記憶の解凍のレビュー・感想・評価
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広島の市街地、原爆前には普通の市民の生活があったこと。 残された記...
広島の市街地、原爆前には普通の市民の生活があったこと。
残された記録は、当時の白黒写真だけですが、
戦時中に住んでいらしたという方々と対話を繰り返し、AIも駆使し、
写真に当時の色遣いを再現しようという試み。
平和記念公園がある界隈は、かつては繁華街・中島本町だった、
大きな旅館で、派兵に出向く方々の最後の壮行会をして送り出した、
など…。
広島出身の監督さん、その試みを始められたのが高校生の頃で、かれこれ8年続けていらっしゃるとか。
この種の取り組みは、(こちらの勝手な思い込みで) かなり上の年代の方々が頑張られるものとばかり信じていましたが
十代で着手しだしたのは驚きました。
被災された方々、皆さん80代以上、
写真に色がつくと、急に諸々思い出されたかのように、話にも花が咲くかの如く。
劇伴の音楽も情緒深く。
感情のこもったピアノ:はらかなこさん、
バイオリンは被爆されたものを借りてきたとか。
いずれしっかり見学にうかがわねばという気になってきました。
知覧や呉などもですが。
鑑賞日は8月5日、この文章を書いているのは8月6日。
その日だけでなく、また、広島界隈だけでなく、気に留めておかねばならない事柄だと感じます。
技術の進歩で紐解かれる歴史の1ページ
色彩が呼び起こす鮮やかな記憶
広島で原爆投下の前後に撮られた白黒写真をデジタル化し写っている人にインタビューして色付けしていく、庭田杏珠さんの「記憶の解凍」プロジェクトを紹介したドキュメンタリーです。
原爆投下の前に、さまざまな生活があり、さまざまな幸せもあったこと。被爆者の方々やご家族と色彩を蘇らせる過程で、そうした記憶もまた蘇り、記録されていく様に心を動かされました。そして、被爆の記憶の向こうにあった、平穏とも思える暮らしが壊されたことが、告発とはまた違った形で、ストレートに伝わって来ました。
色彩の情報が、人の記憶にとってとても重要なんだな、ということも実感しました。
映画を作ろうとして映像を撮っていたわけではない、とのことですが、それが却って重みを増しており、また今回は取り上げていない物語の存在も感じさせました。10年取り組んで来られたというプロジェクトの継続を、今後も応援して行きたいと、強く思いました。
映像に寄り添うようなはらかなこさんの音楽、Hippyさんの歌唱も、心に響きました。
活動報告
原爆投下前後の広島の様子を写した白黒をAI技術でカラー化し、更にインタビューで色調補正しつつ、当時の様子を語る人々をみせる作品。
アニメーションで表現とあるけれど、導入のこれからみせるものの説明と、ラストの申し訳程度の感想で使われている無くても良い程度のもので、基本的にはドキュメンタリーですね。
中島町の吉川旅館から原爆投下前のことを語っていただく様子をみせ始まって行き、かなり興味深い内容だったのたけれど、気づけば写真をカラー化する活動をし、出版もしている女性の話?
この方かどうかはおぼえていないけれど、以前似たようなドキュメンタリーをTVでみた記憶が蘇っては来た。
日系アメリカ人収容所の写真などにも広がりをみせて紹介していったのは良かったし、戦争がーを強く主張する感じでもなかったのは良かったけれど、逆にいうと広島を絡めなくても良いんじゃねという写真もちらほら。
過程の話しとか過感の言葉も良いけれど、もっともっと当時のことを語って頂いたものをみせて欲しかった。
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