「部活動の熱さと苦しさ、その全部が胸に刺さる」最終楽章 響け!ユーフォニアム 前編 t.kokubunさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 部活動の熱さと苦しさ、その全部が胸に刺さる

2026年5月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

斬新

まず最初に言いたいのは、「文句なしの満点」です。
個人的には5点満点では足りず、気持ち的には6点を付けたいくらい素晴らしい作品でした。

私はこのシリーズをこれまで一度も見たことがなく、タイトルを少し知っている程度でした。ですので、正直「途中から入って理解できるかな?」という不安もありました。ですが、そんな心配はまったく不要でした。

映画が始まってすぐに物語の世界へ引き込まれ、気づけば見ている最中から感動が押し寄せ、最後まで感動と涙が止まりませんでした。シリーズ未視聴の人でも十分に楽しめる作品だと思います。そして「前編」とある以上、9月11日公開予定の後編が今から本当に楽しみになりました。

冒頭で流れる「京都アニメーション」の名前を見た瞬間、かつての悲しい事件を思い出しました。当時、ニュースで多くの才能あるアニメーターの方々が亡くなられたことを知り、そこで初めて京都アニメーションという会社名を強く意識した記憶があります。

しかし、この作品を見て改めて感じたのは、「京都アニメーションの作品が持つ、人の心を動かす力」の凄さです。映像の美しさ、感情表現、空気感、すべてに魂が宿っているようでした。

これまでにも『THE FIRST SLAM DUNK』や『ハイキュー!!』など、青春や部活動を描いた作品には何度も感動してきました。ですが、この作品の“吹奏楽部”という題材はまた違った魅力があります。

特に印象的だったのは、主人公で部長の久美子が、90人もの部員それぞれの想い、意見、感情を受け止めながら悩み、葛藤し、それでも前へ進もうとする姿です。

先輩後輩の絆、仲間同士の衝突、すれ違い、支え合い…。
まさに「ザ・日本の部活動」という空気感ですが、その熱さや真剣さが50代半ばの私にも強烈に刺さりました。

見ているうちに、「ああ、青春ってこういうことだったな」と少し胸が熱くなり、同時に大学受験など現実的な悩みまで思い出してしまうほど、感情移入していました。

演奏は本当の高校生が演奏してるのか、プロの演奏家が演奏してるのかはわかりませんが、とにかく素晴らしい音楽を劇場の臨場感溢れる音響で充分感動的に聞くことができました。

とにかく、この映画はあらゆる世代の人におすすめできます。特に、人間関係に悩んでいる人、仲間との距離感に迷っている人には強くおすすめしたい作品です。

感動の涙なしには見られない、本当に素晴らしい映画でした。

t.kokubun
不来庵さんのコメント
2026年6月5日

ちなみに練習中のシーンで、演奏間違いやミス(付点音符が短い、等)の指摘が滝先生や先輩からなされた場合、その部分の演奏は指摘された欠点ありの形で演奏されています。指摘を受けて再度演奏したところは欠点が修正された演奏になっています。

不来庵
t.kokubunさんのコメント
2026年5月30日

レレレさん、コメント有難うございます!なるほど、高校生ではないけど、リアルな大学ブラバンが音楽を奏でてくれていたんですね〜。作画に本当の演奏演者を動画で撮っているなど、こだわりが伝わって来ますね!今夜、私の勧めで妻が劇場鑑賞することになりました。妻にも伝えておきますね。

t.kokubun
レレレさんのコメント
2026年5月27日

はじめまして

本作の演奏は洗足学園音楽大学の
吹奏楽バンドが担当しています
最終楽章の頃にはほぼ普通に演奏してますが
テレビアニメ1期2期の頃は
吹部の成長を表現する為に
わざと下手に吹いたりもしてたそうです

ついでに言えば
本作の演奏シーンの作画は
現実の奏者が演奏してるのを動画撮影し
その動画を基に作画されています
だから奏者の手の動きは楽譜通りです
あと細かい頭や肩等の動きも現実そのまんまです

レレレ