劇場公開日 2026年9月4日

白鳥とコウモリのレビュー・感想・評価

全660件中、1~20件目を表示

3.0誰が被害者で、誰が加害者なのか

2026年9月12日
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鑑賞方法:映画館

東野圭吾原作らしく、謎解きそのものよりも、その裏側にある人間ドラマが胸を打つミステリー映画だった。

「被害者の娘」と「加害者の息子」。

まったく正反対の立場にいるはずの二人が、それぞれの父親と事件の真相を追っていく中で、その境界線が少しずつ曖昧になっていく過程が面白い。

被害者家族も、加害者家族も、大切な日常を突然奪われるという意味では、どちらも苦しい状況に置かれる。
けれど、より容赦なく人権まで奪われていくのは、加害者の家族なのだと思う。

もちろん、被害者と加害者が明確に分かれる事件もある。
けれど、世の中で起きるすべての事件が、そんなに単純な構図で説明できるわけではない。

真実はもっと複雑で、簡単にはカテゴライズできないこともある。

それなのに「加害者の家族」というだけで、無関係な人間まで袋叩きにすることは、本当に許されるのだろうか。
誰かを一方的に断罪し、傷つけるその行為もまた、新たな「加害」なのではないだろうか。

そして真実が明らかになり、被害者と加害者の境界線がより曖昧になっていくのを見ながら、自分が普段ニュースで目にしている限られた情報だけで、誰かを「被害者」「加害者」と簡単にカテゴライズすることなんて、本当はできないのだろうなと思った。

ただ、作品そのものについて言えば、個人的には東野圭吾作品の実写化の中で(すべてを観ているわけではないが)、やはり『容疑者Xの献身』を超えるものではなかった。

あの作品を観終えたときのような、しばらく動けなくなるほどの余韻や、胸を震わせるような感覚までは残らなかった。

ラストの展開も賛否が分かれるところだと思うが、私は少し蛇足に感じてしまった。
ここまで積み上げてきた物語とは少し違う方向へ舵を切ったように感じ、美男美女の二人だからこそ成立する、やや力技のようにも見えてしまった。

とはいえ、劇中では二人の表情を捉えた印象的なアップが何度も登場する。

松村北斗さんと今田美桜さんのファンにとっては、その繊細な表情の変化まで存分に味わえる、たまらない作品なのではないかと思う。

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AZU

4.0白でも黒でもない、灰色の空を生きる

2026年9月11日
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泣ける

驚く

東野圭吾原作を映画化。
罪と罰をめぐる、重厚な物語。

言わずと知れたベストセラー作家・東野圭吾さん。
残念ながら、もう新作を読むことは叶わなくなってしまいました。

普段はあまりミステリーを好んで読んだり観たりしないけれど、東野圭吾さんだけは別格。数多くの作品が映像化され、2027年2月には『殺人の門』の公開も予定されています。

今作は、大好きな松村北斗さんや柄本佑さんも出演されていたので、迷わず鑑賞を決めました。

観終わった直後、まず感じたのは、2時間25分という長さを感じさせない圧倒的な没入感。

主演の松村北斗さんは、近年ますます注目を集める若手俳優さんです。
アイドルでありながら非常に器用に、どんな役もナチュラルに演じられ、どこか二宮和也さんを彷彿とさせる演技派に成長されています。今後の日本アカデミー賞でも、その名を刻んでいくのではないでしょうか。

また、風吹ジュンさんと井川遥さんの親子は、見ているだけでもうっとりするほど美しい。

そしてラスト近くでの井川遥さんの全力の涙に、思わずもらい泣きしてしまいました😭

そして、もう一人の涙の達人はW主演の今田美桜ちゃん🥹
その澄み切ったキッラキラ✨の瞳から、ぽとりと落ちる神聖な涙。
その涙の受け皿に、私もなりたい🫣

内容は、非常に重いテーマです。

三浦友和さん演じる倉木達郎のように、一見善人に見える人が陥ってしまう重大な罪について、深く考えさせられるものがありました。

黒ではなくグレー。
白でもなくグレー。

日常は、綺麗な空色でもなく、少し曇った灰色の空のよう。

誰もが迷いながら生きていて、時に白鳥にも、時にコウモリにもなりうるということ。

原作は未読ですが、上下巻にわたる大作を破綻なく一本の映画にまとめ、身近に東野圭吾さんの作品に触れる機会をくれたことに感謝したいです。

機会があれば、
原作も読んでみたいと思います。

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ななやお

4.0動機が弱い気がしますが・・・

2026年10月5日
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鑑賞方法:映画館

知的

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ガンーカタ

4.0こういうのでいいんだよ

2026年10月5日
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鑑賞方法:映画館

容疑者の息子と被害者の娘。
双方の調査で徐々に事件の輪郭が見えてくる過程が面白かった。

個人的に恋愛要素は蛇足。
その時間があるならもう少し事件の掘り下げが出来たのにと思う。

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おもち

3.5久しぶりの東野圭吾作品(原作未読)

2026年10月5日
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相変わらず、人物関係が入り組んでいて最初ちょっと混乱したが、見応えある作品になっていると思う。まず、殺人事件が過去(1984)と現在(2017)とある。で、冒頭、過去の事件の被疑者は嫌疑が固まる前に留置所で自殺してしまう。当然そこで、なぜ自殺したのか、その家族はどうなったのか、現在の事件に絡んで来るのか、とこちらは疑問を持つことになる。
話の本筋は、現在の事件で自供して逮捕された被疑者の息子と、殺された男の娘が、ともに被疑者の供述に疑問を呈するところから、独自に調査を進めていく、というもの。そして、徐々に過去の事件との繋がりが明らかになる。現実世界ではなかなかない状況設定だが、心情的には納得出来た。
息子も娘も、どちらも自分の父親の事を信じているからこそ、警察の判断に納得せず、真実を明らかにしようとする姿勢に熱いものを感じた。逆に警察の方は、やはり他人事だし、仕事として処理していくのは仕方ないのだろうが、1人、娘の話に耳を傾けた刑事がいたのは救いであり、彼が真実をつかむことに繋がるのは示唆的か。
殺人事件と言えども、殺してしまう動機には納得してしまう、と言うかやむを得ない状況があり、そこにとても切ない思いを抱かされるのは東野圭吾作品共通なのかもしれない。

話はちょっと逸れますが殺人事件での死刑判決/死刑制度に関心がある方は「ジャーニー・オブ・ホープ 被害者遺族と死刑囚家族の回復への旅 坂上香著」をお勧めします。小説ではなくアメリカでのインタビューが書かれていますが、とても衝撃的な、日本では考えられない内容になってます。

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ぷってぃ

3.5劇場版にするには…

2026年10月4日
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悲しい

知的

驚く

原作の文庫版が上下巻で発刊されたタイミングで敢えて未読で鑑賞したところ、2時間程度に収めるのには無理があるように思えてしまいました。また、少し前にサブスクで白夜行を見た後でして、この作品は対角線上にある印象を受けました。原作者に「当面の目標は白鳥とコウモリを超えることだ」と言わしめたということなので、原作でじっくり反芻します。東野圭吾さんのご冥福をお祈り申し上げます。

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知恩坊主

4.5事件の真相を追うストーリー以上に物語の深さを感じる

2026年10月4日
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泣ける

楽しい

結末に向かう以外な展開、主人公二人の行く末、悪人と善人の人生の逆転現象
これらが並行して、時代の歳月とともに物語は展開していきます。
さらに過去の冤罪とその家族のその後、刑事の判断ミスなど複雑に要素が絡み合い、物語を一層おもしろくしています。
ただしその分ストーリーをしっかり追いかけて観る必要があります。
東野圭吾原作の作品だけあってとても楽しめます。
おすすめです。

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YOYO

5.0原作を未読で観たので事件の結末に驚きました。松村北斗さんと今田美桜...

2026年10月4日
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鑑賞方法:映画館

原作を未読で観たので事件の結末に驚きました。松村北斗さんと今田美桜さんの表情や声のトーンで緊張感や切なさ、もどかしさを感じました。風景の美しさにも引けを取らない2人の美しさに見惚れてしまいました。
最後まで「CMのところここ?!」になって絶妙なCM構成にも驚きっぱなしでした。

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ぽち

4.5灰色

2026年10月4日
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白い世界に黒い点が現れました
それを白に塗り替える優しい人がいました
しかしまた黒い点が現れました
灰色の人は、なんとか白に塗り替えようとしました
それを見た優しい人が、また白に塗り替えようとしました
しかし、黒い色が滲んで出てきてしまいました

灰色の人がいました
優しい人が、その灰色を限りなく白に近づけようとしました
世界が限りなく白に近い「灰色」になるとイイですね!

エンディング曲も良いです♪

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虎馬

4.0少し長い

2026年10月4日
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東野圭吾の原作がすごいのかな。昭和場面の井之脇海くんがぴったり。

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かおりん

5.0すごくいい!ラストで涙があふれました!

2026年10月4日
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泣ける

悲しい

ドキドキ

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しん

5.0人間味を感じるストーリー

2026年10月4日
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泣ける

悲しい

驚く

表情で物語る演技力の強さを感じられる

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ふくしゃ

4.0出演者の演技が素晴らしい

2026年10月4日
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原作は未読です。
上映時間の関係で仕方がないのかもしれませんが、殺人に至るまでの過程は説明不足な気がしました。言葉だけで説明されても、あっそうなのという感じで。
自分が感じた欠点はそれくらいで、出演者の演技は素晴らしく、またじっくりと描かれているので、集中して観ることができました。

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koji

2.5映画じゃなくてもいいかな

2026年10月3日
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かっしー

4.0罪とは、庇うとは、その家族とは

2026年10月3日
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原作未読。
なかなか濃い味わいの映画だったと思います。
考えさせられたのが、ひとつの事件の陰にある被害者加害者の家族の苦しみ、庇うのは善か悪か、償うとは…等々でした。どれも表立たない事柄、出来る事なら現在受刑中の方々に観て貰いたいと浮かびました。
観ている側まで、納得がいかなくて何かが違う違うはずだ…と思う中で話は進んでいき、終盤にきて点と点が繋がっていく。其々が誰かを思い、良かれと踠いてる。その結果が…
ラストはちょっと安直に納めたかもしれないけど、少し救われた気がしました。この先には明るい未来がありますようにー

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てんてん。

3.0楽しめました

2026年10月3日
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のぶ

2.5普通…

2026年10月3日
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フィルムスター555

4.0東野圭吾作品

2026年10月3日
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voice

4.5知らないからこそ

2026年10月3日
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驚く

本を見てないからこそハラハラが強かったと思います。2人の実力ある主役の表情に心を奪われました。未来につながる気持ちが入り混じる作品でした

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今が旬

3.0尺が合わない。

2026年10月2日
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悲しい

知的

難しい

おそらくこの作品から思ったほどの満足を売ることが出来なかったとしたら、それはこの原作の尺の長さを無理に映画の尺に収めようとした結果であろうと思われる。時間軸の行き来の複雑さに持ってその時代その時代で名前呼びであったり、苗字呼びであったりで人物が特定できぬまま東野作品にありがちな後半オセロ展開のように事態が急速に終焉を迎える・・・がそこで物語が収斂していかないばかりか、無理な感動演出が見る側を突き放す。こういった無理が祟ってかせっかくの周到な準備が台無しになっている。

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mark108hello