名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)

劇場公開日:1998年4月18日

解説・あらすじ

「週刊少年サンデー」連載の青山剛昌による人気漫画をアニメ化した「名探偵コナン」の劇場版シリーズ第2作。

ジョギング中の目暮警部が何者かにボウガンで撃たれる事件が発生。同じ頃、毛利蘭の母で弁護士の妃英理のもとに毒入りチョコが届けられ、チョコを口にした英理が病院に運び込まれる。それぞれの現場の遺留品から警察は同一犯の犯行と断定するが、そんな中、今度はコナンの目の前で阿笠博士の命が狙われる。コナンは事件現場の遺留品がトランプの絵札に関連していること、そして襲撃された3人にある共通点に気づく。それは被害者が全員、毛利小五郎と関係があること、そして名前にトランプの数字が含まれ、カウントダウンするように事件が起こっていることだった。そのことから次に狙われる人物を推理するコナンだったが……。

毛利小五郎が刑事を辞めるきっかけともなった過去の出来事なども描かれる。監督はテレビアニメ版や劇場版第1作「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」も手がけた、こだま兼嗣が務めた。

1998年製作/99分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1998年4月18日

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(C)1998 青山剛昌/小学館・読売テレビ・ユニバーサル ミュージック・小学館プロダクション・東宝・TMS

映画レビュー

4.0 【82.6】名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット) 映画レビュー

2026年5月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

シリーズ第2作目としての高い完成度。99分というコンパクトな尺に、緻密なサスペンスと人間ドラマを凝縮。興行収入18億5000万円という数字が示す通り、商業的にも成功。キャッチコピー「次に狙われるのはだれだ!?」が象徴する通り、観客の緊張感を持続させる構成。こだま兼嗣監督の演出、シリーズ黎明期ならではの丁寧な人物描写。ショッキングな描写を控えつつ、家族や友情のドラマを前面に押し出す方針。コナンが謎を解く必然性、キャラクターの動機付け、観客の共感を重視する演出。脚本・古内一成による構成、シリーズ屈指の完成度。数字にちなんだ標的リスト、13から1まで順番に狙われる緊張感。トランプというモチーフの使い方、犯人の動機と小五郎との過去の因縁。毛利小五郎の過去、警察官時代の事件、妻・妃英理との関係性。数字を名前に持つキャラクターの設定追加、以後原作にも逆輸入される影響力。脚本の最大の特徴、サスペンスの連続性。標的が次々と襲われる中で、観客が「次は誰か」と予測しながら物語を追う構造。トリックの巧妙さ、犯人の心理描写、コナンの推理の必然性。毛利一家の絆、特に小五郎と英理の関係性に焦点。英理が「クイーン」として狙われる展開、小五郎の拳銃の腕前と過去の事件がクライマックスで活きる構成。単なる推理劇にとどまらず、家族の再生や赦しというテーマを内包。脚本の弱点、やや人物数が多く、初見では標的の整理が煩雑。だが、各キャラクターに数字と動機を与え、無駄のない配置。サスペンスと人間ドラマの両立、劇場版初期ならではのバランス感覚。1998年公開作品として、当時のセルアニメの質感。色彩設計、夜や水中のシーンの緊張感。アクションシーンのダイナミズム、海中レストランでのクライマックス。CG未発達時代ながら、手描き作画の力強さ。構図の工夫、トランプのモチーフを随所に配置し、視覚的な連続性を強調。現代的な都市空間と、非日常的な舞台装置(海中レストラン)の対比。キャラクターの衣装、特に英理の弁護士としてのスーツ、小五郎のラフな私服。事件現場の美術、トランプや数字を象徴的に配した演出。シリーズ初期のため、まだシンプルなデザインだが、キャラクターの個性を際立たせる効果。99分という尺に無駄のない編集。事件発生から解決まで、テンポよく展開。サスペンスの盛り上げ方、緩急の付け方。標的が襲われるシーンと、コナンの推理シーンの切り替え。クライマックスの畳みかける展開、観客を飽きさせない構成力。大野克夫による劇伴、シリーズ初期の緊張感と哀愁。主題歌ZARD「少女の頃に戻ったみたいに」、物語の余韻を残すエンディング。サスペンスシーンの緊迫したBGM、家族や友情の場面での抒情的な旋律。映像と音楽の一体感、劇場版ならではのスケール感。『14番目の標的』、劇場版コナンの原点回帰。サスペンスと人間ドラマの融合、脚本の緻密さ。毛利一家の絆、家族の再生という普遍的なテーマ。こだま兼嗣監督のバランス感覚、古内一成の脚本力。映像・美術・音楽の調和。シリーズ屈指の完成度、劇場版初期の傑作。
作品
監督 (作品の完成度) 115.5×0.715 82.6
①脚本、脚色 B+7.5×7
④撮影、視覚効果 B8×1
⑤ 美術、衣装デザイン B8×1
⑥編集 +2
⑦作曲、歌曲 A9×1

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honey

3.5 備忘録ついで②/平成のABC殺人事件

2026年4月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

斬新

小五郎の回りの主要人物が襲撃され、名前に関連した予告殺人を止めるべく奮闘するミステリー作品。
目暮十三、白鳥任三郎と2キャラのフルネームが明かされ、設定が漫画に移植された作品。
実は2に平次が登場予定だったが、アニメ放映に登場が間に合わなかったためボツに。
歴代劇場作品で初めてタイトルに当て字が入った。
辻弘樹が連れていた女性二人を、前回に引き続きゲスト声優として、お笑い芸人の海原やすよ・ともこが演じている。
妃英理、栗山緑が初登場した作品。ちなみに本作では栗山緑と言う表記ではなく、クレジットは秘書だった。
あまり理解されない事が多い本タイトルだが、ジョーカー村上丈から始まり、Aで工藤新一。しかし新一はコナンとなっており、標的にされなかった。そして最終的にコナンが犯人から救うために蘭を銃で射撃した。最後の標的は蘭=14番目の標的。
現在でも数回しか語られていない小五郎の過去が描かれた作品。警察を辞める切欠も描かれているが、これが原作に活かされるかどうか不明。
コナン作品で初めて、キスシーンが描かれた。

〜ここから感想〜
良かったポイント
ABC殺人事件みたいで、名前の着眼点は面白い。小五郎の過去を掘り下げるなど、原作でもあまり触れない箇所を描いている点もファンとして嬉しい。個人的には時代的な事もあるが、Aの予感だったり、地獄の果てまでランデブーだったり。セリフ回しが結構好き。

悪かったポイント
クライマックスが少し気になった。こどもと言えど発砲して一般人をケガさせた上におとがめなしは無いだろう。名前のトリックに気を配りすぎ、少しミステリーがおざなりになっている気がする。まぁ犯人の動機が動機だから仕方ないが。

歴代でも類を見ないくらい狂ってる動機
それを楽しめるかどうかでこの映画の評価が分かれる気がする
個人的には(声優も相まって)犯人の“仮の姿”と真の姿の使い分け方が、マジのサイコパス味を帯びていてお気に入り

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だい

3.0 Aの予感

2026年4月11日
PCから投稿

蘭ママ登場したり、ボーガン出てきたあたりから既視感あり。これは2度目だな。

占いのAの予感のシーンはめちゃめちゃ覚えてたけど、オチは忘れてた。
いい仕事してる設定だったな🙌

今作は蘭が2度もコナンに新一味を感じてて・・・
なんだか可哀想になってきちゃうんだよね~😢

ミステリーもあったり小五郎×妃エピ等、いいシーンも多かったけど、
最後の犯人の動機が身勝手で稚拙なため、怒りが湧いて、作品への評価が下がった。

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AJメモ

5.0 小五郎と白鳥のコナンじゃない感

Lさん
2026年4月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

小五郎の過去話を出すとは。序盤の話を終盤で使うのも上手い。最近のコナン映画でよくあるパワーキャラが登場しない過去のコナン映画って感じが個人的には大好き。いい意味でコナンっぽくない(最近のコナン映画を定義とするなら)。白鳥と小五郎の感じが探偵たちのレクイエムに話の雰囲気が似ている。鑑賞者に対してなぜ?と思わせるクエスチョンが2つ用意されている(犯人/小五郎の過去の行動について)のも上手。順番に次は誰だ!?と思わせるのも良い

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L

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