デッドゾーンのレビュー・感想・評価
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Another Satisfying Cronenberg Joint
A Cronenberg film based on Stephen King material turns out to be a wildly apt combination. A series of bizarre events led underlined by a simple future-reading premise, dissentingly a potential atomic bomb. A thriller like no other really. Walken plays a role you might not be used to seeing him as. Aged like a fine wine, but quite fresh in this nightmare political climate we live under.
死神の鎖鎌の届かないところ
なんだか自分の好きなSF作家、フィリップ・K・ディックの小説にありそうなプレコグの話だなぁと思いつつ見たら、そんな感じでとても良かったです。
ともかくクリストファー・ウォーケンさんのハマり演技に感謝します。よくぞのこの映画に出てくれた。
映画の作りは今となっては少し古い感じにも思えるが、音響とか怖いところで盛り上げるので、更に一層怖かった。
基本的にディックもキングもそうだが、こんな死神チックなストーリーをよくもこれだけ臨場感を伴った話に組み立てるわ、と感心する訳だが(監督と脚本さんには更に驚きまで感じる訳だが)、最後までどうなるのかな、やっぱり死んじゃうんだろうなとは思いつつも、捨て身のどんでん返しなどと、最後まで観客を楽しませようとするサービス心旺盛なところ堪んないです❣️
これがハッピーエンドかどうかは人によって意見が分かれるところ。世界を救えたと"知って"逝けのだから幸せでは?でも世間にも好きな女性にも全く誤解されたまま。それはテロリストと同じ?独りよがりなテロリストの信念は肯定されて良いのか?もし彼が正しくて世間が間違ってた場合は?などなど。
非常に本質的な問題提起が為されてるが、出来の良い映画であるため判断が難しい。次観る時までその辺りは保留しておこう。
後、キャッスルロックとか、どんだけワルい人間、悪霊とか魑魅魍魎の吹き溜まりの怖い街にする気だい、キングさんw
若かりし 二大スターに会いたくて
スティーブンストーリーと言われればそうなんだけど、Xファイルを思い出してしまった。
でも、Xファイル以前の作品なんだね、これって。
それはそうと、若かりしクリストファー・ウォーケンとマーティン・シーンに会いたかっただけ。
あまり表情を出さないクリストファー・ウォーケンの笑顔ってすごくステキなんだよな~。
哀しき男の末路
ジョニー、なぜ?
「アプレンティス」を鑑賞後、無性にこの作品が見たくなりました。以前配信で探したところU-NEXTにあり、その後無くなり、現在また観れるようですが、あえて脳内鑑賞にて、記憶で書きます。(脳内鑑賞ということで記録は本日付けにします)
原作はスティーブン・キング。
平凡な教師だった主人公が事故にあい、長い昏睡のあと目覚めたら超能力にも目覚めていて…という物語。
その能力とはサイコメトリとクレアボヤンス、手が触れたものから過去と、未来までを読み取る、というものでした。
クローネンバーグ監督のシャープで静謐な演出が冴え渡ってます。グロを抑えた時のクローネンバーグは、意外にも純愛を描くのが上手い。
主人公ジョニー・スミスには心から愛する恋人がいたが、昏睡の間に去られてしまい、でもジョニーにとっては失った過去はほんの「一晩」のことで……なんとも切ない。
まだ若いクリストファー・ウォーケンの、おぼつかない表情で杖をつき、黒いコートでゆっくり歩く姿には悲哀と諦観があり、美しさがあります(外見的には事故前より後のほうが断然キレイなのです)
自身の能力に苦しみながら、なんとか日々を生きていくジョニーの前に元恋人が現れ、そのつながりで未来の大統領候補の男を知り…
ここからが最大に恐ろしい。
現在、恐ろしいアメリカ大統領のいる世界に生きている私たちに、現実問題として迫ってくる展開ではないかと思います。
恐ろしい未来を見たジョニーがその後とる行動を、完全な他人ごととして見ることが出来るでしょうか。私は出来ません。
ラスト、恋人に抱きしめられ、「どうしてなの?」と問われたジョニーが「仕方なかったんだ」と答えます。ジョニーの行動の意味を知る由もない恋人は、それでも「愛してるわ」と語りかける…
この一言で、ジョニーは救われたと思いたいです。
ジョニーの行動の意味は、観客である私たちしか知りません(あのお医者さんは、察するかもしれないけど…)。
そのことが余計に、作品を深めていると思います。
バッドエンド中のバッドエンドながら、これほど苦く美しい余韻を引く作品はなかなかありません。
未見の方には今からでも、今だからこそ見てほしい一本。
あでも、このレビューネタバレありにしたから未見の方には読んで貰えないのか…(苦笑)
スティーブン・キング原作映像化としてもトップクラスの出来、またクリストファー・ウォーケンの代表作の1つと思います。
U-NEXTに配信復活してるようなので是非。
【”Vision of Death"今作は、自動車事故により5年間昏睡状態だった男が、目覚めた時に身に備わっていた能力を使い、身を呈して人々の不幸を防ごうとする姿が沁みるヒューマンサスペンスである。】
■高校の教師・ジョニー・スミス(ムッチャ、若きクリストファー・ウォーケン)は、恋人・サラ(ブルック・アダムス)とのデートの帰り道、車を運転中に横転したトレーラーと衝突し昏睡状態に陥る。
5年後、眠りから目覚めたジョニーは、過去や未来を見ることができる特殊な能力が備わっていることに気づく。
◆感想<Caution!内容に触れています>
・ご存じの通り、今作はスティーヴン・キングの小説「デッド・ゾーン」を可なり忠実に映画化している。
・この作品が切なくも沁みるのは、ジョニー・スミスが昏睡状態にあった5年の間に恋人のサラは結婚し、子供もいるのに彼は、足が不自由な生活をしつつも、凶悪殺人事件の犯人を、手を握っただけで彼が過去に起こした行為を当て、銃弾を浴びつつも犯人を捕らえる様や、家庭教師になった少年が所属するアイスホッケーチームが、池に張った氷が割れ水中に落ちる様を言い当て、少年の父に首になりながらも、少年の命を助けるために”ホッケーに行くな!”と言う彼の誠実さであろう。
■上院議員候補の、誠実を装うグレッグ・スティルソン(マーティン・シーン)が実は野心溢れる男で、大統領になった際に、歴史に名を残すために敵国に核爆弾を打ち込む指示を予知した彼が、身を呈して行った事は、哀しいが崇高である。
彼はその前に主治医に対し”ヒトラーが産まれる前に、あの時代に行ったら・・。”と喋るシーンがあるが、彼は自らに備わった能力を、人間の幸の為に使ったのである。
<ラストシーンは哀しいが、ジョニー・スミスがグレッグ・スティルソンが表紙に乗った雑誌のタイトルが”彼は終わりだ。”と書かれ、更に彼がピストル自殺をする姿を予知夢で観て、且つての恋人サラに対し”これで、良いんだ。”と告げるシーンは沁みるのである。
今作は、自動車事故により5年間昏睡状態だった男が目覚めた時に身に備わっていた能力を身を呈して不幸を防ぐヒューマンサスペンスなのである。>
切なくて面白い
クローネンバーグ監督の初期のヒット作。
ストーリーは「事故が原因で5年間眠っていた主人公。5年ぶりに目が覚めるとすでに婚約者は別の男と結婚していて意気消沈。しかし主人公には未来が見える能力が何故か生じており、そこから思いがけないことが起っていく…」というもの。
通常の作品では超能力は『便利な力』として登場することが多いのですがこの映画では違います。
クローネンバーグ監督は以前にも「スキャナーズ」という作品で超能力者が登場しますが、それでも超能力は必ずしも便利な能力ではなくて、能力者自身を苦しめる能力として登場してます。
具体的にはテレパシーは人の心を読める能力として便利に描かれることが多いですが、スキャナーズでは他人の心が無尽蔵に聞こえ、主人公を苦しめる能力として描かれています。
本作デッドゾーンでも主人公は未来を見ることができるのですが、必ずしもそれを良い能力として描いていません。
そこが素晴らしいと思いました。
おススメの一本。
能力者に課せられた切ないストーリー。
本作品は、クローネンバーグ作品にはまるきっかけとなった大好きな一本です。
交通事故に遭い、深い昏睡状態から目覚めた時、まわりの状態が一変していた。五年の歳月が流れ、愛する女性は他の人と結婚し既に幸せな家庭を築いていた。絶望の中、浦島太郎のように困惑していると自分に不思議な力が備わっている事に気付く。触れたものの過去や未来の映像がヴィジョンとして見え、自分が行動することによって未来を変えることができるのだった。
原作者のスティーブン・キングもこの映画作品には満足したらしいです。
2時間弱という枠の中に、話を収めるのだから大変な事だと思いますが、そこはクローネンバーグ監督、見事に切ないラブストーリーとして自分の胸には飛び込んできました。
愛する人は自分とは違う場所で幸せを見つけた。特殊な能力に目覚めた主人公は人々を救う事に生き甲斐を求めようとする。しかし、そこに本当の幸せがあるのだろうか?苦悩の中で、この世界を破滅させようとする人間を見つけた。
愛する人を守るため、決死の行動に出て、目的を達成した事に満足して死んでいく彼の中に、幸せな彼女を見ないで済む別世界へ旅立てる安らぎを感じたのは自分だけでしょうか?
クローネンバーグ作品には、「フライ』のようなホラーにしても、『クラッシュ』のようなちょっと変な映画、そして本作のようなSF要素を含んだ作品にしてもその根底に流れている男女の恋愛の切なさを感じます。
奇抜な映像やバイオレンス描写が話題になっている監督ですが、それよりも自分には心に訴えかける強い何かを感じさせてくれる作品群だと思っています。
「デッドゾーン」はテレビシリーズ化され、自分も第5シーズンくらいまで見た覚えがあります。
こちらでは、恋人の子供が実は自分の子で、旦那さんの警察官と共に、事件、事故に関わっていくものでした。より人間関係も複雑になっていて面白かったです。
キャリーどえ~す
子供の頃、同名のファミコンディスクゲームがあったが、
おそらくそれの原作であろう作品。
「キャリーどえ~す」とか言うロボットは原作には出ていなかったw
大量殺人(この映画の場合は、将来核戦争を引き起こす大統領)をする人が
予知能力によりわかっていれば、その人を殺すのか?というテーマ。
主人公は殺す方を選ぶ。だが失敗して自分が死ぬ羽目に。
それが原因で大統領は失脚し、結果的には目的を果たせたが・・・
今や現実に
これは名作ですね。
何の予備知識もなく見て、好きになった作品。(狂気と紙一重の)孤高の人の話。(もしかすると、ただの狂った人の話)
追記
あるトップが学問の自由を弾圧。この映画のなかったはずの未来が現実味を帯びてきた。
彼女との縁
居眠り運転による事故に巻き込まれ、5年の昏睡状態を経て超能力を身に着けてしまう主人公。この先、果たして幸か不幸か、S.キングだから不幸の展開かな・・・そう思いながら鑑賞。
5年もの間に、結婚するつもりだった彼女が別の男と結婚してしまうのは仕方ない気もする。自分だったら5年待てるか・・意識が戻っても体調そのものが良くなるとは思えない、死ぬかもしれない、ずっとこのままかもしれない等々・・そうなると本能的に仕方ない気もする。とか考えてたら、事故の責任は私にもあると思ったのか、回復したもんだから「関係」を持つ・・・もし自分が旦那だったら仕方ないことと思えるか複雑な心境でした。
しばらくメロドラマ状態だったから再び超能力はいつなのか?と冷静に観てました。
浅い考えかもしれませんが、一度は断った警察の協力を引き受けたのは、元カノが振り向いてくれたから気持ちに余裕が生まれての行動に思えた。それなのに暗殺計画も元カノへの思いが重なる皮肉さ。せっかくいい思い出として捉え、人助けをして人生が好転してきたのに・・・。良くも悪くも彼女との縁が大きく関わる展開。
色んな人を助けたけど、結局自分は死んじゃうなんて可哀そうな人生でした。2度も死ぬ苦しみを味わうなんて・・・。
マーティン・シーンが登場してからはSFというより単なるサスペンスに思え、話の流れを結び付けるため強引に手を握る演出に感じちゃって段々つまらなくなった。スリルや盛り上がりが半端な印象。
悲しきサイキッカーの物語。
勧められアマゾンプライムビデオで鑑賞。
クローネンバーグ作品を見るのはフライ、ビデオドローム、スキャナーズに続いて4作目。
一見すると地味な印象ながら、一本の映画として無駄なく纏まっていて面白かった。
まず何と言っても目に留まるのは、そのオープニングのクールさだ。
印象的なタイトルロゴの表示。
若きクリストファー・ウォーケンの登場。
今後の展望を予感させる恋人とのデート。
彼の人生を大きく変える事故の発生。
昏睡状態からの目覚め。
…とここまでを僅か10分で描き切る。
怒涛の展開にあっという間に惹きつけられた。
クローネンバーグ映画というとバイオレンス描写が衝撃だが、本作はそういった表層的要素を超えた深い魅力に溢れていた。
人間ドラマ、SFとして実に硬派な内容であり。原作がスティーブン・キングというのも頷ける。しかしこれをビデオドロームと同時並行で作ってたというのだから驚きだ。
主人公を取り巻く環境の変化。
彼自身の精神の変化。
これらがストーリーの中核となるわけだが、これは"肉体の変容"を描いてきたクローネンバーグだからこそ丁寧な描写に成功したのだと思う。
彼にとって肉体の変容も精神の変容も同一のテーマなのかもしれない。
主人公役はクリストファー・ウォーケン。
彼の若く悲しげな佇まい、どこか不健康そうな中にも見える信念。物言わぬ彼の存在感が、本作の切ないストーリーをより印象的なものにしているのは確かだろう。
本作が残酷なのは、未来に起こる惨劇を見通す事が出来ながらも、それを阻止するには自分自身が行動を起こすしかない点にある。
そしてその行動にはリスクが常に付き纏う。
もし自分にそんな能力が備わっていたら…そんな事を想像せずにはいられない。
中々出来の良い佳作
クリストファー・ウォーケンの悲しい笑顔が印象的な良い作品です。
事故で超能力を得た主人公が、その能力故におちいる苦悩を描いたスティーブンキングの小説の映画化です。
基本的には原作を良く再現していますが、ラストでグレッグが恋人サラの赤ちゃんを人質にする(原作では一般人の赤ちゃん)という改変と、尻切れトンボなのは全くいただけません。
原作にはデッドゾーンからの手紙というチャプターがあって、ジョニーの死後になぜグレッグを暗殺しようとしたのかという説明をした手紙がサラに届き、全てを知ったサラが彼の墓を訪れて悲しく微笑む彼の幻を見て終わります。
映画の唐突に終わる終わり方だと何故あんな事をしたのかサラには分からないし、彼女にとってはジョニーはただ気が狂ったとも取れてしまいます。ミストと一緒で原作の一番重要な幕引き部分を無視した、最悪な改変です。
取って付けたような色取り取りに光る核ボタンも、古いSF映画といった感じで時代を感じて安っぽくて厳しいです。
そういったこの映画の欠点を知った上で見てもらいたい映画ではあります。
予知能力
古い映画とのことでドキドキしながら鑑賞。
サイコメトラーで触れた人、物の現在未来過去を見通す主人公。
別の男性とくっついてるのに主人公に近付くヒロインにおいおいとなりつつ、そのヒロインのお相手が未来の地上を破滅させる政治家なんていう結構上手く出来すぎてるストーリーだけど結構あっさりしてて楽しかった。
監督と原作者と主演と悪玉の役者二人の強い癖
クリストファー・ウォーケンの魔力✨
けっこうよかった
サイコメトラーのクリストファー・ウォーケンがまだ若くてまだあんまり怖くない。
元恋人が人妻になっていて子どももいるのにやたらと接近してきて惑わすので、わざとやってるとしたら相当悪質だ。
主人公に家庭教師の生徒がなついてくれるのが嬉しかった。
クローネンバーグにしては癖がなくてクライマックスは盛り上がるし、結末は切なくて丁寧な構成だった。
全23件中、1~20件目を表示












