「割と楽しめます。原作はパンフレット代わりとしてどうぞ。」口に関するアンケート あんちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
割と楽しめます。原作はパンフレット代わりとしてどうぞ。
原作は「30分で読める」「1時間で読める」手軽な読み物という評価がされているみたいだけど、そもそも小説とも呼べないプロダクツでして。まあ化粧品やお菓子の箱に入っているリーフレットのようなものです。5分もあれば目を通せます。550円は高いか安いか?
原作は2年前に刊行されているんだけど、おそらく映画と原作はセットで企画されたものなのでしょうね。
原作のアンケートの最後(問7)に映画の結末めいたものがすでに出題されている。いうまでもなく、映画にしても原作にしてもこの「アンケート」は本編理解のための補助役としてくっついているわけで。原作の本編(といっても全部で1500文字くらい。原稿用紙5〜6枚くらいです)には出てこなかったスマートフォンについても触れています(映画では重要なポイントになる)要は原作の段階で映画の筋がすでに匂わされている。最初から映画会社やテレビ局、制作会社、出版社と関係者がコンタクトしてメディアミックスでのプロダクトそれぞれの構成を打ち合わせていたとみるべきでしょうね。もちろん原作者や映画監督、脚本家も含めてね。
別にそれが悪いとはいっていません。私自身としては登場人物全てが嫌いといった点は別として映画としては十分面白かったです。さすが職人清水崇。手堅い出来です。同じ原作者の「近畿地方のある場所について」の映画化が監督の個人的趣味のブッコミでめちゃくちゃになったの比べ遥かに遥かに良いですね。
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