GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊のレビュー・感想・評価
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今見ても古びないエポックメイキングなSFアニメ映画
押井守監督に取材したとき、「あの難しい原作をこれ以上分かりやすくはできないっていうところまで刈り込んで作ったつもりだった」と話されていました(アニメハック掲載『攻殻機動隊』25周年リレーインタビューより)。公開時に見た印象も同じで、もう少し難しいものかと身構えて見てみたらエンタメSF映画として面白いし、思索的な深みもあって凄い! と思った記憶があります。
今では当たり前に言われるようになった身体性の大切さや、心と身体が深く結びついていることなどが、脳以外全身サイボーグの素子の葛藤をとおして描かれていて、21世紀になった今見ても古びない内容になっていると思います。くわしいレビューは映画.comの映画評に書きましたので、よろしければご一読いただけるとありがたいです。
エビやカニの軍団じゃないんだ
さまざまなアニメや映画の下敷きになっている作品。
技術が発達しても、飛び道具はやっぱり火薬と弾丸に頼ったまま、という設定もいろんな映画に踏襲されている。
ドクターウィリスの指先が幾重にも分岐して、超高速でキーボードをタイプするところ、いつも「計算機に脳を直結できるのに、そのギミック、要る?」って思ってしまう。
背景が緻密で、確かに4Kで観たくなる。
難解
30年前も大塚さんの声は変わらず渋い
午前十時の映画祭16で初鑑賞。
オープニングで「え、マトリックス?」と思ったら、ウォシャウスキー兄弟がこの作品の大ファンとのこと。影響力が凄いなあ。
そして光学迷彩の映像表現がカッコイイ!!
だんだん消えていくところや消えた後の表現とか、ワクワクする!
凄腕ハッカーの「人形使い」を追うストーリーと、草薙素子の「何をもって自分とするのか」という哲学的な問いを探求するストーリーが、絶妙なバランスでからみあってリンクしていく。
はっきり言って用語とか設定とか、その場ではよくわからなかった。
セリフが早くて聞き取れないし、設定が複雑で理解が追いつかない。
でも、理解できなくてもグイグイ観客を引っ張っていく力があったように思う。
電脳化とか多様化とかAIとか、まさに今ようやく一般的にも語られるようになった言葉。
30年前にこれらの言葉を使って物語を紡いでいるということが凄い。
そしてそれを映像化してエンタメに昇華させている押井&伊藤コンビも流石。
キャラクターは、バトーとトグサがお気に入り。
素子の裸体に上着をかけてあげているバトーのさりげない優しさが染みた。
初見、原作未読、30年前の作品とは思えないです。
クリエーターの想像力は、すごいですね。
2029年の設定ということに度肝を抜かれました。
私は、今、2026年に鑑賞し、2050年頃の想定かと思っていました。
清水玲子さんの漫画「竜の眠る星」の主人公は、最強で美しいアンドロイドです。
彼のボディは中性の設定でした。
素子は女性のボディですが、中性の設定でもよいのではと思いました。
官能的過ぎて、性別を強く意識してしまいました。
壮絶な戦闘シーンと、素子の内省的なくだり、そのバランスが絶妙で、哲学的な問いが次々に浮かびました。
素子は痛みを感じるのか。
怖さや、不安は。
意思とは、存在とは何か。
死とは、命とは。
「マトリックス」で、ネオが眠りから覚めたシーンで鳥肌がたったことを思い出しました。
今作でも、マトリックスでも、進化した世界が、今よりも激しい戦闘にあふれていることが残念。
50年前、私が子どもの頃は、世界大戦は二度と起こらず、平和で明るい未来が待っていると信じていました。
おばあちゃんになった頃には、もしかしたら月のスペースコロニーで過ごしているかも♪と想像したり。
でも、世界平和を達成できるまで人類が成熟するのは、現状なかなかに難しいのかもしれませんね。
身体も頭も再生可能で、若いまま生き続けることが可能な時代が到来する前に、私は生身の自分で死ぬことを望みます。
情報化社会における自分と言う存在とは…
本作の核心は、**「記憶や肉体が代替可能になった時、何をもって『自分』と定義できるのか」**という哲学的問いにある。
『攻殻機動隊』が描いたのは、自分を自分たらしめている「境界線(肌、記憶、名前)」を捨て去った先に、新しい存在の形があるという可能性です。「自分」という存在は、固定された「点」ではなく、周囲と繋がり変化し続ける「流れ」の中にこそ宿るのかもしれない——。ラストシーンで素子が街を見下ろしながら呟く**「ネットは広大だわ」**という言葉は、個体というアイデンティティから解き放たれた者の、圧倒的な自由を象徴しています。要所要所で素子がカメラ越しに此方を見つめるシーン、音が急に途切れて無音になるシーンと緩急が絶妙で押井作品の傑作の一つである。映画館で観れて良かった。
人ではなく神
「USO800」と「女性の裸体の扱い方」と「アニメのお約束」
Amazon Primeで観ました。SFアニメの金字塔らしいけれどワシはダメでした。分かったような分からないような長いセリフが鼻につく。それSFアニメのお約束なの?しかも半分くらいしか聞き取れない。トシのせいだけなのか?そういえばエヴァもそうだった。
実写と違いアニメは全て虚構USO800だから理屈で武装してケムに巻くのか?その屁理屈ウザいです。
それと、そろそろ女性の裸体の扱い方問われるようになると思う。これもアニメのお約束なんだろうけど、アッという間に来るよ。何ちゃらで不可視にするためにボディだけになるんだろうけど、服着た男はそのままで見えなくなってたよ。
とはいえ「イノセンス」もAmazon Primeにあるので観るつもり。
30年前の作品とは思えない
作画めっちゃすごい(安直すぎる)
午前十時の映画祭にて。折角なので昔買った単行本も持参して劇場に。読んでる時間はありませんでした。
良い映画で面白いんですけど、眠くなっちゃう。
退屈で眠くなるって話ではなくて。
ジェームズ・キャメロン絶賛て有名な話に惹かれてVHSを観たのは、もう随分昔のこと。
スピーディすぎる公安課同士の対決構図の説明や現象学(言葉の表面しか知らんです)風の根幹テーマの語り部分は、映画としてはやや退屈な印象を受けました。成人した頃観た時もおそらくちぃっと眠い映画だなとか思ってた。
さっき観てて6課と9課の絡みの説明のとこは右から左になっちゃいました。
しかし今観ても本筋の部分ではあまり古臭さを感じないのはすごいですね。
むしろAIの進歩やらシンギュラリティやらの現実の変化についても考えさせられる。原作の重要なエッセンスの部分が綺麗にまとまっている正統派SFとして面白い。
人型ペットロボなんてのも、そのうち現実化するんだろうか?なんて考えてみたり。
フェラーリより高いお人形…。
原作を何度も読んで飲み込んでから映画を観た私には、なんか違う映像作品という印象は今回観ても変わらなかった。
しかし作画の気合いが凄すぎるので、スクリーンで観るのは良いですね。
とりわけ素子の身体が官能的すぎる。
全編舐め回すかのような女体描写、変態的で大変宜しいと思います。
なんかのインタビュー記事で押井監督は性的に描いた気はないと答えてたような気がしますけど、相当肉感的だと思いました。
エンドロールに銃器評論家の床井雅美さんの名前あるのを今更気づいて、へーと思った次第。
こんなことはもはや妄言でしかないですが「そうしろと囁くのよ 私のゴーストが」はもっと熱いセリフとして聴いてみたかった…。
吾想う、故に…我在り。
体躯の機械化、脳のCPU化…作中の技術が現実化したら、
嘸かし世の中は便利になるだろう。
身体的な障害は過去の記録の中だけのモノになり、形骸化した天才が世に溢れ…
プロスポーツやオリンピックなんてものは、有難みやその存在意義を喪うかもしれない。
ヒトが扱うには持て余すであろう情報許容量と早い演算処理によって、
美しい過去の栄光や忘れ難い悪夢の様な記憶を、実感を伴って幾らでも改竄できる素晴らしいディストピア…
情報の海だけが先行し、肉体や精神は追い付けず、、未だ国家や家族と云う枠組みに個の結び付きを依存する…
着々と現実が妄想していた虚構へと近付いている。
考えるのが億劫な小難しいコトは、皆んなA.I.に聞けばイイ…
そりゃぁ、まぁ、参考の一助くらいならいいだろうけど、、ソレをソックリそのまま【正解】として簡単に受け入れるコト…
受け入れることに何ら疑問を抱かない事に、恐ろしさを感じるのは…時代錯誤や時代遅れなんだろうか?
情報の海から自律的に産まれたと云う…肉体を持たぬ«自称»生命体≒人形遣い。
肉体なんて端っから無いのに、【死☠️】を恐れ、種の保存に駆られる…なんとも人間臭い衝動。
ソコに事件や人形遣いを通して、自身の出生…脳🧠の一部以外…ほぼ総てが義体故に自己の存在や自我に不安を抱き始めた草薙少佐が乗っかる展開。
2つの意識体の融合…
まるでテセウスの船ですね。
と云うか、人間である私が視ている風景も、言ってしまえば、目に映る光の情報を脳が処理して見せる景色に過ぎない訳で…
本当に…目に映る光が、景色通りなんて、一体誰に証明出来ます?
実際は『マトリックス』みたいなセカイだったら?
荒唐無稽で滑稽な妄想だが、絶対に無いと…本当に断言出来るのか?
…疑ったらキリが無い😮💨
生身でさえそうなら、CPU化した電脳なんて…益々怪しいってなモンで。
自分が自分である証明ってのは、自分で行なうと存外難しく、
結局、社会と云う他人の集合体に依らなきゃならない不確かなモノなんですよね😢
映画館で4回目?
今のアニメ映画に引けを取らない映画
素子の自分探しの末に出した結論は…!!
超久々にアニメ映画を鑑賞。
午前十時の映画祭にラインナップされるアニメ映画ってどんなんだろう?という興味はありました。
名前も一応聞いたことがありました。
でも中身は全然知らず、見る前にあらすじを読んだくらいです。(あらすじ読んでおいて良かった~^^;)
攻殻機動隊という漢字タイトルからして戦闘ロボットが出てくるのかな、と思ってたくらいですので(笑)
感想はというと、意外と深い内容でした。
ハリウッド映画にも影響を与えたというこの近未来の世界観がすごいですね。
そしてストーリーもよく出来ていると思いました。
素子が最後に出した結論も素子の立場からするとわかる気もしますが、人形使いと融合した素子がどんな人格に変わっているのか怖くもありました。
余韻を残すラストで、続きが気になりました。
SFアニメとしてインパクトのある作品だと思います。
雰囲気楽しむだけで良き
難しいとの評判をみたので、どうかなーと思いつつ、映画館で観るのが良さそうな映画だったので観に行ってきました。話に全くついていけなかった時のためにポップコーンも買って準備万端で。
でも冒頭数分で世界観に圧倒されて、最後まで退屈せず見入ってしまいました。
まぁ、評判通り難しくはあるのですが、設定がすごく良くて、香港っぽい廃墟が並ぶ退廃的な街並みと海(川?)を挟んでマンハッタンのような摩天楼の街が見えていたり。人間の身体が脳を含めて代替可能な世界観がすごく好みでした。
森博嗣wシリーズとかアニメPSYCHO-PASSが好きな人には絶対刺さりますね。
とはいえ、なぜ操り人形が素子さんとコンタクトしようとしていたのかそもそも誰が敵で誰が味方なのかもよくわかってないまま終わったので(何一つ理解できていない)、ネタバレサイトなどで復習したいと思います。
あえてひとついうと、サイボーグ(って言っていいのかな)のビジュアルがめっちゃくちゃ女性的だったので、もうちょっと中性的だったら良かったかな。最後女児っぽくなってたし。これも個人的な好みの問題だと思いますけど。
生命なるもの
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