シン・エヴァンゲリオン劇場版

ALLTIME BEST

劇場公開日:2026年2月13日

解説・あらすじ

1995~96年に放送されて社会現象を巻き起こしたテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を再構築し、新たに4部作で描いた「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの完結編。2007年に公開された第1部「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」から始まり、09年の第2部「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」、12年の第3部「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」と続いてきた「新劇場版」シリーズの集大成。

ミサトの率いる反ネルフ組織ヴィレは、コア化で赤く染まったパリ旧市街にいた。旗艦AAAヴンダーから選抜隊が降下し、残された封印柱に取りつく。復元オペの作業可能時間はわずか720秒。決死の作戦遂行中、ネルフのEVAが大群で接近し、マリの改8号機が迎撃を開始した。一方、シンジ、アスカ、アヤナミレイ(仮称)の3人は日本の大地をさまよい歩いていた……。

テーマソングは、これまでの「新劇場版」シリーズの主題歌を手がけた宇多田ヒカルが担当した。

2026年2月には、「エヴァンゲリオン」シリーズ30周年を記念した上映企画「月1 エヴァ EVANGELION 30th MOVIE Fest.2025-2026」にて期間限定リバイバル上映(※上映バージョン:3.0+1.01)。

2021年製作/155分/G/日本
配給:カラー
劇場公開日:2026年2月13日

その他の公開日:2021年3月8日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

オフィシャルサイト

スタッフ・声優・キャスト

総監督
庵野秀明
監督
鶴巻和哉
中山勝一
前田真宏
企画
庵野秀明
原作
庵野秀明
脚本
庵野秀明
エグゼクティブプロデューサー
庵野秀明
緒方智幸
コンセプトアートディレクター
前田真宏
画コンテ
鶴巻和哉
前田真宏
庵野秀明
画コンテ案・イメージボード
平松禎史
樋口真嗣
摩砂雪
吉崎響
松井祐亮
鬼塚大輔
総作画監督
錦織敦史
作画監督
井関修一
金世俊
浅野直之
田中将賀
新井浩一
メカ作画監督
金世俊
メカ作画監督補佐
亀田祥倫
アヴァン総作画監督
井関修一
副監督
谷田部透湖
小松田大全
主・メカニックデザイン
山下いくと
主・コンセプトアート
前田真宏
キャラクターデザイン原案
貞本義行
本田雄
キャラクターデザイン
錦織敦史
コヤマシゲト
井関修一
安野モヨコ
松原秀典
メカニックデザイン
渭原敏明
金世俊
高倉武史
渡部隆
平尾朋之
美術設定
串田達也
前田真宏
平松禎史
福留嘉一
デザインワークス
小堀史絵
浅野元
安野モヨコ
木村祐介
ユミヤオシダ
スーパーログ
ミズノシンヤ
小林浩康
座間香代子
原画
前田真宏
小堀史絵
今石洋之
すしお
西尾鉄也
井上俊之
平松禎史
松原秀典
鈴木俊二
井関修一
金世俊
浅野直之
田中将賀
新井浩一
錦織敦史
鶴巻和哉
摩砂雪
中山勝一
庵野秀明
ディティールワークス
渭原敏明
田中達也
高倉武史
CGIアートディレクター
小林浩康
CGI監督
鬼塚大輔
3Dアニメーションディレクター
松井祐亮
3Dモデリングディレクター
小林学
3Dテクニカルディレクター
鈴木貴志
3Dルックデヴディレクター
岩里昌則
2DCGディレクター
座間香代子
動画検査
村田康人
色彩設計
菊地和子
美術監督
串田達也
撮影監督
福士享
特技監督
山田豊徳
名誉特技監督
増尾昭一
編集
辻田恵美
音楽
鷺巣詩郎
テーマソング
宇多田ヒカル
音響効果
野口透
録音
住谷真
台詞演出
山田陽
総監督助手
轟木一騎
脚本協力
榎戸洋司
鶴巻和哉
翻訳・外国語監修
兼光ダニエル真
制作統括プロデューサー
岡島隆敏
アニメーションプロデューサー
杉谷勇樹
設定制作
田中隼人
プリヴィズ統括制作
川島正規
制作
スタジオカラー
製作
カラー
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受賞歴

第45回 日本アカデミー賞(2022年)

受賞

最優秀アニメーション作品賞  
話題賞 作品部門  
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(C)カラー

映画レビュー

4.0 「セカイ系」の脱トートロジー化  セカイの終わりと世界のはじまり

2021年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

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マユキ

4.5 ずっとエヴァファンだった人のための作品

2021年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 45件)
猿田猿太郎

2.5 正直な告白

2026年6月1日
スマートフォンから投稿

一気見勢の自分からすると「まあ、結局こういう終わり方になるよね」と納得できた。

しかし、何十年も考察を積み重ねてきたガチ勢にとっては、かなり複雑な作品だったのではないかと思う。

『シン・エヴァンゲリオン』は、長年積み上げられてきた数々の謎や専門用語、壮大な設定について、「実はそこまで厳密な答えはありませんでした」と半ば正直に告白する映画にも見えた。

使徒、補完計画、生命の実、アダムやリリス、槍やインパクト――そうした要素は世界観を彩る装置としては魅力的だったが、最終的には設定の整合性よりも登場人物の心の決着が優先された。

だから考察の答え合わせを期待すると肩透かしかもしれない。しかし、庵野監督自身がエヴァという物語から卒業するための作品だと考えれば、この結末はむしろ誠実だったとも言える。

長年の謎を解く映画というより、「その謎に意味を求め続けること自体を終わりにする映画」だった。

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たける

3.5 【76.5】シン・エヴァンゲリオン劇場版 映画レビュー

2026年4月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

かつて世界を熱狂させた「謎」の数々は、ああまりにも無機質な言葉の羅列によって解体された。四半世紀もの間、観客の想像力という肥沃な大地で成長を続けてきた『エヴァンゲリオン』の完結編、2021年公開の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。本作は、作り手自身の手によって、その神話性を剥ぎ取り、現実へと帰還させるための巨大な「精算書」であった。
演出において特筆すべきは、バーチャルカメラや実写合成を駆使した実験的な映像表現だが、それ以上に全編を支配するのは「説明」という名の暴力である。かつてのシリーズが持っていた、静寂や抽象的なイメージの中に真実を潜ませる詩的な省略の美学は、本作では見る影もない。重要な局面で繰り返される独白に近い解説は、物語の整合性を完結させるための実務的な処理としては機能しているが、映画的な洗練を著しく欠き、観客が物語を自身の解釈で補完する愉悦を奪ってしまった。
脚本においても、キャラクターの行動原理や世界の理が言葉で埋め尽くされることで、かつての「鋭利な剃刀」のような切れ味は失われ、冗長な対話が上映時間を重く支配する。編集面でも、この説明過多な構造を整理しきれず、テンポの停滞を招いた事実は否めない。映像が雄弁に語るべき瞬間すらも言葉に頼った構成は、映画としてのダイナミズムを損なう結果となった。
音楽は鷺巣詩郎による重厚な響きが物語の骨格を支え、キャスト陣の演技は円熟の極みに達している。特に主演の緒方恵美(碇シンジ役)は、説明的な台詞の応酬という困難な条件下において、少年の脆弱さと成熟の予兆を声に宿らせ、物語に最後の一滴の生命力を吹き込んだ。しかし、演者の卓越した技術を以てしても、脚本そのものが抱える構造的な重たさを完全に払拭するには至っていない。
本作は第45回日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞を受賞するなど、産業面では最高峰の評価を得た。だが、それは純粋な映像作品としての完成度というよりも、一つの時代を象徴する巨体を「終わらせた」という完結の事実に対する功労賞的意味合いが強い。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、伝説として未完のまま凍結される道を選ばず、あえて自らの手で「魔法」を解き、現実へと帰還するための扉を閉めた。それが作家としての誠実さであったのか、あるいは洗練を捨てた独りよがりな幕引きであったのか。観客の夢を奪ってまで果たされたこの儀式は、映画が持ちうる神秘性への、あまりにも無粋で残酷な回答として歴史に刻まれるだろう。
【最終表記】
作品[EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME]
主演
評価対象:緒方恵美
適用評価記号と点:A(9点)
助演
評価対象:林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、石田彰
適用評価記号と点:B(8点)
脚本・ストーリー
評価対象:庵野秀明
適用評価記号と点:B(6点)
撮影・映像
評価対象:庵野秀明
適用評価記号と点:B(8点)
美術・衣装
評価対象:田中将賀、山下いくと
適用評価記号と点:B(8点)
音楽
評価対象:鷺巣詩郎
適用評価記号と点:B(8点)
編集(加点減点)
評価対象:辻田恵美
適用評価点:-2点
監督(最終評価)
評価対象:庵野秀明
総合スコア:[76.5]

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honey