MOTHERLAND

劇場公開日:2026年7月4日

解説・あらすじ

独立直後のリトアニアを舞台に、リトアニア出身の母とともに同地を訪れたアメリカ生まれの少年の視点から、故郷をめぐる記憶や葛藤、そして移りゆく時代の狭間で生きる人々の姿を静かに見つめたドラマ。本作が初の長編劇映画となるトーマス・ベングリス監督が、ワシントンD.C.でリトアニア移民の息子として育った自身の経験をもとに、領土や体制の変化に翻弄される人々の現実を繊細に描き出す。

1992年、ソ連から独立を果たしたばかりのリトアニアに、アメリカからヴィクトリアとコヴァスの母子がやって来る。ヴィクトリアは幼い頃にソ連占領下のリトアニアで家族と引き離され、家と土地を失った過去があった。ナチスドイツからソ連へと支配が移り変わったリトアニアでは、異なる体制のもとで人々の自由は揺らぎ続けてきた。20年ぶりに故郷へ戻ったヴィクトリアは、失われた実家の土地を取り戻し、息子とともに新たな暮らしを始めようとするが、そこにはすでにロシア人一家の生活があった。簡単には土地を取り戻せない現実を突きつけられ、理想としていたリトアニアでの再出発は静かに歪みはじめていく。

リトアニアにルーツを持つアメリカ生まれのマータス・メトレフスキが少年コヴァス、リトアニアを代表する俳優セビリヤ・ヤノシャウスカイテが母ヴィクトリアを演じた。

2019年製作/96分/リトアニア・ラトビア・ドイツ・ギリシャ合作
原題または英題:Gimtine
配給:太秦
劇場公開日:2026年7月4日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15
  • 画像16
  • 画像17

© 2019 Studio Uljana Kim / Locomotive Productions

映画レビュー

3.0 現地の生々しい利害関係

Kさん
2026年7月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

1992年、独立直後のリトアニアへ帰郷した
母とアメリカ育ちの息子の物語。

万引き、性への目覚め、馴染めない環境、
恋心、そして女としての母を目撃するという
思春期の繊細な心理描写が痛く伝わってきました。
女性が後片付けをする場面も同様。

美しい風景の裏側にある大人たちの複雑な現実を
少年の静かな視線が映し出します。

祖国への想い、失われた時間、
そして故郷とは何なのか。

国家の激変に翻弄されながらも、
それぞれの人生を生きようとする
人々の姿が胸に残りました。

人間の脆さと強さを丁寧に描いた、
深く心に刺さるヒューマンドラマ。

同じ景色を見ながらも
親子が抱える想いの違いが
切なく胸に残りました。

上映後は、トーマス・ヴェングリス監督による
舞台挨拶映像があり、過去に戻ることは難しいと
おっしゃっていたのが印象的でした。

歴史的背景を前もって頭に入れてからの
鑑賞をおすすめします。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
K

2.0 ガムの国から来た少年

2026年7月5日
Androidアプリから投稿

難しい

ドキドキ

1992年ボストンから母親とともに母親の出身地であるリトアニアを訪れた少年の話。

ゲームボーイでテトリスをするエロ本万引きボーイがリトアニアに到着して始まって行くけれど、母親の父親がソ連に接収された土地と家を取り戻しに来たけれど、なかなかハードルが高いということですね。

そんな母親が親戚や嘗ての男友達の力を借りて、色々やっている姿を近くでみていたり、自分と同年代の若者たちとの距離感や関係性に悩んだり、大人の扉をのぞいてみたり…。

アメリカで生まれ育ったことや離婚した両親のことなんかも相まって、イマイチ自分の居場所をみつけられない少年の思春期の第一歩みたいなものをみせる作品だけれど、明確に示されるものが多くないし、当時のリトアニアの情勢もわからないし、同じような経験がある訳でも無いしで、ちょっと難しかった。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
Bacchus