「"彼の世界は彼が来るずっと前に消えていた" 歪な時代に凛と咲く、パルプなおとぎ話。」グランド・ブダペスト・ホテル すけあくろうさんの映画レビュー(感想・評価)
"彼の世界は彼が来るずっと前に消えていた" 歪な時代に凛と咲く、パルプなおとぎ話。
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ウェス・アンダーソン監督!!
正直言って、舐めてた。
果たして自分に合う映画なのか確証がもてなかったからだ。
だけどやっぱり、豪華キャストに惹かれてしまう。
レイフ・ファインズがコンシェルジュ!?!?
そんなん観るしかないだろっ!!
グランド・ブタペスト・ホテル
あーー面白かった!!
戦争の影がどことなく漂う時代でも、この物語は非常にコミカルに進行してゆく。
ブラックジョークもお手の物。
これ、マジで僕の好きな作風だ!
欧州の歴史文化、そこに残る遺産は、戦争によって失われた。
作中で毒殺された常連客の遺産を譲り受けたグスタヴは、それを息子のように可愛がったゼロに遺した。
少なくとも作家が訪れた、さびれたグランド・ブタペスト・ホテルにおいても、
「少年と林檎」の絵はそこにあったのだ。
お気に入りキャラはウィレム・デフォー。
やっぱ悪役だよあんた!!
言葉通じなさそうなホンモノを演じるのが上手すぎる。
それと同じくらい、エイドリアン・ブロディもかっこよい。
その髪型でその服装で、なんでそんなにかっこよいんだあんた。
インセプションのように、墓場で小説を読む女性→老いた作家→その回想→ゼロの回想と段階的に落ちていき、最後の最後に墓場に戻ってきてエンドロールに移行する。
なんてきれいで美しいんだろうか!
まさか感動するなんて思わなかった。
ウェス・アンダーソン監督すごい。
他の作品もいっきに観たくなった!!
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