「火花散る瞬間、歴史の記録映像」クリーム フェアウェル・コンサート1968 まっちゃまるさんの映画レビュー(感想・評価)
火花散る瞬間、歴史の記録映像
オンタイムでこのバンドを知らない年代で、アルバムを持っているが、ライブ映像は見たことがなかった。実際は日本ではこれまで映像はみられなかったとか。シンプルなバンド構成、歌詞にこだわりはなく、基本インプロヴィゼーションを楽しみ毎回決めてないので成り行きの演奏、それ、ジャズじゃん。とにかく互いの音をぶつけ合い、摩擦と共鳴を楽しむかのような演奏 まるで圧力と火花が見えるようだ。凄いものを見た。ただ、カメラワークの意図が残念ながら今ひとつ理解出来ず。迫力を捉えたかったのか、一人一人のアップだけで構成されていて、全身の動きやステージングなどがよく分からない。このカメラワークを意図したものだとしても、減点。これライブの映像のはず。顔のアップばかり撮影してどうする?楽器全体の姿を捉えていないので、引きで見たい演奏風景がほとんど無くて、減点。
とんでもない才能とセンスの3人がたまたま出会って自分達の好きなことに没頭した、という映像。全員の手数がとんでもなくとにかく凄い。当時の映像技術なので、音はあまり良くないけれど、迫力はしっかり伝わった。
誰も引かない、それぞれのソロパート、みたいな見せ場をあえて作る構成はなく、ひたすら自分の音を出しまくり、でもお互いをしっかり意識している、だから相乗効果でとんでもない厚みの音が鳴り響いている、しかもそのテンションで一曲20分くらい続けるなんで、そんな音楽これまであったのだろうか!
戦っているようだと形容する人もいるようだが、きっと本人達は自分達だけの世界で楽しんでいて、それは彼らにしか分からない世界なのだろうと感じた。
まさに、歴史に残る記録。
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