スマッシング・マシーン

劇場公開日:2026年5月15日

解説・あらすじ

日本中を熱狂させた総合格闘技の祭典「PRIDE」の創成期に活躍した格闘家マーク・ケアーの知られざる軌跡を、プロレスラーのザ・ロックとしても知られる俳優ドウェイン・ジョンソンが主演・製作を務めて映画化。

1997年に総合格闘技デビューしたマーク・ケアーは、無敗のまま頂点へとのぼりつめる。UFCでの連覇を経て日本のPRIDEでも快進撃を見せた彼は、「霊長類ヒト科最強の男」の異名で恐れられる存在となるが、その重圧は彼の心を静かに蝕んでいた。ケアーは徐々に鎮痛剤への依存を深め、恋人ドーンとの関係も悪化していく。やがて初めての敗北を経験した彼は、ついに自らの弱さと向き合い、人生の再起をかけてもう一度リングに立つことを決意する。

2002年の同名ドキュメンタリーに感銘を受けたドウェイン・ジョンソンが自ら映画化権獲得に動き、屈強な男にのぞく繊細な一面を丁寧に演じた。ケアーの恋人ドーンをエミリー・ブラントが演じ、日本からも大沢たかお、石井慧、光浦靖子、布袋寅泰が出演。「アンカット・ダイヤモンド」など兄ジョシュとの共同監督作で高く評価されてきたベニー・サフディが長編単独初監督を務め、2025年・第82回ベネチア国際映画祭にて銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した。日本人メイクアップアーティストのカズ・ヒロ率いるチームが特殊メイクを手がけ、第98回アカデミー賞でメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネート。

2025年製作/123分/G/アメリカ
原題または英題:The Smashing Machine
配給:ハピネットファントム・スタジオ
劇場公開日:2026年5月15日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第98回 アカデミー賞(2026年)

ノミネート

メイクアップ&ヘアスタイリング賞  

第83回 ゴールデングローブ賞(2026年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ドウェイン・ジョンソン
最優秀助演女優賞 エミリー・ブラント

第82回 ベネチア国際映画祭(2025年)

受賞

銀獅子賞(最優秀監督賞) ベニー・サフディ

出品

コンペティション部門 ベニー・サフディ
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映画レビュー

3.5 パートナーとの生々しいやり取りで浮き彫りになる「壊し屋」の繊細な内面

2026年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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ニコ

4.0 Get in the Head of America

2026年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

A24 drops another cage match drama that reveals the real world emotional delerium weighing on the lives of men who earn a living out of breaking each other's faces and bones for sport. Undeniably Johnson commands the best acting of his career. You'll have to rub your eyes to be sure it is him. And it is not just because of his haircut, which amusingly was the object of the film's Oscar nomination.

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Dan Knighton

4.5 人間の弱さに価値を置く痛切な人間ドラマ

2026年5月31日
PCから投稿
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村山章

3.0 1990年代後半の空気感が総合格闘技を介して蘇る

2026年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

ドウェイン・ジョンソンは伝説の格闘家、マーク・ケアーの実像に迫った同名のドキュメンタリー映画を観て、劇場映画化に踏み切ったという。だから、彼は主演は勿論、製作にも名を連ねている。

ジョンソンが『野獣のような男』と評するケアーは、人間離れした肉体と格闘技のスキルを駆使して相手を駆逐していく傍らで、鎮静剤の過剰摂取やフラッシュバックに苦しみ続けていた。恐らくジョンソンは、マッチョアイコンとしてキャリアを築く過程で、ケアーの内面に分け入ることで俳優としてのシフトチェンジを目指したのだろう。それはある意味で成功している。試合を重ねていくほどに自分の世界だけに没入していく悲しくも物静かな演技は、作り上げた肉体が凄すぎるだけに妙な説得力がある。

格闘技が技比べからエンタメへのシフトしていく時代の空気感が、本作の見せ場かも知れない。それは主に、総合格闘技"PRIDE"発祥の地、日本を舞台に描かれるので、日本の格闘技ファンは懐かしく感じるはずだ。リング上のポストに掲げられた"ビックカメラ"や"スカパー"の広告は、そんな時代を再現したもの。ドウェイン・ジョンソン入魂の1作は、1990年代後半がリングを通して蘇るノスタルジー映画の要素も付加している。

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清藤秀人

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