明日の記憶

ALLTIME BEST

劇場公開日:2006年5月13日

解説・あらすじ

若年性アルツハイマーを題材にした荻原浩の同名ベストセラー小説を、「トリック」シリーズの堤幸彦監督が映画化した感動作。今年で50歳を迎えるサラリーマンの佐伯雅行は、自分が若年性アルツハイマーに冒されていることを知りがく然とする。徐々に記憶が失われていく厳しい現実に焦りを感じながらも、妻・枝実子に支えられて病気と闘う決意をするが……。「バットマン・ビギンズ」など世界的に活躍する渡辺謙が自らエグゼクティブプロデューサーを務め、主演した。

2006年製作/122分/日本
配給:東映
劇場公開日:2006年5月13日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第30回 日本アカデミー賞(2007年)

受賞

優秀作品賞  
優秀脚本賞 砂本量 三浦有為子
最優秀主演男優賞 渡辺謙
優秀主演女優賞 樋口可南子
優秀音楽賞 大島ミチル
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映画レビュー

4.0 妻の心理面を私はもう少し観たかったかな。

2026年5月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

難しい

50代を前にした働き盛りの会社員が、自らが若年性アルツハイマーに罹患していることを知り、悩み苦しむ姿を渡辺謙が、熱演しています。

観たのは今回が二度目です。はじめて観た時も考えさせられましたが、やはり今回も考えさせられました。
私はいま正にこの主人公と同年代です。いつこうなってもおかしくないんだなと思います。自分を失って行くことの絶望感を、渡辺謙が時に激しく感情を発露させ、演じています。
映画の中で、進行の速さが月日として表現されていますが、初期症状から約半年くらいでかなり進むのを改めて知りました。

私が一番印象に残ったのは、主人公がアルツハイマー病であることを診断され、現実を拒絶し医師と対立するシーンです。医師の父親も同じ病気であること。そして医師である自分に、できることがあること。その事実を伝えた上で、本人に『だから諦めないで欲しい。』と伝える姿に、素直に感動しました。
主人公を支える妻の存在が、とても大きいということが描かれています。しかし妻側の心理面の描写はあまりなかったかな。そのため、ほんの少しそこの部分だけ、私には物足りなさが残りました。

さて、この映画にはネコは全く出てきません。そのためネコ率0%です。
ネコは出てきませんが、この作品には焼き物小屋や、陶芸教室等、陶器にまつわる物事が多く登場します。
もしかすると元に戻らないというアルツハイマー病に対するメタファーなのかな、とも思います。直接的な描写ではありませんが、妻を傷つけるシーンにも陶器が関係しています。皆さんはどう感じるでしょうか。

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よっちょマン

3.0 幾つかのシーンに感動しつつも、引いて観てしまうこともあり…

2026年4月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「博士の愛した数式」という
記憶が持続しない数学者を主人公とする邦画
が思い出された作品だったが、私も昨今は、
本を読んでいても映画を観ていても、
前の部分を忘れてしまっていることが増え、
年齢的にも身近なテーマである作品のように
感じられ初鑑賞してみた。

娘の結婚式〜退職の日の感動的シーンが
想定以上に早々と描かれたので、
この先はアルツハイマー病を抱えた方々に
対する、あるべき社会対応の提起的シーンで
締めるのかと思われ注目したが、
主人公自身が直接施設を訪れたり、
昔の窯工房の主人との幻想エピソードでは
流石にその設定に無理さを感じ、
引いて観てしまった。

癌に犯されて亡くなった母親を看取った
私の経験で残念だったこととしては、
次第に意思疎通の出来なくなったこと。
そして、やがては
親に対して親としての認識が
出来なくなったことだった。

そんな中、この作品でも採り上げられた、
残された家族の人生にウエイトを置くべき
との視点から、
意思疎通を遮断されてしまった家族の一員
は、やむを得ず、
家庭では無く社会が支えるべき
との立場の私なのだが、
ラストシーンでの、記憶喪失の中でも
愛する人へ繋がる想いを保持しているとの
含意には考えさせられるものがあった。

しかしながら、原作小説として、
どう表現されていたのか分からないけれど、
後半においてはエンターテイメント的作為が
勝ち過ぎた感があり、
もう少しこの問題に対して、
リアリティを持って向き合って
話を展開して欲しかった
との想いの拭い切れない作品だった。

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KENZO一級建築士事務所

4.5 辛いのに、2回目を見てしまいました…

2026年4月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

正直言えば、以前に鑑賞して若年性アルツハイマーに恐怖しトラウマになり、見たくなかったのですが、今日、偶々NHKBSプレミアムシネマで本作が放映されているのを見かけ、渡辺謙の演技に魅せられて目が離せなくなり、再び、最初から最後まで鑑賞してしまいました。最後の陶芸の窯元のシーンは、印象に残っている辛いシーンですが、今回見ても辛い気持ちに変わりないものの、公開から20年経ったせいか自分が年を経たせいか、幾分冷静に見ることができたように思います。

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たけちゃん

5.0 壊れたキャッシュメモリ

2026年2月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

私自身(アルツハイマー型ではありませんが)認知症の身内を介護しています。
認知症だと分かった初めの頃に本作を観て、「認知症の人が見ている世界」を、少し理解できたような気がしました。

主役・渡辺謙さんの凄まじい演技。そして、妻役・樋口可南子さんが淡々と表現する、覚悟と孤独。その一つひとつが、身につまされます。

理解し、受け容れる。治りはしないけれど、やれることはたくさんある。
この作品と出会えたことに心から感謝です。
私も、頑張ります!

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