トイ・ストーリー2

劇場公開日:2000年3月11日

解説・あらすじ

おもちゃたちが繰り広げる冒険を描いて世界的ヒットを収めたピクサー・アニメーション・スタジオの長編CGアニメ「トイ・ストーリー」の続編。

アンディの部屋のおもちゃでカウボーイ人形のウッディとスペースレンジャーのバズは、今日も仲間と楽しく過ごしていた。ところがある日、バザーに売りに出されたペンギン人形のウィージーを助けに行ったウッディが、通りすがりの男に連れ去られてしまう。ウッディを盗んだのは、おもちゃ屋の店主でアルという男だった。バズと仲間たちはウッディを助けるためアルのもとに向かう。一方、アルの自宅に連れていかれたウッディは、そこでカウガール人形のジェシーや炭鉱夫のプロスペクター、馬のブルズアイと出会い、自分が昔のテレビ番組の人気者で、いまは超プレミアな人形だということを知る。

監督は前作に続いてジョン・ラセターが務めた。英語オリジナル版の声優はウッディ役にトム・ハンクス、バズ役にティム・アレン。日本語吹き替え版はウッディを唐沢寿明、バズを所ジョージがそれぞれ担当。

1999年製作/92分/アメリカ
原題または英題:Toy Story 2
配給:ブエナビスタ
劇場公開日:2000年3月11日

スタッフ・声優・キャスト

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受賞歴

第72回 アカデミー賞(2000年)

ノミネート

主題歌賞

第57回 ゴールデングローブ賞(2000年)

受賞

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  

ノミネート

最優秀主題歌賞
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映画レビュー

4.0 前作以上の大冒険

2025年10月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館、TV地上波、VOD

笑える

楽しい

単純

ディズニープラスで久々に鑑賞。
おもちゃが子供部屋を飛び出し、前作よりも広大な街を冒険してワクワクしました。特に、バスたちが協力して車を運転している光景はどこかシュールで面白かったです。

ウッディの貴重価値にも驚き、沢山のグッズで溢れている場面を見て、私のコレクター心がくすぐられました。

子供が大人になる道を避けられない運命についても描写されており、これが3に繋がったことを考えると感慨深かったです。

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Ken@

4.0 おもちゃにとっての幸せとは

2026年7月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

子ども遊んでもらう。もしくは、
貴重な物として飾られる。
どっちも考えも理解できる。

悪役の考えに納得した。

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マイク

4.0 相対的に見て、シリーズの長期化を決定付けた一作

2026年7月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

【イントロダクション】
世界的な大ヒットを記録した前作から4年。本作では玩具マニアの経営者に盗まれたウッディと、彼の救出に向かうバス・ライトイヤー達の奮闘が描かれる。
監督は前作に引き続きジョン・ラセターが続投。脚本には、同じく前作から続投のアンドリュー・スタントンをはじめ、『ムーラン』(1998)のリタ・シャオ、その他脚本にダグ・チャンバーリン、クリス・ウェッブ。

【ストーリー】
前作で「アンディのお気に入りのオモチャ」として、共に苦難を乗り越えて友情で結ばれたウッディとバズ・ライトイヤーは、他のオモチャ達と楽しい日々を過ごしていた。前作のラストで一家に加わった愛犬のバスターも、今ではオモチャ達の良き友達である。

ある日、アンディはカウボーイ・キャンプにウッディを連れて出掛ける予定だったのだが、出発直前の遊びでウッディの腕が破損してしまい、渋々彼を置いてキャンプに出掛けてしまう。落ち込むウッディだったが、アンディの留守中にガレージ・セールに売り出される事になってしまったおしゃべり型ペンギン人形・ウィージーを救出すべく、バスターの協力を得て外に出る。
無事にウィージーの救出に成功したウッディだったが、彼はガレージ・セールの商品の中に取り残されてしまう。それを目にした玩具マニアにして玩具量販店「トイ・バーン」の経営者・アルは、アンディの母にウッディを高値で譲ってくれるよう打診するが、アンディの母は「これは売り物ではない」と拒否する。すると、アルはアンディの母の目を盗んでウッディを盗み出してしまう。

一連の様子を見ていたバズ達は、アンディの帰宅までにウッディを連れ戻すべく救出部隊を組織する。

一方、アルの自宅に連れて来られたウッディは、お転婆カウガールのジェシー、金鉱掘りのプロスペクター、愛馬ブルズアイの人形達と出会う。そして、自分が白黒テレビ時代の人形劇番組「ウッディのラウンドアップ」の主人公である事を知る。番組は絶大な人気を誇っており、ランチボックスやレコードと、様々な関連商品が展開されていたのだ。しかし、1957年の“スプートニク・ショック”によって番組は打ち切られ、今ではすっかり過去のものとなっていたのだ。ウッディ人形は現在では「レアグッズ」として知られており、日本の玩具博物館はウッディをはじめとした番組の登場人物達の人形を永久保存する為、アルに高値で買うと提案していたのだ。

ウッディはアンディのオモチャとしての役割を果たすべく家に帰ろうとするが、ジェシー達はウッディなしでは博物館には保存されず、倉庫に返品されてしまうと言う。
ウッディはアンディのオモチャとしての役割か、新たな仲間達と博物館に行くか選択を迫られる。

【感想】
続編らしく冒険のスケールが拡大したり、登場人物が増えたりと王道のパワーアップを見せる。しかし、その裏では製作段階で色々とトラブルもあったらしく、当初はOVA作品としてディズニー主体で製作されていた作品をピクサーの介入によって全編作り直しになり、それによる契約関係のトラブル等でディズニーとピクサーの関係に亀裂が入る事にもなった曰く付きの作品でもある。
だが、我々観客にとって大事なのは、あくまで作品のクオリティである。前作よりスケール感がアップした分、ツッコミどころも増えたが、個人的にはまずまずの作品だったと思う。何より、本作はこの先のシリーズにおいて重要となる要素を多分に含んでおり、シリーズを追う上でマストな作品だと言える。

前作では、シドのオモチャ達に対する残虐非道な行いを懲らしめるという目的で、「人間に自分達が生きている事を知られてはならない」という“オモチャのルール”を破って、ウッディは彼にだけ真実を明かす。しかし、本作では人間達に気付かれこそしないものの、ウッディ救出に向かったバズ達が大通りを横断する際、カラーコーンに身を隠して移動した事で車の衝突事故を起こしてしまっている。怪我人こそ出ていないのだろうが、また意図していない事とはいえ、これは明確に「人間に危害を加える」行為だと言える。前作では禁じ手として用いられていた行為に等しい行いが、本作ではギャグとして用いられてしまうのだ。
そして、これ程の事故を引き起こしてしまっては、前作にあった「もしかしたら、自分の家のオモチャも…?」というリアリティラインからも逸脱してしまっているのだ。
続編らしい「パワーアップ」という要素が、前作が保っていた世界観を早くも崩壊させてしまっているのは、些か悪手だったように感じた。

また、本作でウッディは自分が往年の人気番組の主人公であり、現在は「レアアイテム」として高値で取引される存在である事を知る。しかし、それは同時に「では何故、そんな貴重なオモチャであるウッディを現代っ子であるアンディが所持していたのか?」という疑問も生じてしまうのだ。そして、本作はその問いに対するアンサーは用意されていないのだ。続編らしいキャラクターの掘り下げが、却って疑問を生む結果となってしまっているのだ。前作ならば「オモチャだから」で済んだ展開も、こうして本作で深掘りされた事で無視出来ない次元になってしまったように思う。

更に言えば、前作では箱から飛び出した直後のバズは自身を原作のアニメ作品同様に本物のスペース・レンジャーだと思い込んで行動していた。つまり、自分がオモチャだという認識が無かったのだ。だが、それに対してウッディは初めから自分がオモチャである事を自覚していた様子であった。だからこそ、本作でジェシー達に自分の正体と価値を告げられて感動する。オモチャという自覚を持って生まれて来たウッディが自然であり、無自覚なまま生まれて来たバズが特殊なのだろうか?あるいは、本作で登場したベルト付きのニュー・バズ・ライトイヤーが前作のバズと同じく無自覚であったように、最新技術を駆使して製造されたオモチャだからこそ、自分が本物のスペース・レンジャーだと認識してしまっていた(オモチャのクオリティに収まらないくらいの完成度故という事)のだろうか?

ウッディを巡る背景や彼を救出せんとするバズ達の行動が、次々と疑問を生み出す展開にもなっており、しかしそれに対するアンサーは提示されず、あくまで前作同様に「アンディの元に帰る」という目的だけがストーリーとして展開されるのだ。アンディがカウボーイ・キャンプで物語開始後間もなく物語から姿を消してしまう事で、ウッディ達が「帰る場所」という舞台装置としての役割に終始してしまう点も気にはなる。

しかし、先述した通り、本作は以降のシリーズを語る上で外せない重要な要素が存在する。

それは、ジェシーとエミリーの関係性にある「子供の成長」問題だ。ジェシーはエミリーが成長するに連れ、人形遊びが化粧や友人との長電話へと変化していき、ベッドの下で置き去りにされ忘れ去られてしまう。そして、とうとうある日、成長したエミリーの手によって寄付に回されてしまうのだ。ここでの選択肢が「廃棄」ではなく「寄付」というのが、エミリーの優しさを示すと同時に、メタ的に言えばディズニー&ピクサーらしい配慮を感じさせる。そして、この要素は次回作である「3」におけるテーマに直結するのだ。
本作のヴィランであるプロスペクターも語るように、子供の成長は避けられず、いずれ自分達を手放す時が来る。ジェシーはその現実に傷付いた経験から、博物館で永久保存されて子供達に眺められる事を望む。しかし、ウッディはいずれ来る「別れの時」を覚悟の上で、アンディの「今」に寄り添う決断をする。
前作のレビューでも述べたが、本シリーズにおいて、ウッディはアンディに対する“父性”の象徴として登場する。そして、本作でウッディが決断する内容はまさに、父親が子育てをする上で、いずれ成長して自立していく事を理解する事と重なるのだ。
そして、ジェシーとエミリーの関係は、「5」でも重要な役割を果たす。

細かい点としては、バズとザーグの親子関係という事実と、レックスがエレベーターにてザーグをアッサリと突き落として倒す展開は、本作の時点では『スター・ウォーズ』の単なるパロディである。しかし、そんなパロディであったこの設定が、「5」でも物語にオチを付ける際に役立つ事になる。

【総評】
個人的に、本作は原点である「1」と、最高傑作の呼び声高い「3」との間に挟まれた事で、影が薄くなっている印象があるのだが、後の作品が本作で提示された要素を拾い上げる形で物語を紡いでいる事で、回を重ねるごとに重要性が高まっていると感じた。そして、だからこそ本作は再評価されるべき作品であるとも思うのだ。

作品としては不恰好な部分も持ちつつ、本作こそがシリーズの長期化を決定付けた作品でもあるのかもしれない。

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緋里阿 純

4.0 おもちゃの幸せとは?

2026年7月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ

■作品情報
おもちゃ収集家に盗まれたウッディをバズ・ライトイヤーたちが救出しようとする冒険を描いた「トイ・ストーリー」の続編。監督: ジョン・ラセター(共同監督:アッシュ・ブラノン、リー・アンクリッチ)。脚本: アンドリュー・スタントン、リタ・シャオ、ダグ・チャンバーリン、クリス・ウェッブ。主なキャスト: トム・ハンクス、ティム・アレン、ジョアン・キューザック、ケルシー・グラマー、ドン・リックルス、ウォーレス・ショーン、ジョン・ラッツェンバーガー、アニー・ポッツ、ウェイン・ナイト。吹替版キャスト:唐沢寿明、所ジョージ、日下由美、三ツ矢雄二、大塚周夫、名古屋章、永井一郎、戸田恵子、小林修。製作国: アメリカ合衆国。

■ ストーリー
アンディのお気に入りのおもちゃ、カウボーイ人形のウッディは、ある日おもちゃ収集家のアルに盗まれてしまう。アルの家に連れてこられたウッディは、自分が「ウッディーズ・ラウンドアップ」という往年の人気テレビ番組のキャラクターグッズであり、カウガールのジェシー、馬のブルズアイ、プロスペクターとともに希少なコレクターズセットの一つであることを知る。アルは彼らをセットで日本の博物館に売り渡そうと企んでいた。ウッディはアンディのもとへ帰ろうとするが、ジェシーの切ない過去を知り、また博物館に展示されれば永遠に子どもたちに愛され続けられるという言葉に心を揺さぶられ、アンディとの別れを決断しかける。一方、アンディのおもちゃたちはバズを先頭に、ウッディを取り戻すべく危険を顧みず救出作戦を開始する。果たしてウッディはどちらの道を選ぶのか。おもちゃとしての幸せとは何かを問い続ける、笑いと感動に満ちた冒険が幕を開ける。

■ 感想
シリーズ第5弾公開前のおさらい鑑賞として改めて観直しましたが、やはりこのシリーズの底力には脱帽です。本作の核心にあるのは、「おもちゃにとっての幸せとは何か」という、一見シンプルでありながら深く胸に刺さるテーマです。アンディと遊ぶことが何より幸せであると知りながら、それが永遠には続かないと悟り、揺れ動くウッディの心情には、むしろ大人のほうがより深く共感するのではないでしょうか。コレクターズアイテムとして博物館に展示され永遠に輝き続けるか、いつか捨てられる日まで一人の子どもに愛されて生きるか、その二択の前で自問自答する姿が静かに、しかし確かに心に沁みてきます。

そのきっかけを与えてくれるジェシーの境遇もまた切なく胸に迫るものがあり、彼女の過去を描いたシーンは本作の中でも名場面の一つとして印象的です。そしてウッディなりの答えを見出す流れも自然で、心地よい着地感があります。

一方のバズも見逃せません。ウッディからもらった言葉を胸に刻み、おもちゃとして愛されること、仲間とともに生きることに喜びを見出した彼が、固い友情を信じて命懸けの救出へと向かう姿には心を打たれます。クライマックスの手に汗握る救出劇もおもちゃたちの奮闘によって大いに盛り上がり、一つひとつのキャラクターが本当に生き生きと躍動していて、命を吹き込まれているのをひしひしと感じます。

エンドロールのNG集も遊び心たっぷりで、最後の最後まで観客を楽しませる工夫が心にくいほどです。あえて惜しい点を挙げるとすれば、アルやプロスペクターへの制裁がやや物足りなく、もう少しこっぴどい仕打ちを受けるシーンがあればすっきりしたかもしれません。それでも、このシリーズが持つ温かさと奥深さは他に類を見ないものがあり、何度観ても色あせない傑作だと改めて実感します。

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おじゃる

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