今そこにある危機

劇場公開日:1994年12月17日

解説

「レッド・オクトーバーを追え!」「パトリオット・ゲーム」に続き、CIAの情報アナリスト、ジャック・ライアンの活躍を描いた大型エンターテインメント・シリーズの第3弾。原作はトム・クランシーの小説『今、そこにある危機』(文藝春秋刊)で、「パトリオット・ゲーム」も手掛けたオーストラリア出身のフィリップ・ノイスが監督に当たった。スケール豊かな原作を脚色したのは、前2作も担当したドナルド・スチュワート、「シンドラーのリスト」のスティーヴン・ザイリアン、「ビッグ・ウェンズデー」などで監督としても活躍するジョン・ミリアスの3人。製作は「パトリオット・ゲーム」「ビバリーヒルズ・コップ3」のコンビ、メイス・ニューフェルドとロバート・レーメ。撮影は「パトリオット・ゲーム」のドナルド・M・マッカルパイン、音楽は同作のジェームズ・ホーナー、美術は「レッド・オクトーバーを追え!」のテレンス・マーシュ。特殊効果コーディネーターは「ゴッドファーザー」のジョー&ポール・ロンバルディ父子が担当し、準備に3週間を費やした爆発シーンをはじめとする場面を現出。視覚効果スーパーバイザーは「パトリオット・ゲーム」のロバート・グラズミアが手掛けている。名実共にアメリカ映画のトップスターとなったハリソン・フォードが前作に引き続きライアン役で主演するほか、妻役のアン・アーチャー、娘役のソーラ・バーチ、前2作にも出演したジェームズ・アール・ジョーンズらレギュラー陣に加え、「時の翼に乗って ファラウェイ・ソー・クロース!」のウィレム・デフォー、カナダ映画界の名優で、本作が初のアメリカ映画出演となるヘンリー・ツァーニー、「心の旅」のドナルド・モファット、「グッド・モーニング・バビロン!」のジョアキム・デ・アルメイダらが共演。

1994年製作/アメリカ
原題または英題:Clear and Present Danger
配給:UIP
劇場公開日:1994年12月17日

あらすじ

CIA情報担当官のジャック・ライアン(ハリソン・フォード)はベネット大統領(ドナルド・モファット)に、彼の親しい友人のハーディン一家が惨殺されているのが沿岸警備隊に発見され、逮捕された犯人2人がコロンビアの麻薬組織カリ・カルテルの人間であることを報告する。麻薬撲滅を公約してきた大統領は怒りをこらえ、「麻薬カルテルはアメリカにとり、今そこにある危機だ」と直ちに対処措置を厳命した。ライアンはガンに倒れた上司のグリーア提督(ジェームズ・アール・ジョーンズ)の依頼でCIA副長官代行を引き受け、ハーディン事件の背後の捜査に当たった。その結果、実はハーディンがカリ・カルテルの資金洗浄係であったらしいことを突き止める。彼はカルテルの資金6億5千万ドルを着服し、それが判明したためにカルテルを率いるエルネスト・エスコベド(ミゲル・サンドバル)に殺害されたと推測したライアンは、大統領に報告する。その頃、彼の知らないところでカルテル撲滅の秘密軍事作戦が開始されていた。大統領補佐官のジェームズ・カッター(ハリス・ユーリン)はCIA作戦担当副長官のロバート・リター(ヘンリー・ツァーニー)に、議会の承認なしに他国に軍隊を派遣する報復作戦の承認書を与える。一方、エスコベドの部下で、かつてキューバ活動の上層部にいたフェリックス・コルテズ(ジョアキム・デ・アルメイダ)は偽造旅券でアメリカに入国し、恋仲となったFBI長官の秘書モイラ(アン・マグヌソン)と連絡を取り、アメリカ側の動きを探る。パナマに渡ったリターはCIAの諜報員クラーク(ウィレム・デフォー)に会い、秘密作戦の指揮を取るように要請する。クラークはラミレス大尉(ベンジャミン・ブラット)や狙撃の名手シャベス(レイモンド・クルーズ)ら選りすぐりの兵士12名で組織された軍団を率いて、闇に紛れてコロンビアに潜入する。その頃、強気に転じた大統領はハーディンの6億5千万ドルを政府が運用すれば、さらに価値を発揮すると主張。それはカルテルからの金だとのライアンの推測を確かめるために、彼にコロンビアに向かうよう命令した。ライアンは、愛する妻キャシー(アン・アーチャー)に見送られ、現地に渡る。彼が首都ボゴダに到着し、政府関係者から情報を聞き始めた頃、クラーク率いる秘密部隊はカルテル関係施設の攻撃に成功する。グリーアの助言でクラークと会ったライアンはハーディンとカルテルの関係を確認し、ホワイトハウスに報告する。大統領はそれを受けて直ちに記者会見を行い、麻薬収益金の洗浄用の6億5千万ドルの口座を差し押さえたことを発表した。モイラから、ジェイコブスFBI長官が密かにボゴダ入りすることを知ったコルテズは襲撃を計画。それは大きな損害を受けて激怒したエスコベドの報復に見せかけようとして、コルテズが他のカルテルのロハスと組んだ巧妙な作戦だった。長官一行はロケット砲をはじめとする火器の猛攻を受け、同行していたライアンたちは必死に防戦するが、長官ほか幾多の犠牲を出してしまう。一方、アメリカに飛んだコルテズは、役目を果たし終えたモイラを口封じに絞殺した。手段を選ばぬカルテルに激怒したカッターは実力を行使するよう指示。電話を盗聴してカルテルの代表者の集会があることを知ったリターはパナマ湾上空に戦闘機を出撃させ、高性能ミサイルで女性や子供もろとろ会場の家を爆破させる。だが、集会に遅れたエスコベドとコルテズは命拾いした。米国政府の不法攻撃の事実を突き止めたコルテズはカッターと取り引きし、麻薬摘発と供給網のリストラを実行する見返りとして、特殊部隊の現在位置を教え、彼らとの通信回線を切ることを約束させた。その頃、モイラの電話録音と盗聴テープからようやくコルテズのことを突き止めたライアンは事件の輪郭を掴み、特殊部隊の存在を知る。ライアンはリターに迫るが、彼は大統領が始めから関与していたと言う。そんな時、グリーア提督が亡くなった。ライアンは彼が最後に残した、議会で米国民に誓った正義をまっとうするようにとの言葉を胸に、単身コロンビアへ飛ぶ。そこで、見殺しにされようとしている部隊を救出しようと必死に行方を追うクラークと出会った彼は、カルテルの本拠に向かう。裏切りが明らかになったコルテズはエスコバドを殺す。ライアンとクラークは兵士たちの救出と脱出に成功し、コルテズも倒された。ホワイトハウスに戻った彼は大統領に向かい、彼らが行ったことを告発すると言う。議会に出席したライアンは、真実のみを語ると宣言した。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第67回 アカデミー賞(1995年)

ノミネート

音響賞  
音響効果編集賞  
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映画レビュー

4.0 1994年のアメリカの正義

2026年8月27日
PCから投稿

楽しい

興奮

ドキドキ

ハリソンフォードなのに運動神経今ひとつな役で面白い。
見捨てられたアメリカ軍人を(俺が助ける)と現地に乗り込むのに、岩場でへにょっとよろけたりなどする。
まあ殴り合いはするし懸垂での脱出もやる(ヘリによじ上った時は(あっこれ恋が生まれた瞬間⁉︎)と思ったのだけど、生まれてなかったみたい)

2026年の今日も正義は映画になるのだろうか。
正しさを芯にしつつ娯楽性抜群の、ドドーンとでっかいアメリカ映画!(もちろんMAGAはお断り。私は黄色人種ですからね)を観たいのですけれど。
あの国も萎縮してしまったようだから、どうなのかな。

★
コロンビアの悪者の大邸宅の広いベランダが素敵だった。
外壁はびっしりと蔦が茂り、ベランダの天井にはシャンデリア。豪華な家具、壁に飾られているのは絵かタペストリーか。くつろいでたのは悪者の奥さんと子供かな。
コロンビアは雨が多い土地だというけれど、嵐が来たらどうするんだろう。使用人がダッシュで物を引っ込めるんだろうか。
悪者は悪い奴だけど良いパパで良い夫のようだった。お誕生日を迎えたばかりの娘や乗馬を習ってた坊やたち、可哀想になあ(まあこれはこれで別の物語。)

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mysha

1.0 56点

2026年8月14日
PCから投稿
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ま

1.5 うーん、そんなに、

2026年8月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

ま、鈍い自分には、最初から登場人物が多くて(笑)話もよくわかんないとこもあって、おもしろさがわかんなかった。

カッターだかリッターだか、誰がどう悪くて陰謀を企んでるのか、それを楽しむもんなんだろうけど、楽しむ余裕もないまま終盤になった(笑)

まあ、全体的には流れもわかるしいいんだけど、個人的にはそのおもしろさがわかるまでには至らず、だった(笑)

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みけい

4.0 アクション無しのライアン

2026年8月9日
iPhoneアプリから投稿

ドキドキ

こんな名作を見逃してたなんてね。毎度お馴染みのジャックライアンシリーズだが、主役がハリソンなんで派手なアクションは無いが、政治的なスキャンダルの隠蔽から始まる手に汗握るやり取りがかなり面白かったね。当時のクリントン政権を強烈に皮肉った内容で、ここまで裏の中身を映画化して良いのか逆に心配になったほどリアルだった笑

これだけの俳優を揃え、名演を演じられたら文句もないわ。いつもの裏切りデフォーさんも、仲間までは裏切れなかったね。公聴会後の結末も観たかったが、お約束の想像にお任せ案件で、終わり方までジェントルだった笑

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dj xyz