シムソンズ

劇場公開日:2006年2月18日

解説・あらすじ

2002年のソルトレイクシティ五輪に出場した北海道常呂町(現・北見市)のカーリング女子日本代表チーム「シムソンズ」をモデルに、4人の少女たちの奮闘を描いた青春ストーリー。北海道常呂町の高校に通う伊藤和子は、自分の将来に焦りを抱きながらも無為な日々を過ごしていた。そんな和子が、カーリング日本代表として長野五輪に出場した地元の英雄・加藤正人との出会いをきっかけに、友人たちとカーリングチームを結成する。製作から12年を経た18年、平昌五輪で日本の女子チーム「LS北見」がカーリングで日本勢初の銅メダルを獲得したことを受け、道内のイオンシネマなどでデジタルリマスター版がリバイバル公開される。「シムソンズ」のメンバーを演じたのは加藤ローサ、藤井美菜、高橋真唯(現・岩井堂聖子)、星井七瀬。監督は、本作の後に「キサラギ」「脳内ポイズンベリー」などヒット作、話題作を手がける佐藤祐市。

2006年製作/113分/日本
配給:ドリームステージピクチャーズ、アットムービー、エスパース・サロウ
劇場公開日:2006年2月18日

スタッフ・キャスト

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(C)2006「シムソンズ」製作委員会

映画レビュー

4.0 クールかウォームか

2026年2月28日
PCから投稿

2026年2月22日のニュースに『ミラノ・コルティナ五輪のカーリング男子決勝が21日(日本時間22日)に行われ、カナダが英国に9-6で勝利し、3大会ぶりに金メダルを獲得した。“不正投球”疑惑に揺れたなかでの栄冠に選手たちは歓喜したが、表彰式で見られた異様な光景に海外ファンからはブーイングが飛び交っている。』というのがあり、そこに笑顔で手をふっているカナダチームの両サイドで、ニコリともせず手を前で重ね項垂れているイギリスチームとスイスチームをとらえた写真が貼ってあった。象徴的な画像だった。

今回の冬季オリンピックで持ち上がったカーリングの一連の不正疑惑騒動を見ていて、やにわに映画シムソンズ(2006)のことを思い出した。
女子カーリングチームの成長を描く所謂ガールズ・スポ魂ドラマだが、実在するチームシムソンズがモデルになっている。
チームのコーチを大泉洋が演じており、かれはかつて常呂のカーリングチームに所属していたが、大事な試合でファールを自己申告したことからチームは敗北し、結果かれは常呂のカーリング仲間から、裏切り者扱いされていた。

この一介の漁師(本業は漁師で臨時でカーリングコーチをやっている)大宮平太(大泉洋の役名)はカーリングのなにを教えてくれただろう、と考えた。
それはおそらく誰に責められようと、どんなに不名誉であろうと、ファールをしたら自己申告しなければいけないというカーリングの紳士協定だったと思う。そんな心がまえのことを「スポーツマンシップ」と呼ぶのではなかったか。言いかえれば、スポーツマンシップとは、ファールを自己申告したことによって、メディアや観衆から非難されようと、仲間からバカ扱いされようと、たとえカーリング生命を絶たれようともスポーツのルールに従うことをなによりもたいせつにすることだ。
そのスポーツマンシップに照らして考えるならカナダに金はなかった。ビデオも画像も出ているのに、相手チームの抗議に対してFワードをつかって罵った。紳士のスポーツであるカーリング選手の風上にもおけない人たちではなかろうか。

個人的に映画シムソンズで大泉洋と藤井美菜を初めて見た。
大泉洋を知らなかったから、この人やけに大役だな~と思った。藤井美菜についてはこんなきれいな人はじめて見た、という感じだった。
加藤ローサも藤井美菜も星井七瀬も岩井堂聖子(高橋真唯)も映画の中でしっかりと輝いており、シムソンズにはがんばっていきまっしょいに似たカルト値があったと思う。

ホワイトエンジェルズというクールで強いチームの、クールなコーチ役として丸山智己が出ていて、大泉洋をいじめる謂わば憎まれ役だった。
映画シムソンズのポイントはクールとウォームの対比だった。
丸山智己はクールで、元ホワイトエンジェルズの藤井美菜もクールだった。対して大泉洋はウォームで、加藤ローサも星井七瀬も岩井堂聖子もウォームだった。やがて感化され藤井美菜もウォームになっていく。

ミラノコルティナオリンピック中、カーリングニュースのヤフコメ欄を見ると、みんなロコロコ言い通しだった。
クールなフォルティウスが負け越していたせいで、だれもかれもがロコソラーレのまったりとウォームな試合運びを求め、ほとんどコメントが両者を比較考量していた。
ロコソラーレのように、雑談みたいに戦略を交わしそだねーと相槌しながら試合をするのがいいのかわるいのかは分からないが、今回のオリンピックで多数の人々があのウォームな雰囲気を懐かしがっていたのは確かだった。

同じ対比が映画シムソンズのポイントになっていて、謂わばウォームを正義に見せることで映画は熱いスポ魂ドラマになっていた。
チームの雰囲気づくりは、それぞれのチームがやることであって、それがクールだろうとウォームだろうと、端が口出しすることじゃない。どちらが良い悪いという話でもない。
ただしシムソンズやミラノコルティナオリンピックではウォームのほうが良さげに見えた、という話である。

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津次郎

4.0 【”カーリングの精神!”カーリング素人3名を含む4人の女子高生たちの実話ベースのムネアツで爽やかなカーリングムービー。ヤッパリ、若者のスポーツ映画はこうでなくっちゃね!】

2025年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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NOBU

3.5 とりあえずカーリングのルールが少し分かったのは収穫。 4人中3人は...

2022年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

とりあえずカーリングのルールが少し分かったのは収穫。
4人中3人はど素人、試合で勝利どころか1点も獲ったことのないチームが北海道大会で準優勝。
これが完全なフィクションであれば安っぽい物語だが、シムソンズが後に五輪に出場するところまで行ったことで、厚みが出た。

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省二

3.5 SimsonsはSimpsonsの間違い

2022年3月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

楽しい

2006公開作品
2度目の鑑賞
いずれもDVD

監督は『キサラギ』『ストロベリーナイト』『脳内ポイズンベリー』『累』『名も無き世界のエンドロール』の佐藤祐市
脚本は『武士道シックスティーン』『海月姫』『長いお別れ』の大野敏哉

実話を元にしたスポーツ青春コメディー
舞台は北海道常呂町(のちに北見市に吸収合併)
所謂カーリング女子
殆どが素人のメンバーが成長していくというありがちな映画作品だがわりと好きなジャンル

ロゴとかオシャレでスタイリッシュ
冒頭もラストも凝っていて好き
挿入歌のジュディマリも邪魔になっていない

チーム名は和子が好きなアニメ『the Simpsons』から拝借したわけだがうっかりPが抜けていたために『Simsons』になってしまった
これこそ本当の間抜け
嘘のような本当の話
これだけでもかほっこりする話

最初はギクシャクしていだがなんやかんやでまとまる女子力

シムソンズのメンバー4人の芝居があまりうまくはないのだがそのうち慣れてきて気にならなくなる
涙のシーンはちょっとは感銘を受けるまでになる不思議
何かに熱心に直向きに打ち込む若い女の子の姿にハートを掴まれた

シムソンズのコーチ役は大泉洋
北海道ご当地映画となるとねじ込んでくるイメージ
『パコダテ人』にも出演していた
大泉演じる大宮はなぜか合コンを六本木でやりたがる
常呂町といえば網走の隣で札幌まででも300キロであまりで4時間はかかる
冗談半分なのか女子高生に合コンのセッティング求めるそういうキャラ

決勝で勝たずあえて惜敗するところが良い
実話もそうだったんだろうけど
そこからソルトレイク冬季オリンピックに出場するまでははしょっているが今作はそこが重要ではないんだろう

シムソンズのリーダー的存在の伊藤和子に加藤ローサ
シムソンズのメンバーで和子の幼馴染みの村田史江に星井七瀬
シムソンズ唯一のカーリング経験者で強豪チームの元メンバー尾中美希に藤井美菜
実家が畜産農家でブラシで牛舎を掃除する姿を見られスカウトされた小野菜摘に髙橋真唯
地元の漁師でシムソンズのコーチ大宮平太に大泉洋
和子が憧れる一流のカーリング選手加藤真人に田中圭
和子の母桂子に森下愛子
既に他界している和子の父謙一に宇梶剛士
強豪チームのコーチで大宮の元チームメイト田辺幸彦に丸山智己
大宮と田辺の元コーチ石神保に夏八木勲
北海道のテレビ局のディレクターでシムソンズに当初から注目している高松康文に松重豊
高松と同行している北海道のテレビ局のADに山本浩司
畜産農家で菜摘の父昌和に徳井優
喫茶店『しゃべりたい』の店主本島則之に高田延彦

実話がベースがなのでモデルが存在する
伊藤和子=加藤章子
尾中美希=小仲美香
小野菜摘=小野寺歩
林田史江=林弓枝
大宮平太=近江谷好幸
加藤真人=敦賀信人
石神保=小栗祐治

もぐもぐタイムとかそだねーとか日本のスポーツメディアの盛り上げ方は嫌いだがこの映画は好き

この映画がちょっと残念なところはシムソンズを演じた4人が今現在あまりパッとしていないことだ
あくまで僕の主観であり反論は認める

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野川新栄

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