天国と地獄

ALLTIME BEST

劇場公開日:1963年3月1日

解説・あらすじ

エド・マクベインの原作を得て、黒澤明監督が映画化した全編息づまるサスペンス。製靴会社の専務権藤の息子と間違えられて、運転手の息子が誘拐された。要求された身代金は三千万円。苦悩の末、権藤は運転手のために全財産を投げ出して三千万円を犯人に受け渡し、無事子供を救出する。非凡な知能犯の真の目的とは。鉄橋を利用した現金受け渡しのシーンは秀逸で、実際にこれを模倣した誘拐事件が発生した。また白黒作品であるにもかかわらず、最も重要なシーンで一個所のみ着色を施すなど新たな演出も印象深い。

1963年製作/143分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1963年3月1日

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(C)1963 TOHO CO.,LTD.

映画レビュー

4.0 人間の狂気

2026年8月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

知的

 誘拐事件のトリックは緊張に満ち、犯人の巧妙な作戦に誰もが翻弄された。高台にある豪邸を見上げながら暮らす人間にとって、身代金だけが目的だったのだろうか。犯人の妬みだけが彼の行動を裏付けることは出来ないだろう。
 横浜の裏の顔とも言える昭和、煙草の匂いや彼らの体臭すら感じるモノクロ作品だからこそ、不気味なエロスが漂う。後ろ姿だけで山崎努とわかる哀愁と横浜の街が彼の狂気に煽られている。

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mattanmania

4.0 面白い

2026年8月8日
Androidアプリから投稿

戦後の日本の混乱期を垣間見たような気がした。
安定した医師の仕事に従事する犯人はどうして闇の世界に入り込んだのか。主人公に対し屈折した感情を燃え上がらせたものは貧困だけなのか。共感するにはまだ少し説明が足りないような気がした。

前半はかなり面白い。ストーリー展開がよく目が離せない。それぞれの登場人物の心の機微が巧みに描かれ、舞台劇を見ているような印象も受けた。
山崎努はとても若いがひと目で彼と気付いた。色気がありとても物悲しく、ラストのシーンも良かった。

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ニモ

4.0 緊迫

2026年5月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

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ヒツジ

4.5 エド・マクベイン原作の社会派サスペンス

2026年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

【概要】天国に住む男の転落と地獄に住む男の怨恨の物語を象徴的に重層的に描く
【感想】格差社会の予言と発明的脚色・演出で唸る元祖刑事ドラマで生き方を問う
【哲学】忍べば天国、恨めば地獄

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@SAY