「昭和世代にこそ響く?」トイ・ストーリー5 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)
昭和世代にこそ響く?
映画館で観たトイ・ストーリーは4と“バズ・ライトイヤー”のみ。1~3はビデオ・配信で「多分見た」という程度で“トイ・ストーリー”フリークではない。本作の公開を知って、
「え、また作ったんだ」「商魂たくましいな、せっかくの名声を汚すことにならない?」
と思ったくらいなので、大きな期待は無かった。
【物語】
カウガール人形のジェシーやスペースレンジャー バズ・ライトイヤーらは、想像力豊かな少女ボニーの下で、楽しく暮らしていた。 彼らはボニーの幸せを願っていたが、シャイな性格のボニーはなかなか友達を作れないでいた。 ある日両親はボニーと同年代の子供が夢中になっているタブレットの「リリーパッド」を買い与える。友達作りの一助になると考えたからだ。
リリーパッドがボニーの生活に入り込んだことにより、オモチャ達の状況が一変する。ジェシー達旧世代のオモチャが相手にされなくなっただけでなく、最初はリリーパッドに夢中になり、友達が出来たかに見えたボニーだったが、しばらくしてふさぎ込んでしまったのだった。ジェシーらはカウボーイ人形のウッディにも協力を仰ぎ、ボニーの元気を取り戻させようと立ち上がる。
【感想】
面白かった。俺的にはこのシリーズ中で一番面白かった(1~3は記憶に薄いけど)。見終わってそう感じた。
何が良かったのだろうか? 自分でも良く分からない。 とにかく何か癒される、心温まったのだ。
決してストーリー的には斬新でもないし、意外性があるわけでもない。 むしろ予定調和的結末でで、凡庸と言ってしまってもいいかも。
その中でも心動かされたのは、バズ・ライトイヤー言う、「僕らの使命は子供を幸せにすることだ」というオモチャたちの熱い思いだろか。
ボニーの心情描写もまた、「ウっ」となる。 友達を作りたいのによその子供になかなか声を掛けられなかったり、ちょっとしたことで傷ついたり。〇十年前の自分の気持ちが蘇る。 また、親目線でボニーを見て、ギュッとなる自分も居た。 そんな子供の心理描写・演出もリアルだと思う。
一方、ちょっとファンタジーがかっているが、ジェシーとかつての持ち主とのエピソードには思わず涙してしまった。「やられた」って感じ。
デジタルオモチャ時代の課題も描きながら昔ながらの子供の想像力に委ねられる遊び道具であるジェシー、バズ、ウッディー達の活躍は昭和世代にこそ刺さるのかも。
