴージャスなバカバカしさは健在です!)コミカルなテンポで物語は進行します。
なんだか夢と悪夢が混ざりあったような不思議な世界の背後には戦争の足音や夢のような時代の終焉というシビアな現実が横たわっています。
ザザコルダではそれとは判らないほどに覆い隠されていた残酷な現実、社会問題が本作でかなり強めに史実についての批判の要素が盛り込まれていると感じました。
ザザコルダの独特の空気感が好きな人は、この様式美と物語性は深く響くと思います。
残酷ながらも不思議な温かさを残す、大人のために用意された贅沢で切ないおとぎ話です。
非常に独特。喜劇であり悲劇でもある
シンメトリー
芸術的で古典的な雰囲気
原材料:ウェス・アンダーソン 以上。
ウェス・アンダーソンが構築した世界はおもしろい。
映画に登場するキャラクターはもちろん、小物に至るまで、
周到に完璧に設計されているから、映画から離脱しなくて済む。
劇中で使用される硬貨にいたるまでデザインに抜かりはない。
一方で、本作は物語も痛快である。
脇役が豪華絢爛でそれぞれに程よくクセがあり情報量が多いため、
ウェス監督の快速なテンポ感で進まれると、
よく読みとれないまま終わってしまう危険もある。
とはいえ、じっくりと各人のクセを見せられても仕方がないので、
バランスとしてはこれで良いかな。
【映画の見どころ】
ハーヴェイ・カイテルの怪優ぶりがおもしろくて!
また、エゴン・シーレの絵画がこんな風に使われるのは、
美術ファンとしてもうれしいチョイスでした。
独特の世界観
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