シェルターのレビュー・感想・評価
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いい利きステイサムができました!
ステイサム映画らしいステイサム映画でありながら、主人公の人格描写にあえて説明を省いている部分が多く、手だれの監督が余白を残して作っている。それだけでほんのり文学性や格調を感じたりして、ステイサム映画もまだまだいろんなやりようがあるなと、新鮮なワクワクを感じながら楽しんだ。利きステイサムのやり甲斐が詰まった良作!
血が通いドラマ性の機能したステイサム映画
ヒゲ面で仏頂面のジェイソン・ステイサムが迫り来る敵を次々となぎ倒していく意味ではいつものステイサム映画と同じ。だが、孤島で幕を開ける冒頭のやり取りから見ても、少女ジェシーとおじさんの関係性を『レオン』さながら丁寧に積み上げようとする作り手の意志が感じられる。もちろんこれはジェシー役を演じるブレスナックとステイサムの興味深い化学反応の成せる技。彼女が『ハムネット』の少女だと知り「なるほど!」と深く合点がいった。お決まりの「ボーン」的な展開や、使い古された諜報機関の描き方が許せてしまうのも、メインとして確たる人間ドラマがあるからだ。ワケあり主人公の重く閉ざされた扉の鍵を開け、外へ導き出し、スコットランドの沖合の島からどんどん南へ。『グリーンランド』をはじめ荒唐無稽な状況設定を血の通ったものに仕立てるウォー監督の力量と手腕が、人生を守りから攻めへと転じさせる男のドラマに筆圧と魂をもたらしている。
毎度のステイサム無双だが、少女役ボディ・レイ・ブレスナックの魅力で印象的な活劇に
今年1月日本公開のジェイソン・ステイサム主演作「ワーキングマン」のレビューで、「かつて軍人や捜査官や工作員として戦闘スキルを身につけて引退した中高年主人公が、拉致された愛娘や家族同然の若い女性のため命懸けで悪者たちに立ち向かう筋が、欧米のアクション映画で使い回され、興行的にも成功が続いているのだろう」と書いたばかり。「シェルター」の場合は少女の拉致が契機になるわけではない(中盤で拉致されかけはする)が、凄腕の元プロが少女のため再び戦いに身を投じるという筋自体に新味はない。
ただし、ステイサム(元特殊部隊員メイソン役)とともにほぼ出ずっぱりのボディ・レイ・ブレスナックが魅力的で、アクションがない場面もだれることなく、徐々に変化する2人の関係性を楽しめる。彼女の演じるジェシーが紋切り型の庇護されるだけの存在でないのもいい。激変する状況に動揺しながらも、メイソンからナイフの握り方や銃の扱い方を教わり、勇気を振り絞って彼女なりにサバイブしようとする。ナタリー・ポートマン出演作「レオン」やダコタ・ファニング出演作「マイ・ボディーガード」を思い出すが、これら2作と同様、主人公の活躍と同じくらい相方の少女の魅力が印象に残る映画になった。
ブレスナックは2011年生まれでアイルランド出身。2025年の「ハムネット」で映画初出演を果たす前は、3年ほど英国のテレビドラマに出演していたようだ。この先も2本の英米合作の出演作が控えていて、ジェイン・オースティン原作の「Sense and Sensibility」とアーロン・テイラー=ジョンソンが狼男を演じる「Werwulf」はいずれも年内に本国で公開予定。日本でも早めに公開してほしい。
戦い続ける漢
国の暗部の仕事をしていた者が嫌気がさし身を潜めたという、少し前にも同じものがあった様な気もする設定。
ステイサム作品にこんな事を言ってはいけないかも。
暗部を経験したものの絶対的な判断と行動。
ただ他の作品よりも超人的な部分は少し影を潜めている。
もっと踏み込んだ方が爽快感が出て好きなんだけど。
アクションはいつもながら安定感を感じつつ、爽快感が弱まってる点は残念だけど、守りつつ戦い続ける親父を感じられる点は新鮮味があるかな。
この時代に戦いに挑み続けるステイサムという漢は捨て難い。希少な存在だから今後も続けて欲しい。
アンフォーギブン
アマプラにて鑑賞。
ステイサム版「許されざる者」ですな。かつてはMI6特殊部隊のナンバーワン工作員。精密な◯人機械と言われた男が少女との出会いによって人間性を呼び戻すが、その少女を救う為にまた、「許されざる」世界の住人に戻らざるを得ない。
ステイサム映画としては少し深みがあって良かったが、犬のジャックくんが途中退場させられたので、⭐️4つのところマイナス0.5。お犬様をタヒなす映画には手厳しいですよ、私は。
孤高の男の体臭がプンプン‼️
ストイックな男を演じたら右に出る者のいないジェイソン・ステイサム。
相手役がワンコ(残念ながら、早めにフェイドアウト)、
そして子供みたいな女の子。
出世作「トランスポーター」も女の子(大人の25歳くらい)を
守る役でしたが、今作も巻き込まれた少女の命を、守りながら戦う展開は
もはやステイサムの定番そのものです。
そして愛らしいジェシーも何度もステイサムの命を助けたりで、
非常に優秀な相棒でもありました。
メイソンを父親のように慕うジェシーの健気さ、
だけれどメイソンは自分と一緒にいたら君の安全が脅かされる・・・
そう言い聞かせるです。
ステイサムの故郷であるイギリスが舞台ということでアメリカとはまた違う
味のある映画。
ビル・ナイも好物なのですが、今回は悪役🦹♂️でしたね。
《ストーリー》
元MI6の特集工作員で、TOPが命じた暗殺命令に反いたため自らが
抹殺命令を受けたお尋ね者。
彼(メイソン)はスコットランドの孤島の灯台守として10年隠遁生活を
送っていた。
嵐の海で溺れた少女ジェシーを助けたことから、MI6に居場所を知られて、
灯台まで特殊工作員が彼を殺しにきます。
しかしメイソンの無双な強さで特殊工作員が全滅。
行く先々で追っ手との死闘が繰り広げられます。
果たして少女ジェシーを無事に国外に逃せるのか?
というストーリーです。
新鮮味は薄かったのですが、
ステイサムの本気のアクションが見れて、ステイサム好きの私には
嬉しい一本でした。
ドラマ部分が弱すぎた
この映画のシチュエーションを生み出すためのメイソンのバックボーンやジェシーを守るに至る導線、敵の存在目的やメイソンを狙う動機といった理由作りに苦労を感じ、序盤はノルマをこなしている感が強く物語に入り込めなかった。
別人になりすましていた記録をさらに第三者が改竄していた陰謀が判明した所から物語に一本の筋が通り物語の取っ掛かりが掴めた。メイソンとMI6の戦闘部隊と非正規部隊の三つ巴の様相は面白くなりそうな気配はしたし、材料は決して悪くはなかった。
監視カメラだけでなく今は様々な所に監視の目があるという見せ方も、メイソンの詰めの甘さを感じつつも面白かった。
街中での銃撃戦の結果を見せずに連れ去られたジェシー視点でメイソンが助けに来る見せ方は痺れた。
アクションのキレは素晴らしい。その場にある物で戦っていく戦闘シーンは好みだし、椅子に座ってお互い睨み合いの時間を設けたり緩急の付け方も良かった。ただドラマ部分に時間を割き過ぎたせいで期待よりアクションシーンが少なく感じた。もっと物語はシンプルにしてアクションで魅せてほしかった。
敵の刺客の脅威を感じられなかったのも勿体無い。メイソンにやられた後の姿を何度も見せるのは、敵の格を落とすだけだった。さらにビルへのしくじった報告も小物感に拍車をかけていた。
一本の物語として成立させようとし過ぎてドラマ部分もアクション部分も薄味になり、結果的に見応えのない映画になっていた。
いつものステイサム節
旅行中の機内で鑑賞。初めの設定が「?」で、何で女の子一人で荒海を手漕ぎボートで何かを届けに行かなければいけないんだ、と理解不明。その後の展開はだいたいいつも通りのステイサム節。相棒のシェパードが敵に射殺されてしまい怒り心頭のジェーソンくん、バッタバッタと情け容赦無く襲い掛かってくる敵をなぎ倒していく。
去年観たのはビル建設現場の監督役だった。今回は北海に浮かぶ荒涼とした島の灯台守。次は北海道辺りで牛の世話をする牧場主とかどうかな?以前は特殊任務をこなす秘密情報部員だったが、今は日本の北海道で静かに牛の世話をするオヤヂになっていた…。相手役には八木莉可子とかどうだろう?英語が上手みたいだし、上背があり見栄えが良いな。
女の子が良かった
昨年正月に「ビーキーパー」で初めてジェイソン・ステイサム作品を観て、今年の正月は「ワーキングマン」、そして今回の「シェルター」。
まあ、本作品も正直似たような構成なので、どれが良くてどれが悪いという感じではないのだが、それでも「ワーキングマン」よりは面白いかな。
「ビーキーパー」は敵キャラが良いので、来年公開の続編も楽しめそうな気配がある。一方この作品は、キャラは普通だが、同行する女の子の演技が良いので楽しめた。
あの子、「ハムネット」の長女役の子だよね。
途中で主人公たちが侵入する民家の親子が完全に巻き込まれ被害者で超可哀想。女の子の面倒を見るなら、あの息子さんも助けてあげないと。
派遣された警官たちも、目的は逮捕であり、殺すために来たわけじゃないのに、主人公や「ワークマン」にめちゃめちゃ殺される。
いわゆる「ジャンル映画」ってそういうものでしょと理解はしているつもりだが、ビーキーパーと共通して、作中で死傷する人たちにその因果関係が乏しく、主人公がやって来たことで一方的にケガさせられたり殺されたりする部外者が多いのはどうしても気になってしまった。
ステイサムがすくわれたっていい
これはかなり好きだ。
今回のステイサムはいつもより不愛想で、傷ついた面影が見え隠れしている。
そんな男と孤独な少女の逃避行。何となくレオンを思い出す。
戦いに巻き込んだジェシーを安全な国外に逃がして物語は閉じるが、この別れ際のジェシーとステイサムのやり取りが今も胸に残っている。
「あなたを救わなきゃ!」
「もう救われた」
ほんの短いやり取りだけど、ただの少女だったジェシーの強さと、傷ついた兵士だったステイサムの優しさが響き合う瞬間。
その後、ジェシーの乗ったボートを3回くらいは視線を送って見送るステイサムが可愛い。
ステイサム映画がこんなにエモーションの高い話になるとは思っていなかった。侮りがあった。すまないステイサム。
その他、銃を構えて騒ぎになり、敵に位置がばれるというアクション映画ではなかなか見ない面白シチュが連発するクラブシーンが必見の映画。
よくある話なれど
あらすじを書けばよくある話。見る前は「またステイサム?」てな気分も確かにある。しかしビーキーパーやワーキングマンとはちょっと違う、ハードな映画になっていた。適度な伏線回収と美しい映像、クラブのシーンも含めてメリハリのある音楽の成果に、またラストの暖かみもあり、大作ではないけど、映画満足度の高い、劇場で見るべき娯楽作品でした。本作はシリーズ化しないと思うけど、もし同じ監督で続編が製作されたらまた見に行くな。
ステイサムは、ジョークも言わない寡黙なケン・タカクラ風味。女の子はハムネットの長女役だったらしいが、今後も活躍しそう。
ち、な、み、に。少女について。家族がいなくなったので帰る家がなくなったことはわかるが、学校とか近所とかに心配かける可能性もあるなと。そんな中であの懐き方。もう少し理由がないと「ストックホルム症候群」にも見えちゃうリスク。
いつもでないいつもの
「LEON」「マイ・ボディガード」そしてコレ。静かに始まり静かに終わる、流れとしてはいつものステイサムなのだが雰囲気というか滲み出る何かがいつもとはちょっと違う。そこがとても良かった。特に画面のテイストには痺れた。掠れた感じのトーンで始まったから、「趣きある感じでいくのかなー?」なんて思ってたら状況と場所が変わるほどに画面がシャープになっていく。凡人にはその意図は測り難いところだが、惹き込まれていったのは確かだ。「どーせいつものでしょう?」なんて方には特に観て頂きたいものだ。そこにはちゃんといつものステイサムがいる笑
余談だが音楽も中々に良い感じではある。あるのだが"ゴランソン調"とでもいうのかな。流行り感は拭えなかった。でも凄いよね。ジョン・ウィリアムズやハンス・ジマー等々、時代を作ってきた方々と同じ様に時代の音になっているゴランソン。オデュッセイアでは色々と難癖つけちゃいましたが大好物です。
面白かった
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