サンタクロースたちの休暇

劇場公開日:2026年5月2日

解説・あらすじ

自主制作映画ユニット「山河図(さんがず)」を主宰し、ホラー短編「蠱毒」で第3回ホラー映画大賞の選考委員特別賞を受賞した澁谷桂一監督の初の劇場公開作品。

あいこは両親に先立たれ、街の自販機に残されたお金を拾って暮らしている。そんな彼女の家に、アガサと名乗る家出女性が転がり込んでくる。さらにそこへ、ある切実な思いを抱いた男・ボブも加わり、3人で過ごす冬の日々が始まる。3人はそれぞれの悩みと祈りを抱えながら寄り添い合い、そんな彼らの日々を、クリスマスを終えたサンタクロースが見守っていた。

「日本を舞台にした冬のバカンス映画」をテーマに、人々がつい忘れてしまう「誰かを大切に思って過ごす時間」の愛おしさを、少し風変わりな登場人物たちと、とぼけた空気のなかで描き出す。第29回うえだ城下町映画祭・第23回自主制作映画コンテスト「古厩智之賞(審査員特別賞)」、十三下町映画祭2025「シアターセブン/ナナゲイ賞」を受賞。

2025年製作/70分/日本
配給:山河図
劇場公開日:2026年5月2日

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(C)2025/山河図

映画レビュー

4.5 ある程度気になる点もあるが、インディーズ映画としては本命以上か

2026年5月18日
PCから投稿

今年23本目(合計1,765本目/今月(2026年5月度)1本目)。

 シアターセブンさん、ナナゲイさんは、どちらといえばインディーズ映画を流す傾向があり(ここ1か月くらい前までずっと放映していた侍タイム~のほうがむしろ例外?)、見に来る方の大半はそれは了知しているので、その点、つまり、編集がちょっと甘いかなとか、ストーリーが少しわかりにくいかな、といった部分はある程度考慮しています。

 結局のところ、「サンタクロース」が何を指すかは個人で考える必要があるのですが(今回の作品終了後のトークショーなどではちゃんと説明される)、ある程度とは言わなくても6割くらいは推知できるかな、といったところです。

 個人的には、インディーズ映画の特徴としてよくある、「何がいいたかよくわからない」部分が少なかったところ、80分程度の作品としては無難にまとまっていたところ、また、各自の発言や考え方(ベクトル)が向いていて、言いたいこと(考えていること)と、行動していること(映画なら、描写される内容)が一致していて(一部例外あり)、迷ったら本命、といったところでしょうか。

 「今は」(投稿時点では。5月18日)、クリスマスでもサンタクロースの時期でもありませんが、この作品が言わんとしていることを7割8割理解するのは「そこそこ」難易度は高いですが、逆に80分ほどの作品ですし、トークショーもありましたので大満足です。

 採点は、一応にも法律系資格持ちなので(←行政書士)、ある程度は考慮しています。
なお、私のポリシーとして、初デビューの方やおおよそ10作品を超えない監督の方の作品については減点幅を調整するというものがあり、ここでも適用しています。

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 (減点0.2(→実際には0.3。以下「実際に」は省略)/釣銭を勝手に持っていく行為)

 これは窃盗罪というより、占有離脱物横領罪(いわゆるネコババ罪ともいう)というほうが正確です。窃盗罪は、他人の占有するものを持っていくことで成立しますが、占有する人がいないと評価できるほど長時間たったもの(誰のお釣りかも混ざってしまって判別不能な状況になっているほど時間がたっているような例)のものを持っていくのは、通例は後者です。実は、窃盗系の罪か横領系の罪かで実は違うんですね。

 また、この行為は、民法上は不当利得と呼ばれるものの類型にもあたります。条件を満たすと勝手に発動する債権(法定債権といいます)で、事務管理、不当利得、不法行為があります。不当利得(703条)は、「誰かが損をして、誰かが得をすること」「その2つに因果関係があること」「法律上の理由がないこと」(←売買契約等の契約がない、ということ)によって「勝手に」発動します。

 ただ、不当利得といっても、誤振込のように、本人側に帰責性が少ない(勝手に振り込まれたものは返しましょうと言われても、そもそも振り込む側の落ち度も論じられるべき)ものが大半で、不当利得「それ自体」は強く非難はされませんが(むしろ、誤振込された側は、「ある意味での」被害者)、本映画のように、「常習的に自販機の釣銭狙い」をする行為は、不法行為と同様に、非難度がそこそこあがります。

 (減点0.1(→0.2)/鍵盤楽器を拾ってくる行為について)

 これは上記の「法定債権」のなかの「事務管理」に当たる行為なので(697条)、遺失物法(落とし物に特化した法律)にそって警察に届け出るべきものであって、勝手に持って帰ると、こちらこそ占有離脱物横領罪の論点が出てきます。ただ、この作品において、鍵盤楽器を返してしまうとストーリーが成立しなくなるので(詳細は回避。ネタバレになるため)、ある程度は…といったところです。

 (減点0.1(→0.2)/心裡留保の相手方の保護)

 心裡留保は、悪意または善意有過失の相手方には対抗可能です(第三者に関しては悪意の場合にのみ対抗可能。94条2項は追加されたもの)

 (減点0.1(→0.5?)/エンディングロールの配慮が足りない)

 この作品が扱う、「自販機の釣銭泥棒」といったものは子供が真似をする可能性が多々ある事案であり、作品として取り上げるのは理解しても、「このような行為(特に計画的な釣銭泥棒はかなり印象が悪い)は民法上、刑法上問題になりますのでご注意ください」等の注意書きはエンディングロールに欲しかったです。

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yukispica

3.5 両手開け放ち称賛

2026年5月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

する程の映画ではなかったが、

冬の寒空の下で淡々と繰り広げられる

静かな人想いの映画と

観ればほっこりできる作品だった。

視聴時期が初夏と言うのは何ともいえないけどw

個人的にはカシオトーンがきっかけで、

普段の生活が一変し

刹那ながらにニューウェーブなサウンドが奏でられる

シーンには、前に進むか放棄するしかない今

の悲哀を感じた。監督曰く、アキカウリスマキ好きに

進めたい映画。だそう。

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tomokuni0714

3.0 よくこんなの撮ったなぁ

2026年5月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

登場人物達の行動や台詞が山本直樹の漫画みたいで面白かった。筋やオチを追っても仕方がなく、各場面の絵や状況や発言の、変てこな中に結構刺さるのが混じっている感じを愛でつつ、互いの依存の度合いというか、もたれ掛かり具合の変化を楽しみたい。

タイトルから内容を誤解する人がいるかも、と思ってたら案の定、客席に幼稚園児風の子供がいた。親ガチャですなぁ。

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ひろちゃんのカレシ

2.0 知らねーよ

2026年5月7日
Androidアプリから投稿

幸せ

驚く

町中の自販機の取り忘れられた釣り銭や周辺に落ちている金を拾い集めて暮らしている女性と、行動を共にするようになる家出女性の話

ふらふらっとやって来て周囲を確認して釣り銭を回収し、自販機の下を漁った札もあるの?

あらすじ紹介に両親に先立たれとか書かれているし、未成年の主人公なのかと思っていたら、充分食べて行けるだけ金が拾えるから働く必要なしとか、そんなアホなw

現実離れし過ぎていてファンタジーな設定の中、のらりくらりと現実逃避に、何でも肯定しちゃう優しいヤツですか…。

ちょっとズレた面白さはあったけれど、星座のあたりで飽きてくるし、最後は急に強引になるしオカルトじみた話しになるし、サンタは最初からどうでも良いし、ちょっと自分にはヌル過ぎて合わなかったかな。

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Bacchus

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