「選ばれし者の恍惚と不安」スマッシング・マシーン TTさんの映画レビュー(感想・評価)
選ばれし者の恍惚と不安
1997年から2000年にかけての総合格闘技黎明期、マーク・コールマンとマーク・ケアーの実話を描いた作品です。
「どの格闘技が一番強いのか?」という問に、彼らはレスリングによるテイクダウンから、上から打撃を浴びせ続ける戦法によって、「レスラーこそ最強になり得る」ことを証明しました。
当時の総合格闘技は、まだ競技としての整備が不十分で、ルールは頻繁に変更され、選手たちは過酷な環境に置かれていました。怪我は日常的であり、鎮痛剤への依存も珍しくなかったとのことです。なかでもケアーは薬物依存によってキャリアを崩していき、その苦悩が本作では率直に描かれています。
彼らは、そうしたすべてを引き受けながら、この競技の先駆者として歩んでいきます。その姿はとてもカッコよく、彼らの功績に光を当て、称える作品が生まれたことに、喜びを覚えます。
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