MOTHERLANDのレビュー・感想・評価
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現地の生々しい利害関係
1992年、独立直後のリトアニアへ帰郷した
母とアメリカ育ちの息子の物語。
万引き、性への目覚め、馴染めない環境、
恋心、そして女としての母を目撃するという
思春期の繊細な心理描写が痛く伝わってきました。
女性が後片付けをする場面も同様。
美しい風景の裏側にある大人たちの複雑な現実を
少年の静かな視線が映し出します。
祖国への想い、失われた時間、
そして故郷とは何なのか。
国家の激変に翻弄されながらも、
それぞれの人生を生きようとする
人々の姿が胸に残りました。
人間の脆さと強さを丁寧に描いた、
深く心に刺さるヒューマンドラマ。
同じ景色を見ながらも
親子が抱える想いの違いが
切なく胸に残りました。
上映後は、トーマス・ヴェングリス監督による
舞台挨拶映像があり、過去に戻ることは難しいと
おっしゃっていたのが印象的でした。
歴史的背景を前もって頭に入れてからの
鑑賞をおすすめします。
ガムの国から来た少年
1992年ボストンから母親とともに母親の出身地であるリトアニアを訪れた少年の話。
ゲームボーイでテトリスをするエロ本万引きボーイがリトアニアに到着して始まって行くけれど、母親の父親がソ連に接収された土地と家を取り戻しに来たけれど、なかなかハードルが高いということですね。
そんな母親が親戚や嘗ての男友達の力を借りて、色々やっている姿を近くでみていたり、自分と同年代の若者たちとの距離感や関係性に悩んだり、大人の扉をのぞいてみたり…。
アメリカで生まれ育ったことや離婚した両親のことなんかも相まって、イマイチ自分の居場所をみつけられない少年の思春期の第一歩みたいなものをみせる作品だけれど、明確に示されるものが多くないし、当時のリトアニアの情勢もわからないし、同じような経験がある訳でも無いしで、ちょっと難しかった。
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