ゴッドファーザーPARTII

ALLTIME BEST

劇場公開日:1975年4月26日

解説・あらすじ

フランシス・フォード・コッポラ監督の代表作「ゴッドファーザー」のシリーズ第2作。前作でコルレオーネ・ファミリーの首領となったマイケルの苦悩の日々と、彼の父ビトーの若き日を交錯させながら描く。1958年。亡き父ビトーの後を継いでファミリーのボスの座に就いたマイケルは、収入源であるラスベガスに近いネバダ州タホー湖畔に根拠地を移す。そんな彼は、ことあるごとに偉大な父を思い出していた。1901年、シチリア島。9歳のビトーはマフィアに両親と兄を殺されて天涯孤独となり、単身ニューヨークへと渡る。リトルイタリーで成長した彼は、街を牛耳るギャングを暗殺したことをきっかけに移民たちの信頼を集め、頭角を現していく。第47回アカデミー賞で作品賞など6部門を受賞。若き日のビトーを演じたロバート・デ・ニーロは同助演男優賞に輝いた。

1974年製作/202分/アメリカ
原題または英題:The Godfather: Part II
配給:パラマウント映画=CIC
劇場公開日:1975年4月26日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第32回 ゴールデングローブ賞(1975年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) アル・パチーノ
最優秀監督賞 フランシス・フォード・コッポラ
最優秀脚本賞 フランシス・フォード・コッポラ
最優秀作曲賞 カーマイン・コッポラ
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(C) 1974 by Paramount Pictures and The Coppola Company. All Rights Reserved. Restoration (C)2007 by Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved. TM, (R) & (C) 2014 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.0 理想とは真逆へ進んだ先に辿りついた孤独。

2023年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

○作品全体
『ゴッドファーザー』では、ヴィトーとマイケルの価値観が対比的描かれていた。「ファミリー」と「家族」を包み込むヴィトーと、それぞれを切り離して考えるマイケル。『ゴッドファーザーPARTII』では、対比的ではあるものの、マイケルが理想とするヴィトーの価値観への羨望、そしてその理想とは真逆に進んでいかざるをえないマイケルの苦悩が描かれていた。

本作も冒頭の初聖体式のシーンからして、ヴィトーとマイケルそれぞれのゴッドファーザー像が対比的に映る。同じ祝い事の場ではあるものの、ヴィトーを頼ってやってくる人々と、マイケルとの損得のためにその場に仕方なくやってくる人々。マイケルが努力をして築き上げた関係性ではあるのだろうが、そこにはトラブルの火種が大量に埋まっている。その後起こるマイケル邸襲撃はそれが表面化しただけに過ぎない。ヴィトーの火種を未然に回避するような立ち回りとは明確に異なるゴッドファーザーだ。

作品の中心に置かれたロスとの駆引きにおいてもマイケルが優位に立つ場面は度々あるが、「裏切り」という言葉が表裏一体となっている。シビアな状況でマイケルの心の支えになっていたのが「家族」だったわけだが、中盤からはその「家族」からも裏切りを受けることになる。マイケルを孤独に拍車をかける「フレドの裏切り」は「ファミリー」と「家族」を切り離して考えてきたマイケルの行動が仇となった場面だ。マイケルは「ファミリー」としての能力に欠けたフレドを閑職に追いやったことで、「家族」であるフレドの存在と一体であることを忘れてしまっている。それはフレドからすればマイケルが自身をないがしろにしていると考えてしかるべきだ。強い組織を作ろうとするがために、自分のウィークポイントを自分自身で傷つけている。
ヴィトーのやり方だったら上手く行ったことが、マイケルのやり方では上手く行かない。それが強調された「裏切り」の描写だった。

ヴィトーの若かりし頃の物語を挿入する構成もすごく上手い。上述の対比に加えて、『ゴッドファーザー』では「若きカリスマゴッドファーザー」として描かれたマイケルが、本作ではヴィトーの物語によって「不幸の底へ転落していくゴッドファーザー」として映る。ラストカットの孤独となったマイケルの表情は一気に年老いたように見え、『ゴッドファーザー』のときにあった若さはなくなってしまった。

「ファミリー」と「家族」、それぞれが手の中にあったはずなのに、全てが抜け落ちたマイケルのラスト。マイケル自身が選んだはずだが、そうせざるをえなかった部分もあり、「ままならなさ」が絶妙だった。

○カメラワークとか
・終盤のヴィトーの誕生日のシーン。マイケル以外の兄弟皆ヴィトーのもとへ行ってしまったあとの、遠くから聞こえる声とマイケルの孤立を映す演出が上手い。ヴィトー役のマーロン・ブランドの出演が叶わなかった苦肉の策だというが、この寂寥感が素晴らしい。

○その他
・個人的に一番つらいシーンは、マイケルがトムを疑うところ。あれだけ信頼していた兄弟であったはずなのに、マイケルは「ファミリー」であり「兄弟」のトムすらも手放してしまうのか、ととても悲しくなった。
・以前見たとき、ヴィトー編はちょっとイマイチとか思ってたけど、今回はむしろマイケル編よりも良いと思えた。舞台の作り込みが素晴らしい。
・ヴィトーが友人と舞台を見ているとき、役者が「マンマ・ミーア」って言うんだけど、ここを見るたびに「ほんとにマンマ・ミーアっていうんだ…」って思う。

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すっかん

5.0 ”素晴らしい”以外に思い当たる言葉が・・・・・・・!!

2026年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

何度観ても”素晴らしい”以外の言葉が見当たらない永遠の名作!!
シリーズ作品は前作を超える事が出来ないという定説の中で、この作品は数少ない例外である事は間違いない!!
202分という長丁場にも拘らず、一切の無駄を感じさせないその創りはまさに奇跡としか思えない!!
ゴッドファーザーと言う称号をビトー=ロバート・デ・ニーロ、マイケル=アル・パチーノに重ね合わせ二つのストーリーとしてクローズアップさせる演出ももはや神業としか思えません、感動した!!

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ナオック

5.0 『ゴッドファーザー PART II』

2026年3月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

『ゴッドファーザー PART II』を観て強く感じたのは、「継承」と「喪失」が同時に進んでいく切なさでした。父・ヴィトーの若き日の成り上がりが描かれる一方で、息子マイケルはファミリーの絆を失い、孤独へと沈んでいきます。この対比がとても印象的で、成功の裏には何かしらの代償があるのだと痛感させられました。

マイケルは確かに有能で冷静なリーダーですが、信頼していた弟・フレドを裏切り、結果的に家族の温もりを失ってしまいます。権力を手に入れれば入れるほど、人間らしさが少しずつ削り取られていくように見えました。

この作品では、「家族とは何か」「継ぐとはどういうことか」といったテーマが静かに、しかし深く描かれています。特にラストシーンの静けさには、マイケルの心の空虚さがにじみ出ているように感じました。
観終わって、「面白かった」だけでは終わらせられない作品です。自分だったら何を守り、何を犠牲にするのか。そんな問いが、静かに心に残りました。

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大原拓弥/映画×経営

5.0 素晴らしい

2026年1月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

驚く

繰り返し視聴。1と共に最高の映画の一つ。

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doncicio

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