マイ・プライベート・アイダホ

劇場公開日:2026年8月7日

解説・あらすじ

アメリカ映画界を代表する名匠ガス・バン・サント監督がキャリア初期に手がけ、リバー・フェニックスとキアヌ・リーブスの共演が話題を呼んだ青春ロードムービー。

緊張すると突然意識を失ってしまうナルコレプシーという病を抱えるマイクは、12歳の時に母親に捨てられて故郷のアイダホを離れ、ポートランドの路上で体を売って暮らしている。スコットはポートランド市長の息子として何不自由なく育ったが、見せかけだけの家庭に嫌気が差し、家を飛び出していた。街で出会った2人は、マイクの行方不明の母を探すため、彼の故郷アイダホへ向かうが、やがて2人の道は別れていく。

マイクを演じたリバー・フェニックスが、第48回ベネチア国際映画祭でボルピ杯(最優秀男優賞)を受賞。ウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ヘンリー四世 第1部」「ヘンリー四世 第2部」「ヘンリー五世」に着想を得ている。

1991年製作/104分/PG12/アメリカ
原題または英題:My Own Private Idaho
配給:weber CINEMA CLUB
劇場公開日:2026年8月7日

その他の公開日:1991年7月20日(日本初公開)、2014年5月17日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

2.0 ストレスで死んだように眠る設定はおもしろいけど。

2026年8月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ガス・ヴァン・サントのリマスター。亡くなったリバー・フェニックスが、親に捨てられたトラウマから、ストレスを感じると寝てしまう男娼を演じる。彼に惚れられる男友達にキアヌ・リーブス。

設定はおもしろいけど、やっぱりこの監督とは、何かが決定的に合わないと思った。強いて言えば、映画そのものが観客に提供する何か、のチューニングが自分の感覚とズレてるような。

疲労感が残り、劇場を出てスマホを確認したら、まさかのタイミングで仕事の問い合わせが入ってた。この映画を観ることによって引き寄せたようで驚いた。ガス・ヴァン・サント、何かのパワーがある。

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minavo

4.0 have a nice day

2026年8月7日
Androidアプリから投稿

『ドラッグストア・カウボーイ』にも通ずるような、「退屈(無為な日常)を精一杯生きる」こと

明確に何か目的を持って行動しているわけではない。ただ、アイダホ州から始まり、海も渡る母親探しに物語は向かっていく。タイトルの「アイダホ」というのは、普通の家庭で育っていれば体など売らずにもっと普通に生活を送れていたかもしれないという、失われたイノセントさや「"普通"の幸せ」というものの象徴かもしれない。同じような道はどこまでも続くけど、どれも同じじゃない。殴られた顔に見える。
詩的で夢見心地で、ガス・ヴァン・サント脚本監督でしかない演出や語り口、作品の空気感(トーン)。バイクのノーヘルニケツがアイコニックすぎる!ジェームズ・ディーンばりにアイコニックなリヴァー・フェニックス主演、美しすぎるキアヌ・リーブス共演で描かれる男娼の世界は、宿無しその日暮らし。そんな少年たちのリーダー格ボブの胡散臭さに、側近フリー。
市長の息子という、家が太い金持ち道楽息子の親父への反抗としての家出、反動。お金に困っていないのに、いつかこんな暮らしから抜け出してやると、マイクと同じ生活を送るスコット。逆に、生きるためでないのに、よくそこまでできるなとも思う。多分、彼にとっては、見ず知らずの人とセックスすることが、はたから想像するほどには、さして「苦」ではないのかもしれない。あるいは、作中では詳細は描かれてないけど、マイクが取っているような客は取っておらず、もっと選んでいるのかもしれない。

P.S. 昔レンタルDVDで観た以来だろうか、サブスクでBGM代わりに流したしたことはあったけど、久しぶりにちゃんと観た。

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とぽとぽ

5.0 🎬『マイ・プライベート・アイダホ』──35年ぶりの再会

2026年8月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

高校2年生の夏休み。

私は映画館で、『マイ・プライベート・アイダホ』を観た。

リヴァー・フェニックスに魅了されていた。

スクリーンの中で見せる演技に。

映画雑誌で知る、彼の生き方に。

映画の記憶は曖昧だ。

何でも買えるほどのお金を持った大人は、買うものがなくなると、男を買うのか。

社会に出るのは怖い。

気をつけなければ。

男が男に惹かれる。

その先に性があることが、私にはつながらなかった。

つながらないまま、私は、女性がいい、と強く思った。

17歳の私が思ったことを、そのまま書いている。

もうひとつ、覚えていることがある。

誠実な大人になりたいと思った。

リヴァーに認められる大人に。

会ったこともない人に。

そして、1993年の、あの朝を覚えている。

35年ぶりに観る。



観た。

マイクは、繊細で、人間臭い。

這いつくばって生きている。

それが、何か問題でも?

そんなことより、これが好き。

これが嫌い。

これは金のため。

恋ではなく、愛してる。

欲求に、真っ直ぐだ。

嫌々生きるくらいなら、多少の不便も、偏見も、将来も、たいした問題ではない。

ここが嫌なら、他へ行けばいい。

あの世界を、私は知っていた。

子どもの頃、私の周りにも、善悪より先に、生きることがあった。

家は貧しかった。

親の知り合いも、みな貧しかった。

字が読めない、書けない大人がいた。

捨ててあるものは、直して使った。

小学校の低学年だったと思う。

子犬がたくさん生まれた日、父は麻袋に石を詰めて、橋から落とした。

石を詰めるのは、早く沈むからだと父は言った。

幼い私は、それを生きる知恵だと思った。

優しさだと思った。

17歳の私が怖がっていたのは、こちら側ではなかった。

出ていった先で、自分の育ちを、無知で恥ずかしいものだと知り、自分で自分を蔑まなければ生きていけなくなること。

それが怖かった。

夜明けの外で、放尿が綺麗な放物線を描く。

湯気が上がる。

生きてる。

食べる。

寝る。

排泄する。

それだけのことだった。

さらに35年が過ぎれば、私は87歳になる。

彼は、永遠に23歳のままだ。



See it for yourself.
(詳しくは、映画で。)

蓮。
2026.8.7鑑賞 デジタルリマスター版



🎬作品情報

『マイ・プライベート・アイダホ』(MY OWN PRIVATE IDAHO)
監督 ガス・ヴァン・サント
原作 ウィリアム・シェイクスピア
製作国 アメリカ
製作年 1991年
上映時間 104分
出演 リヴァー・フェニックス/キアヌ・リーヴス/ジェームズ・ルッソ/ウィリアム・リチャート/ウド・キア/キアラ・カゼッリ

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蓮(れん)

2.5 難しすぎた

2026年8月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

名作としてよく紹介される映画なので期待して観た。でも何を伝えたいのかも分からないし、そもそも物語の展開自体よく理解できない場面も多かった。
マイクはスコットを真摯に思っていたのに、スコットは自分勝手で、マイクに何も救いがないのが哀しい。
映像としては色んな試みがあり面白くもあったが、ある意味物語を余計に難しくしていた。
あとキアヌ・リーブスが、金持ちのモテ男にハマリ役だったのは間違いない。

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まんまる

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