トゥ・ランド

劇場公開日:2026年4月25日

トゥ・ランド

解説・あらすじ

「トラスト・ミー」「シンプルメン」などでニューヨークのインディペンデントシーンを象徴する映画作家として知られるハル・ハートリーが、コロナ禍での制作中止を乗り越えて完成させた、11年ぶりとなる長編監督作品。隠遁状態だった映画監督が、余命わずかと勘違いされたことから起こる騒動を描くドタバタ喜劇。

58歳のジョー・フルトンは、かつてロマンチックコメディで人気を博した映画監督だが、今は半ば引退状態にあった。時間を持て余すのはよくないと考え、近所にある墓地で管理人の求人が出ていたことから、その仕事に応募する。一方、ジョーの恋人でテレビ界のスター、ミュリエルは、ジョーが遺言書を作ろうとしていることを知り、彼が余命わずかで終活しているのだと早とちりしてしまう。その勘違いはたちまち周囲にも広まっていき、ジョーのアパートには友人や知人、さらには見知らぬ若者たちまでが押しかけてくる。

ハートリー自身を思わせる主人公ジョー・フルトン役を、「シンプルメン」で主人公兄弟の弟を演じたビル・セイジが務めた。そのほか、「シンプルメン」「ブラック・クランズマン」のロバート・ジョン・バーク、「トラスト・ミー」「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」のイーディ・ファルコらが共演する。

2025年製作/75分/アメリカ
原題または英題:Where to Land
配給:ポッシブルフィルムズ
劇場公開日:2026年4月25日

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(C)Hal Hartley / Possible Films, LLC

映画レビュー

3.5 なぜか最後には人が集まってくる人間力

2026年6月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

1990年代ハル・ハートリー監督の「シンプルメン」を観て、その独特の語り口とダンスシーンに衝撃を受けました。以来ハートリー作品は公開されてはいたのですが、残念ながらタイミングが合わず見逃していました。今回の特集上映でようやく大半を網羅できたのと、この最新作も鑑賞することが出来ました。

そして30年以上経っても、「シンプルメン」の時の語り口と変わっていないのには、驚きと感銘を受けました。ちょっと変で世慣れていない感じ、まさにインディペンデントの精神を今も持続しています。でも一方で成熟も感じられるから不思議です。

本作では冒頭、墓地での就職予備面接みたいなやり取りが面白い。主人公ジョー・フルトンの経歴や現在地がさりげなく説明されるのと同時に、働くことの哲学みたいなものが交わされます。木に引っかかったビニールの捕獲実演も含めて、なかなか赴き深いシーンでした。

この後は勘違いから巻き起こる喜劇でクスッと笑わせますが、この展開をあまりしつこく引っ張ることはしません。また信仰や気候変動に関する哲学的な会話が何度も出てきます。このあたりも相変わらずハートリーらしいと言えるのですが、こちらは浅薄な私にはあまりついて行けませんでした。

そして登場人物がなぜかひと所に集まってくるラストへ。これはまさにフルトン=ハートリーの人間的魅力がなせる技なのかも知れません。

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sugar bread

4.0 インディペンデント

2026年6月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

面白い。
けど、NYCのお金もステータスもセンスもある人たちのウイットに富んだコメディ、って感じでむしろこれをインディペンデントでやる意味もよく分からない、とは思った。
良質なコメディ、って感じだからメジャーでも出来るんじゃね?
しかし、姪と弁護士がめっちゃ綺麗…

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ぱんちょ

1.0 「ストーンズか」「ザ・フー?」

2026年6月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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uz

4.0 無益だからこそ美しい

2026年5月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ミックとキースという野心ある若者達(しかもキースはちょい反抗的)に肩入れし、エリックにはギターを譲るという世代楽屋落ち的ラストが楽しい。あの面白く無さそうな台本は、レビュータイトルを反映しているのかも知れない。
とても書ききれない程の印象的な台詞によって「価値」や「美」や「信仰」が語られる訳だが、どれも年齢を重ねたうえでの“着地点 (where to land)”からの箴言といえそうで、これらが突っ走りたがるストーンズや姪っ子にどう響くのか?想像してみるのもまた楽しい。

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ひろちゃんのカレシ