「数字が見据えた未来。」開戦前夜 SAKURAIさんの映画レビュー(感想・評価)
数字が見据えた未来。
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1941年4月真珠湾攻撃の8ヶ月前、日本最高峰のエリート集団を集め、内閣直属の研究機関「総力戦研究所」を発足、そのメンバーに選ばれ模擬内閣の内閣総理大臣となった宇治田洋一の話。
各ジャンルのエキスパートたちで国家機密レベルデータを駆使し議論した結果、真珠湾攻撃の4ヶ月前に日本は負ける「日本必敗」と見えていたが、その一方、国の空気は…。
正直、冒頭の入りから中盤手前辺りまでは全然刺さらなかった。内閣総理大臣に任命される前は農村の負債整理を任されていた宇治田洋一の本業が生かされ、その計算で見えた数ヶ月後、数年後の日本の未来に焦る慌てる宇治田の姿から作品としは面白くなってきた。
本作を観て感じる事は「分かってはいるけど引くにひけない」立場やメンツ、体裁ばかり気にして素直になれない、そして責任転嫁と、本作を観てると申し訳ないが頭が固くてお馬鹿な軍人さんと思ってしまうし、そう見えてしまう。
どこまでがホントかウソか分からないけれど、あれだけ何度も上官から圧をかけられても、素直に自分の意見を言えた方達を評価したいです。
終盤の上官達を前に話す宇治田役を演じた池松壮亮さんの口の震えは、これを言ったらマズイという恐怖からの演技なのか、複数の役者、大御所を前にしての緊張からなのか、シン・仮面ライダーぶりにあの震えを見たけど演技であの震えを出してるなら凄い!
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