劇場公開日 2026年7月31日

開戦前夜のレビュー・感想・評価

全159件中、1~20件目を表示

3.5もがきながら敗戦に向かっていく作品

2026年8月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

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みちくさ

4.0同調圧力が戦争をも起こす。そして利権問題は無くならない。

2026年8月8日
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悲しい

怖い

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むりぶし

4.0時流と気流

2026年8月8日
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悲しい

驚く

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しゅうへい

2.0必敗

2026年8月8日
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GGG

5.0今の日本にも言える中身

2026年8月7日
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鑑賞方法:映画館

いつものこういった映画は、軍部が悪い東條英機が悪いで終わるイメージですが、この映画はちょっと違いました。考えさせられます。そして最後の数字の重さに、涙が出ます。今の日本にも当てはまるような、そんな感じに受け取れる内容でした。

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まー

3.5タイトルなし(ネタバレ)

2026年8月7日
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悲しい

怖い

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ボギー

4.0「反戦」ではなく「合理」。客観データが脳を書き換える

2026年8月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

映画の余韻に浸りながら、「若きエリートたちが戦争反対したのに、当時の軍部や国民世論の『空気感』に逆らえなかった」といった、よくある薄っぺらい悲劇論で終わらせてしまうには、あまりにも惜しい傑作である。本作の本質は、そんな情緒的な空気感の話ではない。高度な政策シミュレーションという装置によって、個人の認識がドラスティックに書き換わっていくプロセスを描いた、極めて知的なサスペンスなのだ。

もちろん本作はフィクションであり、劇中では若者たちの葛藤がドラマチックに強調される。しかし、小説ではなく学術研究などが伝える史実はもっと冷徹だ。先行研究の論文によると実在した総力戦研究所の本来の目的は、縦割り行政を打破し、国家を一つのシステムとして動かせる指導者を育てる「教育」にあった。劇中で語られるような戦況予測が目的ではなく、あくまで「教育機関」として設立されている。

研究生の若き官僚や将校たちは、当初は主戦論を抱えていた。しかし、物資の補給量や日米の圧倒的な生産力格差といった客観的データをロジックで積み重ねるうち、彼らの意識は根底から変容していく。彼らが至ったのは、平和主義による「戦争反対」ではない。「この国家システムと物資量での日米戦は、数理的に100%不可能である」という、科学的な「開戦不可能論」への認知のアップデートだったのだ。のちの太平洋戦争の展開と酷似した「予測の的中」は、彼らが未来を予言したからではない。省庁の縦割りを排してデータとロジックを戦わせれば、ここまで精緻に現実を模写できるという「シミュレーションの精度の証明」に他ならない。

力による現状変更や勢力圏の拡大など、現在の世界で再び顕在化している「帝国主義的なムーブ」を考える際、本作はあまりにも生々しい教訓を突きつけてくる。「どれほど冷徹な予測データや合理性があっても、国家の構造的欠陥や指導者の認知の歪みを前に、意思決定は狂いうる」という危機は、いま世界中の大国が直面している現在進行形の課題そのものだからだ。

歴史のディテールを知るほどに劇中の若者たちの眼光の意味が変わり、二度美味しくなる。現代に生きるすべての人が「今」観るべき、文句なしの価値がある一作だ。

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Taka7373

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2026年8月7日
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nyamnyam

4.0国力の差が20対1だったとは

2026年8月7日
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悲しい

知的

難しい

猪瀬直樹の、昭和16年夏の敗戦、を原案に、総力戦研究所と日米開戦への流れを描いた事実にフィクションを絡めた作品。
1941(昭和16)年4月、真珠湾攻撃の8カ月前、官僚・軍・民間から選りすぐられたエリートたちが、内閣総理大臣の直轄機関・総力戦研究所に招集された。彼らに与えられた任務は、模擬内閣を組閣し、日米が開戦した場合の戦局をシミュレーションし、その結果を内閣に報告することだった。宇治田を始めとするメンバーたちは、データを駆使した議論の末、日本必敗という衝撃的な結論にたどり着いた。しかしエリートたちが導き出した敗北の予測は、マスコミや世論の開戦に向けた圧力の中・・・そんな話。

どこまでが事実で、どこからがフィクションかは明確では無いが、今も昔も新聞社などのマスメディアは当時もマスゴミなんだとよくわかった。煽るだけ煽って責任は取らない無責任新聞社だらけ。アメリカとの国力の差が20対1だったとは、それなのに米英が日本を目の敵にして嫌がらせしてきたのは腹立たしい。
今の中国みたいなもんだな、と感じた。
石油を止められ、やりたい放題されて、満州から引き上げていれば開戦は阻止できたのかもしれないが、それまで膨大な金と犠牲者を出してきた事を国民にどう説明したら良かったのか。
本当に戦争しなかったら良かったとは思うが、どうしていたら良かったのか、誰か80数年経ってでも言える人が居るのだろうか。
戦争反対と抑止力を持たせない運動しているお花畑の人たちに聞いてみたい。
東條英機もアメリカとの開戦に反対だったのがわかったし、彼をA級戦犯と戦勝国に決めつけられたのは、東京裁判を観ても納得いかない。
宇治田役の池松壮亮、仲野太賀、岩田剛典、中村蒼、三浦貴大、佐藤隆太、江口洋介、國村隼、佐藤浩市ら豪華俳優陣は見応えあった。

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りあの

3.5結局そこに行き着く

2026年8月7日
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鑑賞方法:映画館

公開前のゴタゴタとか全く知らんしノンフィクションなんかどうかも全然把握しとらんけど。
あの時代に模擬内閣て、、。。戦争に批判的な事言うたら「大和魂がぁ」「精神がぁ」、てそら言われるて。
出演者の熱い演技は良かったけど、結果を知っとるだけに意味ない事しとるなぁとは思てもおた

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灼熱のアッザム・リーダー

5.0改めて反戦

2026年8月7日
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なぜ負けるとわかっている戦争をしたのか
誰に責任があるのか
改めて反戦主義を認識した映画でした
そうそうたる俳優陣の演技も見どころですね

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イガテイ

3.5開戦の裏で

2026年8月7日
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鑑賞方法:TV地上波

こんな集団とドラマがあったとは。矢張り有識者から見たら勝てる訳ない。ちゃんと分かってた。それでもやった。今になって赤裸々に舞台裏を明かすのは大切なこと。リアルタイムでNHKで鑑賞。シミュレーションの前編をを見逃してしまい、見たいのだが‥トラブルでもう見れないかな。

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いつこ

3.0戦争は儲かる?

2026年8月7日
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知的

 一昨日、大阪のテアトル梅田で「開戦前夜」という映画を見た。

 開戦か、それとも戦争回避か。

 映画の中心となる「総力戦研究所(1941年4月設立)」 は実在した。
 内閣総理大臣の直轄機関で官僚・軍人・民間から日本最高水準の頭脳が集められ、国家機密レベルのデータを駆使して日米開戦後の行方を予測する「模擬内閣」を作った。総理、陸海軍大臣などを割り当てて議論した。
 その結果「日本は必ず敗北する」という結論を導き出した。極めて異例の“戦争シミュレーション”があったのだ。
・南方の石油井戸は占領できる。でもそれを日本に運ぶ船、タンカーがない。敵に撃沈され、新たな船も造れず、石油は枯渇する。

・必ず負けると分かってて、なぜ、戦争に突っ込んだのか?
・帝国中枢部はなぜ開戦の決断を下したのか?
・その責任は誰にあるのか?

 東條は東條なりに、国家を背負っていた。彼も当たり前だか苦悩していた。
 戦争経済、戦争特需。ロシアもウクライナとの開戦当初はGDPが伸びた。
 国体護持。和平交渉で西欧列強の後塵を拝するより、負けて灰燼に帰す方が長い目で見たら国益に叶ったのか。
 その時の生きて生活していた、そして亡くなった戦没者〃310万人〃の人に、国家はどう報いるのか? 責任を取ったのか?

 一度流れ出した、世論は誰にも制御出来ない。

 必ず負けると数字は告げた。
その後、あの模擬内閣の役割は何だつたのか。

 1971年4月3日から9月25日まで、日テレ系列で放映された本格戦争ドキュメンタリーアニメの作品に「アニメンタリー決断」というのがあった。
 戦争の節目に指揮官達が下した「決断」に焦点を当てた、全25話だ。異色という他ない。
 現在なら子ども向けのアニメでこれを制作し放映するなど考えられない。私が過ごした幼少期の時代性を如実に感じる。
 それを見ていた、ばあちゃんは負け戦を、こういう番組を何でテレビでやるんか?と、いつも文句を言っていた。(因みに日露戦争に勝って提灯行列をした話、ニッポン勝ったロシャ負けたの話は何回も聞かされた。

 結果を知ってるからこそ、落ち着いて、ある意味、エンタメとして、映画を鑑賞できる。これがもしもウクライナなら、ガザなら、現在進行形なので見られない。作れない。戦時高揚映画になるはずだ。
 あれから81年、81回目の夏がまたやってきた。先の大戦をどう後世に伝えるか、その伝え方、興味の持たせ方に焦点は移って行く。
 原爆忌、昨日の朝日新聞、「私よりお国を優先させた大日本帝国憲法は、戦争を起こし、結局失敗した。同じ事をまたやりたいの? 憲法は市民ではなく暴走しがちな国家の権力を縛る鎖だ。」とあった。

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アツサミー

4.0生き残るための最悪の選択だが

2026年8月7日
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初日に観に行き、ずっと考え、当時の背景を調べてました。
やはり、現代の日本に生きる私たちとは、まったく異なる社会意識、国民生活だったのだと思います。
当時の日本は、天皇制の大家族的な国、
日清、日露の戦争で勝利し続け、内外に多くの犠牲者を出しながらも他国を侵略し、海外(とくに中国)で多くの権益を獲得し、勢力を拡大し続けてきた国。
当時の国民は総じて慎ましやかな暮し、
石油などの天然資源のないこの国は、この貧しい暮しをなんとかしようと、資源獲得のための戦争を仕掛けてきた国だったし、けっこう強引にやりたい放題であったと思います。敗戦国の国民を苦しめての繁栄を進めていたのも事実だったと思います。
国民も戦争に勝てば、新天地が生まれ、国内景気が良くなる実感も持っていたと思います。

そうした時、今まで、多くの戦費、戦死者を出しながらも、獲得してきた権益を手放せ、手を引けと迫られ、戦わずして、アメリカ、イギリスの属国となることがどれほど、屈辱的で、恐怖だったか、自らが侵略し、征服し、他国でやってきたことを考えると。
多くの戦死者を出した国民にも説明できない。

なぜ、「アメリカとの戦争は必敗」「戦争すれば壊滅的に負け、国としての体をなさなくなる」との研究報告を前に、
なぜ、戦争を回避できなかったのか?
今の私の感覚からしたら、戦争を決断したことは、なんて「愚かな行為」「人命軽視の無責任な判断」との感想になるけど。
当時の世論は、「戦争はやむ無し」の意見も少なくなかった。
この史実から学ぶことは、なんだろう、今も世界は、戦争が多発している。
現代の戦争は、無人攻撃機やドローンが進化し
攻撃手段が、兵士から機械へと変化している。
お金さえあれば、戦争を始められ、続けられる時代になってきている。
これからの時代、自国が戦争しませんとしても、同盟国が戦争を始めたら、巻き込まれないとは限らないと思います。この課題は、そう単純で、簡単ではないと思います。人間の本質的な部分にかかわる事だと思います。

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ハル

5.0フィクションですが史実と絡みあったリアリティーを感じる大作でした

2026年8月7日
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知的

若い優秀な頭脳を集めて、仮想内閣を作り、日米開戦するかどうかを議論するフィクションですが、実際の歴史とシンクロする部分があり、まるで現実のようなリアリティーを感じました。
開戦までの軍部や政治の葛藤を描いており、開戦強硬派だった陸軍が世論を煽り、その後仮想内閣の意見により、日本は負けると言う本心に、正直に向き合ったが、自ら煽った世論に潰され、開戦していく様は、リアリティーがあり、とても見応えがありました。
演者たちも素晴らしく、若手の勢いのある役者さんから、ベテラン、大物も出演しており、重厚な作品に仕上がっていました。

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のぶはん

3.0昭和20年8月15日 玉音放送

2026年8月7日
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原案のノンフィクション小説「昭和16年夏の敗戦」は未読。太平洋戦争開戦前に実際行われた開戦シミュレーションの様子を描いています。

ドキュメンタリーを脚色した再現ドラマとしては興味深いのですが、ほぼ密室の舞台劇であり、劇場で観たい作品ではありませんでした。

開戦のきっかけはアメリカの石油禁輸ですが、その背景には日本による中国・東南アジアへの侵略拡大があり、そちらを掘り下げてほしいところ。「負けると分かりつつ、後に引けない立場だった」という見方が前面に出ており、侵略の経緯への踏み込みが薄く感じました。

個人的な見解ですが…
第一次世界大戦で戦勝国となった日本は、世界恐慌による深刻な経済不況の中で、大陸に自給自足の圏域を求めるようになり、その結果、日中戦争が泥沼化。さらに東南アジア侵攻まで手を伸ばしたことが、その後の破局につながったのだと思います。反省すべきは太平洋戦争の開戦よりも、その前段階にあったアジア大陸侵攻のほうが大きい。
戦争は絶対悪。勝敗の見込みではなく、戦争そのものを回避する努力こそ最優先されるべきだったと思います。

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つもろう☆

4.0誰が戦争に追い立てたのか

2026年8月6日
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奇しくも今日は8月6日。
日本の敗戦を決定づける原爆が投下された日に、この作品を鑑賞するのも何かのご縁。

しかし、これは日本の戦争映画としてこれまでの「戦場の悲惨さ」を訴えるものではなく、当時内閣の直轄する「総力戦研究所」という、各分野の精鋭を集めて実在した機関が、日米が開戦した際のシミュレーションを行っていたという猪瀬直樹のノンフィクション小説を、諸事情により若干の改編を施して映画化した作品。

このシミュレーションで割り出された日本の行く末が、正しかったことを観客は当然知っている。この話が上手くできているのは、それをもって「なぜ当時の政治や軍部のトップは分からなかったんだ」という視点から始まるものの、「いや、彼らは当然分かっていた」というところから話はドライブしていく。

誰がこの国を戦争に追い立てたのか。

軍部の意向に沿わない立場を表明すれば、見せしめにすぐ戦場の最前線に送られてしまう。
守るべき家族のいる民間人や官僚が、直属の上司が目の前で見守る軍人が、この会議を通してそれぞれの正義に向かって進んでいく。

前半は演技も演出もかなりステレオタイプでげんなりしていたが、後半はドラマとして見ごたえがあった。

この映画では「時代の空気」に最高権力者でさえ逆らうことができない苦悩が描かれたが、これは現代社会の政治だってそうだし、会社組織だって同じ。
SNSの様な匿名で正体も数も分からない不特定多数の声が世論やマーケットを支配し、それに権力者たちは抗うこともできず、現場はそのひよった上役の指示に振り回される。
もしくは、最初から規定されたゴールにただ辿り着くことを目的として、その正当化のために詭弁を弄して無為で形だけの議論を繰り返す。最後には「君のためを思ってのことなんだ」という恫喝で首根っこを押さえられる。

この映画はそんな、現代にも続く皮肉を描いてくれたのは良いが、時代の空気に抗えない権力者たちの苦しみや悲哀をどこか「肯定」した内容になっていた点で、印象としては少しマイナスせざるを得なかった。

私個人としては、「そんな覚悟で人の上に立つな」と思ってしまう。多くの人の命を預かる者が、現実を見つめることなく無責任な政治を行うことは、明確な国民への背信行為だから。

どこに視点を置くかで見え方の違う映画だが、この手の映画は話が分かりにくいものやちゃんと知識がないと理解できないものも多い。そういう意味では民間人を主役においたことでとてもカジュアルに分かりやすくできているし、次から次と登場する有名俳優を楽しむ喜びもある。

虚しさの残るラストも印象的で、多くの人に戦争映画として観て頂きたい作品だった。(上映館数が少ないのは何とかならんかな)

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ミドレンジヤー

4.0シミュレーションが正確であっても止められない

2026年8月6日
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興奮

知的

難しい

民衆を焚き付けた新聞がいただけない。
宇治田内閣での数字に裏付けされたシミュレーション、それを受けた東條、がんばって戦争を回避しようとした。
紙面の売上のため、満州事変や日中戦争を煽り、石油が禁輸されるとアメリカを敵にすることで売上を伸ばした。
讀賣報知、朝日新聞毎日新聞の罪はどうなのか。
今もガセ情報を流す報道各社に次の分断への布石とならないことを祈る。

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four7777

4.0現代にも通じる組織の怖さ

2026年8月6日
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日米開戦前に優秀な若手エリートたちを集めて、アメリカとの戦争をシミュレートさせる。とても面白い試みだが、どこまでが史実なのだろう。「総力戦研究所」という機関が実在したのはわかるが、それがどこまでの範囲でどのように研究していたのか。
歴史に詳しくないが、日本が無謀な戦争を仕掛けボロボロになって負けるという史実はわかっている。しかも精神論で勝てると本気で信じていた軍部の人間が多かったことも。本当にアホな話だ。
そんな現代の感覚からで見ると、若きエリートたちが様々なデータをもとにアメリカとの技術力、資源、人口といった国力の差を検討した結果は至極まともなものに思える。特に石油を手に入れた後、問題は輸送手段だという指摘はハッとさせられた。兵士と武器だけで戦争するわけじゃない。物流を考えずに、商品が売れるわけないってことだ。
彼らが出した結論を無視して戦争に突入したのか!と改めて愕然とする。自身のメンツや周りの雰囲気、引くに引けない部分があったこともほんの少しは理解できる。でもその決断で何万人もの人が亡くなることになるのだから戦争に舵を取ったことは受け入れがたい。
80年以上前の話なのに、スクリーンの中で繰り広げられているのは現代にも通じる怖さを感じる。自由に議論しろといいつつ都合が悪くなると恫喝する、反抗する者は僻地へ追いやる、君のためを思って言ってるんだと脅す、案を出しても若さを理由に聞く耳を持たない。現代日本においても企業や自治体で見られる光景かもしれない。そう考えると日本社会の根深い問題に恐ろしくなる。

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kenshuchu

5.0日本国特技「プロパガンダに付和雷同」勿論今も

2026年8月6日
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こういうのをNHKはテレビ放映しているのか。知らなんだ。違うトコだけど『VIVANT』も観たことないどころか『ヴィヴァント』かいな、程度の頭なので、暗闇で金払った感がないと2時間とか観ていられません。
テレビって家の構造的に見下ろすから見下すんだよね、心理的に。余計な説明するけど前者は「みおろす」後者は「みくだす」
余談だけれどDONNA SUMMER、極初期は『ドンナ・サマー』だったんですよ、日本国では。上記『ヴィヴァント』受けたエピソードです、ってまた余計な説明でした。
これからは新聞のテレビ欄はしっかりチェックするようにしようと思う。新聞は取っているのだ。
にしても白眉は佐藤浩一。キングダムで呂不韋やってたと思ったら、今度は東條英機。どちらが先かは知りませんが、ま、それはどーでもよいか。ある意味、ヒトラーを演じる重みに匹敵しますよね、これ。しかも宇治田同様かなり苦悩する人間として描かれ演じている。昔の『トカレフ』思い出しました、自分は。

簡単にネるヲンナみたいでこれ多いですが、今作も満点でございます。

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マツ