ショーシャンクの空にのレビュー・感想・評価
全618件中、1~20件目を表示
伏線回収の秀逸さ
傑作です。
脚本の秀逸さと演者の好演に脱帽です。
また伏線回収が見事で綺麗に物語が完結するから、気持ちがいい。いい映画観たなってなる。
あらすじ。
銀行の副頭取であった主人公のアンディーは、冤罪の妻殺しによって刑務所に収監される。
はじめは一匹狼だったアンディーも、次第に黒人で殺人罪で収監されたレッドらのグループと仲良くなる。このレッドは、調達屋でもあり、刑務所内に煙草や仲間に頼まれた物品を持ち込んだりしている。
レッドらと仲良くなって数年後、アンディーは図書係に任命される。これは、アンディーが賢く、銀行マンであったことから刑務官の確定申告など経理を内密にさせるためだった。しかも所長のサミュエルの不正経理も行うようになる。またアンディーは、図書係の役も全うし、議会に図書に充てる予算を拡充するよう手紙を送ることなどして、刑務所の蔵書を増やしたり、図書室をつくったりする。
そのように刑務所の環境も改善されていくなか、新人としてトミーがやってくる。彼は読み書きも不十分ではあったが、気さくな人物であった。そのトミーから、妻殺しは別の囚人がやったという証言を得る。それを聞いたアンディーは、所長に再審を要求するがはぐらかされ、トミーは所長に殺される。
このこともあり、懲罰房に入れられるアンディー。遂に脱獄を決心する。
アンディーの脱獄は成功する。脱獄後、サミュエルの不正経理によって貯蓄されたお金も引き出し、その不正も告発する。
最後は、出所したレッドと収監中に希望として語ったジワタネホで再開する。めでたしめでたし。
前述の伏線回収などは、以下のディティールに顕著である。
①主人公のアンディーは小さくて穴など掘れやしないと前置きがあったロックハンマーで、脱獄用の穴を掘る。それもかなり年月をかけて。
②アンディーは脱獄したあと、架空人物のスティーブンスに成りすます。この人物は、刑務所の所長のサミュエルの不正経理を合法化させるためにアンディーがでっちあげる人物である。
③アンディーは脱獄後、サミュエルの不正をマスコミにリークし、サミュエルは拳銃自殺をする。これは、サミュエルがいってた聖書の言葉が跳ね返り、天罰が下ったかのようである。
他にも挙げればきりがないが、話が上手くまとまってて素晴らしい。
印象に残ったのは、レッドの仮釈放の審査のシーンとトミーのペンの持ち方である。
レッドの仮釈放の審査のシーンは、3回あり、10年おきに仮釈放の機会が与えられる。その都度レッドは、改心したことを述べるのだが、2回目は明らかに本心ではない。3回目は改心なんてものは忘れたといった語りではあるが、自分の罪と向き合っていることがよく分かる。
このシーンはレッド役のモーガン・フリーマンの好演があったから成立したとも思い、心に刺さるものがある。
またトミーのペンの持ち方である。読み書きがままならない設定がよく表されている。
あと映画の力をすごい感じる。
途中、囚人が映画をみるシーンが登場する。収監中でも、人として欠かせない娯楽としての力を、人間性を取り戻す力を表している気がする。
そして脱獄用の穴は、映画に登場した女優のポスターで覆い隠されている。アンディーが脱獄するといった物語世界での力も表している。
他にも演者の次第に年老いていく様は、刑務所での長い年月を想像させるし、出所後のブルックスの自死に象徴される服役者の社会復帰の難しさも映し出される。
物語もおもしろいし、必見の名作だと思われる。
生きる勇気をもらえる普及の名作「両手を広げて空仰ぎ系映画」
名作は色褪せない。
大雨の中、両手を広げて空を仰ぐ男のメインビジュアルが印象的な本作品。実は、先日観た映画「シャイン」と本作品をごっちゃにしていた私…。映画好きを公言するには恥ずかしすぎる事実でございます…😅
「両手を広げて空仰ぎ系映画」すこぶる生きる勇気をもらえる名作ということで、2作品まとめてオススメ致します🫡
「シャイン」→「ショーシャンク」
「ショーシャンク」→「シャイン」
順番はどちらからでも構いません!できれば、クライマックスでやってくる盛り上がりどころ「両手を広げて空を仰ぐ」シーンでは、思い切り真似してみるのもオススメです♪
「ショーシャンク」というのは、架空の刑務所の名前で、物語は長年刑務所に入っている囚人レッドと無実の罪で収監された元銀行副頭取アンディの友情をベースに、彼が獄中で巻き起こす奇跡やいつの日も決して失わなかった希望と彼のその生き様を描いています。
94年度のアカデミー賞では作品賞を含む7部門でノミネートされ、公開30年たった今なお、多くの映画ファンに愛される名作として語り継がれています。日本では1995年に初公開され、2022年には4Kデジタルリマスター版で公開されました。
メインビジュアルの両手を広げて空を仰いでいる彼の姿こそが、映画の主題を意味しており、とても大切なメッセージです。たとえどんな苦境にあっても、決してうつむかずに、上を見上げて希望を失わない。
現実ではありえないフィクション感は否めないとしても、伝えたいメッセージは決してぶれずにまっすぐです。鉱石用の小さなハンマーが途方もなく遠い道に思えた脱獄への希望の道を少しずつ掘りすすめたように、諦めない限り、希望はそこにあり、自由は彼を待っているのだとこの映画は教えてくれます。
選択肢は2つ、
「必死に生きるか?」
「必死に死ぬか?」
答えはもう分かっていますね。
両手広げて空仰ぐ系「シャイン」含めて、両作品とも観て損はない名作映画ですので、これを機会に是非ご覧になってみてください♪
二人を支えたのは「友情」と「生きがい」
<映画のことば>
「ブルックスここにあり」
「レッドもここにあり」
本作で、ブルックスの結末とレッドのそれを分けたもの―。
それは、希望のある・なしだったと言い切ってしまえば、それまでなのですけれども。
しかし、それは、単なる想念や情念としての「希望」にとどまらない、「希求」ともいうべき具体的な希望―。
それは、「生きがい」とも言い直すことができるでしょうか。
評論子には、そう思われます。
そして、服役中に、レッドにそういう「生きがい」を植え付け、育むことのできたのは、取りも直さず、服役中に彼がアンディと育むことのできた、男同士の友情であったことには、疑う余地がありません。
(そのことは、反面として、不屈ともいうべき態度で服役していたアンディにとっても、同様だったということにも、疑う余地がないと、評論子は受け止めます)
男同士の友情を描いた作品には『最高の人生の見つけ方』(2007年/97分/アメリカ/ロブ・ライナー監督・未投稿)とか、『パピヨン』(1973年/151分/フランス・アメリカ合作/フランクリン・J・シャフナー監督・同)とか、他にも秀作がありますけれども。
後記の諸点を別論として、上記の観点だけから評したとしても、本作が、それらに並ぶ秀作だったことにも、また間違いがなかったこととも、評論子は思います。
(追記)
<映画のことば>
音楽は決して人から奪えない。
心の豊かさを失っちゃ、ダメだ。
人間の心は石でできているわけじゃない。
心の中には何かある。
誰にも奪えないものが。
希望だよ。
反面、「希望は危険だぞ。よく覚えておけ。」という本作中でのレッドの忠告も、ある意味では真実でしょう。
「希望」から「失望」への落差は、なんともあっけなく人を自死に追いやってしまう実例には枚挙に暇(いとま)がないことは、評論子も、百も承知、二百も合点しているところです。
本作に準(なぞら)えて言っても、このことの表れが、収監中には長く図書係を務めていたブルックスの「最後の選択」が、レッドがした「最後の選択」との対比だったとも言えるのでしょう。
しかし、心の中に抱いた希望を本当に消せるのは、当の自分自身だけに能(あた)うことであって。
その実、他人にできることは、その希望を消させようとして干渉することが、精々でしょう。
本作のアンディにしろ、「結局は、所長の奴隷」とはいいながらも、元・銀行員のとして持ち前の経理、税務に関する知識・経験を活かして、所長以下に深々と食い込んでいく様子は、なかなか、どうして。
まさに「知能犯」といったところでしょう。
最初は「石を磨く」「好きな映画女優のポスターを独房に貼る」といった、ほんの些末なことから始めて。
結局は、自分の置かれた実際の境遇を不可避の現実としては受け止めながらも、「自分ができる範囲で、自分のできることをする」ことによって、自らの「希望の炎」が揉み消されることに、必死に抗っていた―ともいうべきでしょう。
その意味では「命がある限り、そこには希望がある」(キケロ 古代ローマの政治家・文筆家・哲学者)のであって、絶望の深淵に例え立たされたとしても、自らの命を絶たないことが、いちばん大切なことなのでしょう。
顧(かえり)みて、今を去ること40年以上も前―。
評論子らの卒業式に臨んだ母校の学長が式場の武道館(東京)で述べた「実社会では辛(つら)く、悲しい出来事も少なくはないことでしょう。しかし、諸君には、これに負けない「根性」と「能力」があることを、信じて疑わない。辛いときは(母校の野球部が六大学リーグで優勝を賭けて戦い抜いた際の応援で)学友らと一緒に、神宮の杜(もり)で力一杯、校歌を歌ったときのことを思い出して、勇気を奮い起こして欲しい。」という祝辞を、評論子は、今でも鮮明に思い起こします。
(学長のこの言葉は、実際に聴いていた時間こそほんの数分ではありましたけれども。
馬齢を重ねた今日(こんにち)まで、その言葉を、幾度も幾度も、数えきれないほど何度も思い起こしたことを考えると、評論子にとっての「延べ時間」は、乗算の結果として、数時間にも及ぶことでしょう。)
そして、上掲の映画のことばは、現代でも、キケロのことばが精彩を失っていないことの、何よりもの証左であるとも、評論子は思います。
(追記)
もっと何か出来たことがなかったのか―。
自分の最愛の妻が他の男性と情交を結ぶことになるまでには。
当のそのアンディとしても。
たとえ、そのことに関しては、愛妻からは「閉じた本のような人」と評されていたとしても。
客観的には「無実の罪」で服役していた彼の胸中に、亡き妻を想う、そういう良心の呵責がまったくないわけではなかった―評論子には、そう思われます。
「人にはないスキル」や「手に職」の大切さとか格好良さ
めちゃくちゃ面白かったなぁ。
自分史上でも結構上位かも……観て良かった。
視聴後の復習のためにタイトルでググったら「何故あんなに褒められているのか」的な知恵袋の質問を発見。
そのベストアンサーは「少年ジャンプ的『友情・努力・勝利』です」とのこと笑
うーん、否定はしないまでもあんまり共感できないかなぁ笑
個人的にはもっとシンプルに、「人にはないスキル」や「手に職」の大切さとか格好良さが特に響いた気がした。
自分ももっと勉強してくれば良かったな~とかも思ったり。
あとは人並みに音楽を愛する者として、
「それが音楽の良いところで、誰にも奪えないんだ。音楽をそんな風に思ったことはないか?」
というセリフはグッと来るものがあったな。
ラストの再会シーンはなくても(想像に任せた方が)良かった気もしないでもないけど、大金を手に入れたはずのアンディーが、ボロボロの船を手作業で直しているのは良いね。
拍手が出ます
この映画、2時間半後に私は何を考えてるんだろうと思いワクワクして見ました。えー拍手です。
静かに広がってく余韻が内にはありました。
丁寧に描かれたストーリー、かっこいい比喩表現、モーガン・フリーマンの渋さ、あの時代の独特の雰囲気。最後に画面いっぱいの青い色。
もっと他に言ったらキリがないけど無駄がなかっですね。名作と言われる理由もありますね。
分かりやすく纏まった作品
感情移入しきれなかった
言われているほどじゃなかった
映像美というタイプでもなければ音楽が良いタイプでもない。ただ心が動くかどうかの映画で、あまり動かなかった。
感情移入しづらかった
見終わった後に自分の中に変化がなかった
「希望」を持ち続けること、それは人生の拠り所になること。叶えたい夢であり、叶えにいく道中をも幸せにしてくれる。希望とはそういうもの。
って言うのを伝えたかったのかなと思った。けどこれは今大分捻り出して考えた。心の底から自然と湧き上がってきた考えじゃない
私にもうちょっと感動しようとする姿勢というか、理解しようとしたり感情移入しようとする心がもう少し必要だったのかも。ただ映画を見るだけじゃ足りなかった、自分に大きく影響を与えたものがなかった。別の言い方をすれば、この映画はそこまでこちら側を動かす力を持ってなかったのかもと感じた。映画を見る時にこれは何を伝えたいのかって考えながら見るのは正直嫌だ。自然と考えたくなるような、見ている人をふと考えさせるようなものが良い映画にはあってほしい。それをあまり感じなかった。主人公の感情の動きが大袈裟に表れなかったからかな?
でも一緒に見てた他の人は感動したって言ってるし、本当人それぞれなんだ。名作と聞いていたから期待しすぎていたのかも
音楽は良かった。脱獄した道がバレたところの音楽が特に良かった。でも脱獄して川に出た時の音楽が明るい音楽ではなく、深く、静かだけど重い音楽だったのが印象的だった。ただハッピーってわけではないのか?と感じた。
久しぶりの鑑賞
昔友人達とお泊まり会の時にワイワイと選び、眠い目をこすりながらみんなで観た思い出の作品です。途中で寝落ちした人も多かったと記憶。しばらくは好きな映画TOP3に入れてました。
今回、BSの録画を久しぶりに鑑賞。正直、大筋以外はほとんど忘れていてショックでもありましたが、自分自身もさまざまなライフステージを経て、改めて感動しました。
もちろんアンディのような絶望を味わったことはないけれど、「諦めと希望」というテーマが今の自分にはまた少し違った形で刺さりました。
レッドのような人生の大先輩にも希望を与えたアンディの行動力が、「諦めることも肝心」と学んでしまった自分には眩しいです。
メキシコへ向かうバスの車内でレッドのドキドキワクワクする様子が伝わってきて、印象に残りました。
子供達に見せたくて、録画を消せておりません。
希望とは何か、苦しい環境での必死な生き様を描く
一度は名作を鑑賞しようということで、アマプラで鑑賞。
時間スケールの長い作品であり、年々加齢を感じる登場人物達の苦しさを痛切に感じます。主に終身刑の囚人達であるため、刑務所での生活に出所という最大の希望がないなかで、皆自分なりの快楽や希望を見出していました。実際に当時の刑務所の様子はこうであったのだろうとリアリティを持って感じられました。主人公の執念とレッドとの深い友情は涙を禁じ得ません。
この映画の最大のテーマは個人的に「希望」であり、それは生きるための活力になる一方で、それをくじかれ、現実の自分に目を向けたときの絶望をより大きくする諸刃の剣ということを伝えていると思います。ただある意味、無罪になることはないという絶望も彼を動かした原動力の一つになったのではないかとも思います。
長い時間を刑務所で過ごせば、希望であったはずの外の世界は恐ろしいものになり、やはり自分の存在が不可欠でないと思い知らされることは本当に辛いと共感します。また無罪を証明できるかもしれないという希望が、無謀な行動にはしらせ、2カ月の懲罰房送りにさせられる。それでも希望を持ち続けた主人公だからこそ、あのようなラストを迎えられたのだなと思います。繊細な登場人物の感情を捉えた極上のヒューマンドラマでした。
ただ個人的には現代映画に比べて、驚くような展開も少なく、感情の積み重ねで訴えるこの映画にははまりきれなかったため、星4としました。
The Shawshank Redemption
hope
多くの映画ファンがベスト1またはそれに準じて選ぶ人気の名作!原作がスティーブン・キングと知って驚きましたが、「スタンド・バイ・ミー」(86)のように、ホラーしか書かないわけではないですよね。本作はずいぶん前に一度DVDで観てますが、そのときはさほど感動しませんでした(汗;)。理由はわかりませんが、脱獄ものでは「ミッドナイト・エクスプレス」(78)のインパクトが強烈すぎて、自分の中でうまく消化できなかったのかもしれません…。久しぶりに観ると殆ど忘れていて、実話のようなリアリティと手に汗握る展開に心を揺さぶられました。主役の2人がいいですよね。ティム・ロビンス扮する主人公アンディとモーガン・フリーマン扮する調達屋レッドとの篤い友情を軸に、刑務所での理不尽な行為や非人間的な扱いなどが丹念に描かれていて、人間社会の不正と不幸を凝縮しているような印象でした。劇中ではしばしば聖書の言葉が出てきますが、物語の随所にキリスト教の影響が見られるようです。希望をもち続けるべきか、むしろ諦めた方が心の平安を保てるのか?ここまでの極限状態ではなくとも、普段の生活の中でも日々選択の機会があり、ある者は希望をもち続け、ある者はトライする前から諦めているような気がしました。
本当に素晴らしい作品
システマティックだった
映画の名作というものがどういうものかを知りたくて見てみた。
あっと驚く見事な伏線であったり、対比の多く見られる体系的な構成であったり、分かりやすく象徴的な人物像であったり、とても論旨明快な映画で、僕みたいなバカガキにも一回で伝えたいことが伝わってきた。
だけど、リアリティというただ一点において気になる作品でもある。全部が良いシーンになりえるが、同時に詰め込みすぎで、そのためストーリー以外の複雑性が失われる。複雑性が失われ過ぎて鋭い視座のない評論を読んでいるようだった。淡白なのだ。特に感情において僕はそれを感じた。淡白であるからこそ、僕は人物の感情をじっくり感じることが出来ずに、どんどんと物語が進み、あまり感動できなかった。
しかし、しょうがないのかもしれない。
「伏線」と「物語に沿った感情の解釈」は離れた立ち位置を取っている。
伏線を張るために隠された事実を抜きにして、その人物がそのとき思っていることを同時並行に感じるなんて出来ないからだ。
だからこそ、先ほど言ったように、評論のような淡白さを感じてしまうのである。
最後にもう一つ。
僕というあまりに幸福に生きている人物には、「希望を持て」は当たり前すぎて実感が湧かなかった。
もう少し、何かに押し潰されそうな時に見ると良いのかもしれない。
それは失恋か、死か、不合格か、アンディのように不運で人間的尊厳を喪失したときかもしれない。
何しろバックボーンが今の僕には合わなかったのだ。
まったく喜ばしくないが、大多数の人物の感動は隣の川を流れていった。
名作中の名作
映画館では初鑑賞。
名作中の名作ですがやはり面白いですね。
特に、刑務所内の待遇を改善するための主人公の活躍が見どころ。
しかし、半世紀近く刑務所に入っていたら、世の中にはついて行けなくなりますよね。
刑務所に戻るために犯罪を犯す気持ちも分からなくはない。
完成度が高すぎ
※久々の過去鑑賞作のレビュー
超有名作なので、今さらレビューを書くのもどうかと思いつつ、忘れないうちに。
この映画を観たときの率直な感想はタイトルのとおり「完成度が高すぎ」というもの。どうもそっちの方に意識がいってしまって、物語に没入することができなかったのが残念。
観客の想像を超える大逆転劇、そこに至るまでの日々の中で描かれる塀の中の人々の人生、人生、人生。原作と脚本が凄い。
ティム・ロビンス演じるアンディの不屈の闘志、冷静かつ狡猾さも感じさせる頭のキレ。塀の中の掟に慣れてしまえばある意味天国、という大多数の男達のなかで、独り外の世界へ戻ることを諦めない強い意思に驚嘆する。
レッドを演じたモーガン・フリーマンの人生の渋みが滲み出まくった静かな演技と語りが、塀の中の終わりなき日常を体現している。この人の佇まいが好きだ。
生きるとは何か、自由とは何か、希望とは何か、周りに流されない心の強さとは何か、人はいつまで耐え続けることができるのか?そんな問いに対する答えを自らの行動で示したアンディ。
真に強い人間。その一つの有り様を、この映画で見た気がする。
全618件中、1~20件目を表示






