フェザーズ その家に巣食うもの

劇場公開日:2026年3月27日

フェザーズ その家に巣食うもの

解説・あらすじ

ベネディクト・カンバーバッチが主演・プロデューサーを務め、イギリスの作家マックス・ポーターによるベストセラー小説「悲しみは羽根をまとって」を映画化したファンタジースリラー。

最愛の妻を突然亡くし、幼い2人の息子たちと残されたコミックアーティストの男。悲しみに打ちひしがれながらも慣れない家事に追われ、手探りで新たな生活を始めようとしていた彼のもとに、謎の人物から電話がかかってくる。「彼女は逝ったが、私はいる」と話すその男は、それ以来彼に付きまとうようになり、やがて彼がコミックとして描く生き物に似た「クロウ(カラス)」となって姿を現す。

ベネディクト・カンバーバッチが悲嘆と喪失に向き合う等身大の父親を体現し、「ムーン・ウォーカーズ」のエリック・ランパール、「ボイリング・ポイント 沸騰」のビネット・ロビンソンが共演。ロックバンド「ブラー」のドキュメンタリー映画「ノー・ディスタンス・レフト・トゥ・ラン ア・フィルム・アバウト・ブラー」で知られるディラン・サザーンが監督・脚本を手がけた。

2025年製作/98分/G/イギリス
原題または英題:The Thing with Feathers
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
劇場公開日:2026年3月27日

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(C)THE THING WITH FEATHERS LTD / THE BRITISH FILM INSTITUTE / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2025 ALL RIGHTS RESERVED.

映画レビュー

3.5 カンバーバッチ、英国俳優としての使命感と挑戦

2026年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

知的

愛する妻を失った悲しみと、突然家事子育てを一手に引き受けることになった混乱とストレスを、名優ベネディクト・カンバーバッチが迫真の演技で表現する。それゆえ観ている側も精神的に参ってしまいそう。さらに、漆黒のカラス人間“クロウ”がおどろおどろしい演出とともに繰り返し出現し、観客の混乱とストレスも増すばかり。万人受けする映画でないのは確かだ。

原題の「The Thing with Feathers」を見て、甲斐バンドの往年の名曲「翼あるもの」を思い出したが、邦題の一部分「その家に巣食う」はホラー的な印象を与えてミスリード気味か。英作家マックス・ポーターによる原作小説の題は「Grief Is the Thing with Feathers」(邦訳題「悲しみは羽根をまとって」)で、「the thing(怪物)=悲しみ」と親切に教えてくれているものの、製作にも携わったカンバーバッチが題からgriefを外したのは興行的な事情だとインタビューで明かしている。

「スター・トレック」や「アベンジャーズ」といった超大作シリーズに起用され国際的なスターになったカンバーバッチだが、中学の頃から芸術奨学生として演劇の英才教育を受け、舞台俳優としてキャリアを築いてきた筋金入りの演劇人。その後テレビ、映画と活躍の場を広げてきたが、ハリウッドスターの仲間入りを果たしても守りに入らず、製作会社SunnyMarchの共同経営者としてプロデュースにも積極的に携わってきた。ハリウッド的な型にはまらない、英国伝統の芸術文化をふまえた新たな挑戦を目指しており、マックス・ポーターのデビュー小説を原作に、やはり長編劇映画デビューとなる英国人監督ディラン・サザーンを起用したことも、同国の若きクリエイターたちの活動を支援するカンバーバッチの使命感の表れであるように思う。

映画「フェザーズ その家に巣食うもの」は先述の通り、観る人を選ぶ作品かもしれない。試行錯誤にとどまった感もある。それでもやはり、作品と演技に真摯に向き合い、英国文化を高めようとするカンバーバッチの挑戦は尊敬に値するし、将来の飛躍のためには試行錯誤も必要なのかもしれない。

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高森郁哉

3.5 痛烈な闇と哀しみに呑み込まれるカンバーバッチ

2026年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

これほど痛烈な闇に飲み込まれ、なおかつ身を切るほどの哀しみに溺れるカンバーバッチの演技は初めてかもしれない。妻はもういない。そのショックをまだ受け入れられずにいる主人公。しかし人生は続く。何より彼には幼い息子たちを育てる責任が伴う。コミックアーテイストとしての仕事も。浅野忠信主演の『レイヴンズ』でカラスの化身が主人公の元を度々訪れたように、本作でもカンバーバッチを追い詰めるのはやはり真っ黒なカラス(クロウ)だ。パッと見では死神のような不穏な存在に思えるが、時間の経過と共に抗わず受け入れるようになると、今度は己を守ってくれる尊い存在のようにも思えてくる不思議。そう、決して敵ではないのだ。心理ドラマ、はたまたダークファンタジーとも呼ぶべきこの絶望の地平線で、ほんの少しずつ悲しみや苦しみが癒され人間性が前を向き進み始める展開が静かな感動を呼ぶ。彼ほどの俳優が主演したからこそ重厚に輝く一作である。

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牛津厚信

2.0 暗い

2026年5月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

最愛の妻が幼い2人の息子を残して亡くなった。残されたアーティストの男は悲しみに打ちひしがれながらも慣れない家事に追われ、新たな生活を始めようとしていたが、そんな彼のもとに、謎の人物から電話がかかってきた。その男は、それ以来彼に付きまとうようになり、やがて彼がコミックとして描く生き物に似たカラスとなって姿を現し・・・さてどうなる、という話。

ベネディクト・カンバーバッチの父親をみてる作品か?
カラスも気持ち悪いし。
合わなかった。

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りあの

2.5 「つめた〜い」「あったか〜い」同時に押して鴉出てきたらこええよ

2026年5月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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共感した! 2件)
満天

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