顔 かおのレビュー・感想・評価
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可哀想なヨンヒの物語
映画は、「奇跡」と称される盲目の篆刻家イム・ヨンギュが、テレビの取材に応じる場面から幕を開ける。そこへ、40年前に行方不明になった妻ヨンヒの遺体が発見されたとの知らせが届く。
ヨンヒとは、どのような女性だったのか。なぜ写真が一枚も残っていないのか。彼女を知る人々へのインタビューと、当時を描く回想場面を交えながら、少しずつ謎が解き明かされていく。その展開には、まさにサスペンス映画の面白さがあった。
『顔』というタイトルからも推察できるが、この映画は、顔の美醜を理由に、世間から悪意に満ちた目を向けられ、いわれなき差別を受けてきたヨンヒの物語でもある。美醜は、個人の主観的な美的価値観によるもので、明確な基準があるわけではない。まして、どのような容貌で生まれたとしても、それはヨンヒの責任ではない。だからこそ、ヨンヒに浴びせられるさまざまな悪意ある暴言や悪態は、理不尽で、救いがなかった。
じつは、怖いもの見たさというか、いったいどんな醜い顔を見せてくれるのかと、もっとオカルトチックな映画を期待して見に行ったのだ。ところが、オカルト的な要素は皆無で、世間の人々の悪意や、容貌に対する蔑視や差別が、少々過剰にデフォルメされて描かれているのではないかと感じるほどだった。
結末はネタバレになるので書けないが、ヨンヒを演じた女優さんの顔は、別に醜くもなく、むしろきれいだった。メイクでことさら醜く見せているようにも見えなかった。そうなると、姉妹を含め、周囲の人々がヨンヒに浴びせていた「化け物みたいに醜い」という言葉は、いったい何だったのかと、考え込んでしまった。
映画を観た気がしない、
ただ鏡を覗き込んだだけって感じ。
何もどんでん返さないし、おためごかしもなし、長い物に巻かれ、赤の他人に煽られ、後ろめたさも忘れて、既得権には安住して。もーそのまんまの人間の本性が跋扈する。アカンよね〜、でも人間そんなもんかな、が爆裂してて従来よく謂われた日韓の民度とかも関係なしに迫ってくるものがありました。
エンタメ度外視で現実と段差ゼロで映画作るとこうなる?自分の証明写真をまじまじと見る感覚に近い感じ。大変ありがたい、希少な作品でした。心でハンコ押しました。あ、認め印という意味合いになります。
どうもピンとこなかったです
顔に関する劣等感、10代の頃はかなりあったかな、なんであいつがあんなにモテるんだ、「結局顔ですか。」大人になるにつれてだんだん薄れてきた、女性の場合化粧でかなり変身できるし、いずれにしてもこの作品のようなこだわりは、見聞きしたことがない。
韓国社会と日本の違い
女性の整形率といいますか
性格な統計調査ないけど
韓国は日本より高いはず
日本だとあるがまま
とか、多額の整形をしてまでというのは少数
私の周りではね
「そう言っても所詮男は女性を見る時は顔でしょ」
と言われそうですが。
確かに、否定はしません。
でも、この映画で見る韓国社会ほど
日本では、ルッキズムに深入りは
それより、人は見た目でなく
とか、内面を見ようという風潮とか
いい意味での建前が残っていて
多分この映画の設定は
日本では、成り立たないのでは
日本文化と韓国文化考え方の違い
そんな視点で、この映画みるといいのかと
ごめんなさいこの映画観ていて
「そんなに顔にこだわるか」
という感情が湧いてきて
作品に感情移入できなかった
しょうがないよね
同じアジアと言っても文化、価値観が違うからね
そんなこと考えながら観ておりました。
ダウンタイムを観た後、めっちゃタイムリーといえばタイムリーw 外見...
韓国高度経済成長の裏に
見た目ばかり。こんなにも醜いと言われるの?
韓国映画の言葉の表現って、ものすごく直接的で驚くことがある。
それにしても今回の『顔』は強烈だ。
父を盲目的に尊敬し、疑問から目を背けていた息子。妻の真心より自分の美醜へのこだわりを守るためとんでもないことをしでかした父親。見た目をけなされ続け自分をみにくい女と思い込み果ては極端な正義感で周囲が見えなくなる母親。
周りにいる自分のことばかりの小ずるい人びとも含めて、人間の生々しい自己愛を見せつけられて、その発端となった数々の差別や社会の不自然さに暗澹たる思いがする。
すっかり前のめりになって鑑賞したのは、俳優たちの演技のすごさと、ミステリーの行方が知りたかったから。
凄かったな。好きだとは言えないけど、絶対に他にはない作品に出会ったと思う。
ミステリーとしては面白いが使われるワードはいただけない
母の死の真相と母の顔。
これが本作のミステリーの根幹だが、
使われるワードが差別用語のオンパレードなので、
いただけないし、不愉快。
映画冒頭に説明はあれど尚不愉快。
登場人物、誰にも共感できないし、
感情移入もできない。
そんな中、盲目である父の境遇は想像がつくし、
どんな思いをしてきたかは理解ができる。
とは言え、殺人を犯してよいことにはならない。
が、息子も結局は自分のこれからのために
飲み込んだ。
あの社長も断罪されない。長いものに巻かれるのだな。
という人間の本質は突いていると思う。
面白くなくはないが、
やっぱり不愉快なのが印象に残る。
嫌いな作品。
三幕構成ドリル
顔の美醜とは?
オカルトかと思いきや....
韓国の風潮として、日本以上に、容姿に対する拘りや偏見が強い国だと感じています。
美容大国と言われるほどの国。親ガチャの部分も、かなり大きいのかもしれない。
お金のない環境で生まれ育ったら、恵まれない環境を甘んじて受け入れるしかない...と、今昔変わらない悲しい現実....うん。それはわかる。
ただ、何を伝えたいの?というのが鑑賞中、ずっと感じていたことで。
貧困と境遇の連鎖。明るい未来も見えない。そんなストーリーの作品はたくさん観たけど、何かが足りない。あと一押し、心に届くものが欲しかったなと。
だからか、上映中、その人の真実の顔はどんな?ばかりがずっと頭の中を占めていました。
種明かしのようにラストで映るのですが....え?!そうなの?何なの?という感じでした。
ぜひ劇場でご覧下さい笑
凄い話なのに勿体ない。
言いたいこと、やりたいことがハッキリしていて、しっかりとしたテーマが明確にある作品だ。
それ故かストーリーもそれに沿って破綻することなく綺麗にまとまって語られる。
そして最後に最大級の隠し玉を炸裂させる手練れた語り口だ。
ただこのドロドロにいかがわしい強烈な題材なのだから、こんなにキレイにスムーズに語られるより多少の破錠があるぐらいの熱量が必要だったと感じる。
父親、息子、リポーターら主要人物たちの負の感情が上手く描けていないし、肝心な周りの大衆による集団の悪意が弱い。
韓国映画らしく過剰なまでの表現があってこそラストの“顔”が突き刺さるのだと思う。
この強烈なラストは凄いもので驚かされるのだが、このラストだけが浮いて感じるのがかなり勿体なく、活かせられなかったのが残念で仕方ない。
優位に立てる標的が欲しいのか
ラスト、母の写真をついに目にして
慟哭とも、嗚咽とも
何とも捉えきれない心情に包まれるドンファンのシーンが全てとも
言えましょうが、
言うほど醜い女性でも無かったところがまた、、、、
無念の加減は底なしだ
鈍臭い・トイレに間に合わなかったetc...
のマイナス要素から蔑みの対象となってしまい、
しかしそれが工場内の秩序を保っていたんでしょう
本当に醜いのは、、、それを炙り出すストーリーなんですね
社会の憎しみの面しかない
幾ら容姿が醜くても気立てがよかったり仕事に励んでいる人には必ず惹かれる部分もあるはず、主人公のお母さんもそんな人だったと思うが、人間の憎しみの面しか出てこない。
篆刻家のお父さんは、生まれながらにして盲目だったようだが、インタビューに応えているとおり、手は目の役割なのだから、触感で妻の顔立ちはわかるだろうし、洋服工場とその周りのお店の人たちが、悪意を持って二人に接していたのだとしたら、眼では捉えきれない周囲の人たちの感情も読み取れるのではないか。
最後にテレビプロデューサーの女性が「お父さんとよく似てますね」と二回目のことばを口にするのは「お母さんと似てなくてよかったですね」に聞こえてしまって後味がよくない。
これはまさに、 珠玉のミステリー
生まれつき目が不自由でありながらも、
そのハンディキャップを乗り越え、
篆刻家として活躍する父を持つ主人公。
母は、主人公が幼い頃、
家を出て行ったと聞かされていたが、
ある日突然、白骨として見つかった。
しかも、亡くなったのは40年前という。
そこから始まるミステリー。
本人とは意図せず、
ひとつひとつ紐解かれていく
母の過去と、母の死の真相。
これはまさに、
珠玉のミステリーです。
主演は、パクジョンミン。
パクジョンミンが出る映画に、
ハズレなしですね。
その演技に痺れました!
そして、この映画のテーマというか、
真髄というか、
それがなかなかデリケートで、
この場でなかなか語りづらいのですが、
見た人の心にどーんとのしかかってくる、
だからこそ、
見た人だけで語り合ってみたいとも思える映画です。
陰湿な方の韓国ドラマ
韓国の映画やドラマはスカッと明るいストレートなストーリーもあるけれど、とことん陰湿なものもある。
「顔」は陰湿な方だ。
見ていて2021年の韓国ドラマ「怪物」を思い出した。
(あれはかなり気持ち悪かった)
暗い、どこまでも暗い。
障碍者や美しくない人に対して非常に差別的。
そんなに美醜に拘る?
時代もあっただろうからある程度は仕方ないとしても。
いや、言ってるあなた方だって凄い美人なわけじゃなし。
とんでもないイケメンなわけじゃなし。
人は自分より下だと思った人間を虐げるようにできているのだろうか。
犯人は最初のあたりで大体わかるわけだけれど、その殺人の動機もそれ?
子供の母であり、妻である人をそれで殺せてしまうの?
芸術家だから余計に美しさが大事だったのか、目が見えないことから受けてきた仕打ちがあまりにもひどかったからか。
でもそんな彼に唯一寄り添ってくれたのが彼女だったのに。
美醜とは何だろう…と考えさせられた。
そして最後に出てくる母の写真がまた………。
私からみたらそこまで言われるほど醜くないのだ。
この写真ぐらいの容貌でそこまで言われるのか。
本当に醜いのは「顔」に拘る人間の心の方なのだろうなあと思った次第。
陰惨な雰囲気で後味も少しも良くなかったけれど、考えさせられる映画でした。
見えない者へのからかいと思いやり
実際はそれほどでもないのに、見えない者をからかって絶世の美女と言い、それを信じた見えない者を失望させないように(見たいという叶わぬ願いを捨てさせるために)怪物のような醜さと言う。
見えない者の想像はどれほど振り回されることだろう。
ただ、触覚で篆刻の美を追求できるのならば顔を触って醜美を判断できないのものか、彼の能力は篆刻に限るものなのか。
(途中ちょっとウトウトしてしまったので、その時にこの辻褄合わせがあったのなら失礼)
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