名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)

劇場公開日:2010年4月17日

解説・あらすじ

青山剛昌による人気コミックシリーズの劇場版14作目。大富豪・鈴木次郎吉は、世界中の宝石を狙う怪盗キッドに向け、「世界最大の飛行船ベルツリー号に収めた宝石・天空の貴婦人を盗んでみよ」という挑戦状を叩きつける。キッドから宝石を守るため、コナン一行も飛行船に招待されるが、突然謎のテロリスト「赤いシャムネコ」が飛行船を襲う。

2010年製作/102分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2010年4月17日

スタッフ・声優・キャスト

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受賞歴

第34回 日本アカデミー賞(2011年)

受賞

優秀アニメーション作品賞  
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(C)2010青山剛昌/「名探偵コナン」製作委員会

映画レビュー

4.0 備忘録ついで⑭/探偵と怪盗の協奏曲

2026年4月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

コナン作品史上初、飛行船が舞台の事件。
1作品目以来の、殺人事件が発生しない映画。(正確には1作目ではアバンで殺人事件、回想で死亡事故が発生している為、作中を通して人が全く死なないのは本作が初。)
初登場キャラは鈴木次郎吉、ルパン。
劇場史上初、黒の組織、キッドを除けば、メインキャラ以外がOPで紹介された。
話題だけだが、キッドの空中歩行の話が出た。
原作未登場で名前が明かされている警察関係者が登場した初の作品。
遠山銀司郎の名前が明かされた作品。
2014年に鈴木次郎吉役の永井一郎氏が死去されたため、本作が永井氏の最初で最後の鈴木次郎吉だった。

〜ここから感想〜
良かったポイント
キッドがコナンの相棒ポジになる展開がアツく、敵だが共闘する演出がとてもよかった。

悪かったポイント
今では恒例となった、ボール射出ベルトのサッカーボールの巨大化が初めて登場した。
既に慣れてしまったが、初めて見た時はシュールすぎて乾いた笑いが出た。

銀翼とは違った角度のコナン×キッドを楽しめる良作。
現実的には「探偵」と「窃盗犯」なので、近すぎても如何なものか…と言うのはあるが、メタい事を言うと「名探偵コナン」の主役と「まじっく快斗」の主役が共闘するすげぇアツい映画なので、そこを楽しめる人は楽しんだら良いと思う

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だい

3.0 思ったよりも悪くない

2026年4月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

ミスリードの仕方や黒幕が登場する最後の盛り上がりも狙いは感じるし、蘭姉ちゃんの新一=キッド説に対する葛藤も見どころとして成立してた。
だけど悲しいかな、コロナ禍を経て殺人バクテリアの設定自体が陳腐化してしまってるから、今見たらこんなもんかなと。

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俺のメロディ

3.5 【70.1】名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ) 映画レビュー

2026年3月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

飛行船という巨大な密室を舞台に据えた今作は、映像の動的な躍動感とは裏腹に、物語の根幹に構造的な課題を抱えた一作である。映画が開始された直後から観客を襲うのは、バイオテロという極めて現代的で凄惨な恐怖の予感だが、物語が進むにつれてその緊張感は変質し、最終的にはエンターテインメントとしての娯楽性へと大きく舵を切っていく。このトーンの変遷こそが、本作を一作の映画として評価する際の分水嶺となっている。
脚本における特徴は、リスクの設定とその回収の特異性にある。殺人バクテリアの散布という、国家規模の未曾有の危機をプロットの主軸に据えながら、その真相を金塊盗難の目くらましという私利私欲に満ちた犯罪に帰結させた構成は、純然たるサスペンスを期待する層にとっては、肩透かしのような印象を与えかねない。提示された謎の大きさと、解決によって得られるカタルシスのバランスにおいて、ロジックよりもシチュエーションの面白さが優先されており、脚本家である古内一成の構成力は、本格ミステリーよりもパニックアクションとしての側面に強く発揮されている。
演出面においては、閉鎖空間の利点を視覚的に活用している。山本泰一郎監督による空間演出は、飛行船の巨大なスケール感を捉えることに成功しており、その内部で展開される攻防は、アニメーション特有のダイナミックな描写に終始している。空中に放り出された少年を救出するシークエンスの映像的快感は、リアリズムを越えた演出ではあるが、娯楽映画としての強度を支える重要な要素となっている。大野克夫による音楽や、GARNET CROWが歌う「Over Drive」の疾走感も、作品の持つ軽快なトーンを効果的に彩っている。
キャストの演技に目を向けると、主演の江戸川コナンを演じる高山みなみの仕事は、今作においても極めて安定している。彼女は、物語の展開がエンタメ性に寄る場面においても、コナンの理知的な響きと緊迫感を維持し、作品に一定の格調を与えている。危機的状況下での冷静な判断力を示す発声は、作品のリアリティを繋ぎ止める柱となっている。
助演陣もまた、このエンターテインメント劇を盤石なものにしている。怪盗キッド役の山口勝平は、不敵な笑みと軽妙な語り口でトリックスターとしての魅力を体現し、作品に華やかさをもたらした。毛利蘭役の山崎和佳奈が表現する揺れ動く心情や、毛利小五郎役の小山力也が放つ豪放な存在感、阿笠博士役の緒方賢一による和ませる演技も、シリーズが長年培ってきた様式美として機能している。さらに、ゲスト声優の大橋のぞみの起用は、プロの技術とは異なる素朴な響きを物語に添えている。
第34回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞した事実は、本作が広範な観客に受け入れられる高い完成度を備えていたことを証明している。本格的な知の格闘を期待する向きには物足りなさが残るかもしれないが、派手なシチュエーションの中に魅力的なキャラクターを配し、最後まで飽きさせずに見せる手腕は評価に値する。
総評として、今作は緻密なロジックを積み重ねることよりも、表層的な刺激と爽快感に特化した、職人芸的な娯楽作である。空を舞う船体の中で繰り広げられる騒動は、ミステリーの深淵に触れるものではないかもしれないが、劇場のスクリーンを彩る空の色と同様に、鮮やかで軽やかな余韻を残す一作である。
作品[Detective Conan: The Lost Ship in the Sky]
主演
評価対象: 高山みなみ
適用評価点: B8
助演
評価対象: 山口勝平、山崎和佳奈、小山力也、大橋のぞみ
適用評価点: B8
脚本・ストーリー
評価対象: 古内一成
適用評価点: B6
撮影・映像
評価対象: 野村隆
適用評価点: B8
美術・衣装
評価対象: 渋谷幸弘
適用評価点: B8
音楽
評価対象: 大野克夫
適用評価点: B8
編集(加点減点)
評価対象: 岡田輝満
適用評価点: 0
監督(最終評価)
評価対象: 山本泰一郎
総合スコア:[70.1]

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honey

3.5 一部のファンに寄せた映画

2025年5月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

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えだ

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