スパイダーマン ブランド・ニュー・デイのレビュー・感想・評価
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より深みを増したアクションとドラマが胸に迫る
トム・ホランド版の第一作『ホームカミング』の公開から9年が過ぎ、スパイディは今やすっかり青年期を越え大人への階段を昇っているようだ。驚かされるのはトーンの変容で、以前のようなワイワイと賑やかな雰囲気ではなく、本作には新たなNYでの日々と共に、触れ合いたいのに触れ合えない寂しさ、孤独、複雑ささえもが横たわる。そこで訪れる身体の変異。未知なる能力を持つ敵の出現。街を颯爽とスウィングするリズムに加え、宿敵の人から人へ伝播しながら駆け巡る動きも印象的。でもそれ以上に心に訴えかけるドラマ部分が豊富なのが本作の特徴だろう。お馴染みの三者だからこそ踏み込めた新展開があり、あのキャラこのキャラが顔を出す楽しさがあり、『ショートターム12』のクレットン監督らしさも『ジャン・チー』以上に際立つ。そして何よりホランドの俳優としての成熟ぶり。これまでになかった表情、心情、身体つきが胸に迫る、成長著しい仕上がりだ。
いい意味で複雑にアップデートされた待望のシリーズ最新作
トム・ホランドがピーター・パーカー=スパイダーマンを演じるリニューアルシリーズの最新作は、前作『スパイダーマン: ノー・ウェイ・ホーム』('21年)で描かれた出来事、つまり、ピーターが愛する人たちを守るために彼らの記憶から自らの存在を消し去ったことを、いかに修正するか?というのが重要なポイントの一つ。そして、スパイダーマンの前に現れたヴィランがあからさまな悪の象徴ではなく、スパイダーマン自身が抱え込む拭いきれない苦悩を共有する存在として現れる点がもう一つのポイントだ。スクリーンに登場してから約四半世紀が経過したシリーズは、スーパーヒーローものから青春映画の扉を拓いた今、より、複雑で味わい深い作品にいい意味でアップデートされている。まず、それが率直な感想だ。
トムホ主演のシリーズ3作を監督したジョン・ワッツがメガホンを受け継いだデスティン・ダニエル・クレットンは、マイケル・B・ジョーダンの隠れた代表作『黒い司法 0%からの奇跡』('19年)からマーベルの『シャン・チー/テン・リングスの伝説』('21年)までをカバーするハワイ・マウイ島生まれの日系アメリカ人を母に持つ注目の逸材。ハリウッドメジャーはフランチャイズムービーの監督を選ぶ際、大胆すぎる選択をしてたまに外すこともあるが、今回は大成功だったようだ。
ビジュアル的には、舞台がニューヨークに戻ったことで摩天楼の間を自在に浮遊するスパイダーマンの自由と歓喜が伝わる空中シーンと、糸が繋ぎ、結び、吊るし、塞ぐ場面、そして、ラスト近くに用意されているピーターとMJのあるシーンにうっとりしてしまった。
「最高傑作」だった前作からの期待に応えてくれる傑作映画!
前作の「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」は映画史に残るレベルの最高傑作であったが、難点があるとしたら、最大限に楽しむには、最低でもサム・ライミ監督以降の「スパイダーマン」シリーズを全て見ておいた方が良い点や、「アベンジャーズ」シリーズも見ておいた方が望ましいなど、予習事項が多かった点だ。
ただ、それらの設定や過去の物語などを見事なまでに有機的に構成する事に成功し、通常のスーパーヒーロー映画とは比較にならないほどの「心に突き刺さるような名作」となった。
そんな「最高傑作」後の本作には当然期待も大きくなるが、決して期待を裏切らないような出来だった。
字幕版と吹替版の両方を連続で見たが、最初の字幕版の際には、少し人物などが入り組んでいるように思えて「まあまあかな」と思える程度の感想だった(この時点だけで評価を求められたら星4とかを付けざるを得なかったでしょう)。
ただ、思いのほか吹替版の出来が良く、例えば字幕版の冒頭のセリフは「誰に向けたものなのか?」も幾つか可能性があって判断できずにいたが、それらも含めディテールが吹替版だと全て理解ができて、ようやく本作の正当な評価が可能になった。
結果は、想像以上に「前作からの4年後」を的確に構築する事に成功していて、「少しの無駄も感じる事の無い傑作映画」と言えるだろう。
さて、本作を鑑賞する際には、理想的には前作くらいは見ておいた方が良いが、とりあえず「世界を救うために、主人公のピーター・パーカーが自分についての存在の記憶を、世界から消してしまう、という選択をせざるを得なかった」という点だけは大前提になっているので必ず押さえておきましょう。
そして、当然その選択は「親友や恋人との関係性も消し去ってしまう」ことも意味する点が、前作からの4年後を描いた本作では、特に重要になるわけです。
字幕版のエンドロールの最初に流れる歌は元々短めでそこまでインパクトを感じないものであったが、吹替版のMrs.GREEN APPLEの歌は同じ長さでもインパクトがあり、それも含めて、内容を理解しやすくアクションシーンにも集中しやすい吹替版での鑑賞もお薦めしたいです。
ただ、字幕版の場合には1箇所だけ「日本語のセリフ」が突然出てくるシーンがあるのです。一方、吹替版だと、それも含めて日本語になっているため、その点に気付けないのは唯一の弱点と言えるのかもしれません。
なお、エンドロールが終わっても短めな映像があるので最後まで席は立たずにいましょう!
これはスパイダーマンのストーリーなはず
良かった点は、これはスパイダーマンの話しであること
悪かった点は、雑音が多すぎたこと
MCU版スパイダーマンって、これまでもMCUの世界「神聖時間軸」との関わりが密接で、1にはアイアンマン、2はニック・フューリー(タロス)、3はDr.ストレンジと、ストーリーライン以上に主要キャラが関わり、話しを進めてきた
しかしそれはあくまで補佐的な役割がほとんどで、本作におけるブルース・バナーの様な立場であるべきだ
にも関わらず、本作はその“補佐”が多すぎる
まず、予告にも登場していたパニッシャー「フランク・キャッスル」は言わずもがな補佐役であり、2の序盤のミステリオに近い存在
「スーパーヒーローのあれこれを相談できる相手」
ディフェンダーズサーガを網羅した人間からすると、フランクのあんなコミカルな一面を見られて嬉しいし、“成長”も感じられて感動した
彼に釣られて?登場したヤミノテは…ぶっちゃけ必要だったかどうかは分からないが、戦闘映えするからまぁ良かった
次にブルース・バナー
これもフランクに近く、スパイダーマンの悩みを解決するのに一役買った
ここで問題のハルク
これまでのMCU版スパイダーマンの法則に則ると、彼が本作のヴィランであり、超えるべき壁になる
原作のアメイジングにおけるスパイダーマンvsハルクを映像化してくれた、素晴らしい演出
更に、これまでの“生温い”スマートハルクをかなぐり捨ててくれた様な肥大化具合
ブルースの「逃げろ!」と同時に巨大化するハルクを見た時は、無印アベンジャーズのあのワクワク感が帰ってきた感じがして、めっちゃ興奮した
しかしその反面、スマートハルクの設定が無かったことになりかねない謎の抑制装置の登場や、大不評だったシーハルクとの整合性など、両手離しで喜ぶには引っかかる点が大きすぎた
それに、事実上ハルクが本作のラスボスになってしまっている点も残念でならない
これまでのヴィランはわかりやすく決着が着き、明確にスパイダーマンが勝っていた
まぁハッピーエンドかと考えた場合、ヴァルチャー(行方不明)、ミステリオ(生死不明)と、神聖時間軸のヴィランはみんな幸せなその後は送ってなさそうな気もするが
しかし今回のハルクは、決着ついてないし別にハルクが凄く悪かった訳でもない
戦闘演出こそ興奮ものだったが、冷静に考えてみると
後述の黒幕は改心、黒幕の黒幕は人間なので特段戦闘なし、スコーピオンやゲストヴィランはダイジェスト
と、過去3作に比べ戦闘シーンこそ長いものの、過去3作にあった“勝利感”が無い
絶対必要かと聞かれると微妙なラインだが、黒幕の黒幕の呆気なさを考えた場合、もうちょっとインパクのある“勝敗描写”が欲しかった
そして最後に、自分が一番問題視している二人
ブラックウィドウ「エレーナ」とジーン・グレイ
この二人の必要性の無さ
エレーナは言葉通り、別に彼女じゃなくて良かった
ジーンは、この映画を食いすぎる
個人的にエレーナは新アベンジャーズの中では好きなキャラで、あのヴィジュアルと気だるげに話す様、ダウナー系なのに仲間の事には熱心になる感じが大好きだ
しかし、今回のサプライズ出演には疑問が残る
ピーターとエレーナにどう言う繋がりがあるか、これから描かれるかは不明だが、これまで“MCUの映画をある程度見ていれば”なんとなく理解できるゲストしか出してなかったスパイダーマンの映画に、果たしてドラマ発のキャラは適格なのだろうか?
前作の“腕の良い弁護士”は、まだ同じNYを護るヒーローとして、原作的な繋がりとして描いてくれていた分納得できた…が
あのサプライズ演出に、どれくらいの人間が「エレーナだ!」と興奮したのだろうか
それならまだ、ピーターが過去に繋がりを持った人物たち
“宇宙を護る”ピーターや、真にアイアンマンを継ぐべき青年、新しいキャプテンなど、もっとわかりやすいサプライズ出演があったはずだ
エレーナが新アベンジャーズを束ねているか…
旧アベンジャーズのキャップと同格か…
と、エレーナが好きだからこそ、スパイダーマンとのクロスオーバーにはまだ早かったんじゃないか
と言う意見にたどり着いてしまう
そして本作最大の問題点
ジーン・グレイを出してしまったこと
何度も言うが、これはスパイダーマンの映画であり、彼が主役の映画だ
そんな彼を食ってしまう程の強さとインパクト、人気のあるキャラのバースを描いてしまうと、それはもはや雑音でしかない
本作を見に来た人間のほとんどは、自分の責任で天涯孤独になってしまったスーパーヒーローがどうやって成長し、再び“ただの学生ピーター”に立ち戻るかを見たかったはず
なのに、映画の後半はずっとジーン・グレイの苦悩と復讐劇を描き続け、ピーターの件はおざなりに
これをアベンジャーズやX-MEN関連のヒーロー映画で展開するならともかく、ほとんど無関係のスパイダーマンで長々と展開するのはちょっと違う気がする
憑依の描写やスパイダーマンを追い詰める様は凄い見ものだったけど、それならMr.ネガティブとか、スパイダーマン原作の魅力的なヴィランが数多くいたはずなのに、ここであえてX-MENの、しかも主要キャラの誕生を付随するのはもう“不協和音”でしかない
恐らくはドゥームズデイに向けたクロスオーバーの伏線なのだろうが、それはディズニーのMCUでやってくれと言うのが率直な感想
エレーナの件もそうだが、無理にMCUとの提携を考えなくて良いと思う
少しのゲストや描写ならともかく、あまりにもMCUに依存しすぎ
こっちはスパイダーマンの物語を見たいのに、今後クロスオーバーを予定してる数々の伏線をチラ見せされて、挙句の果てにはスパイダーマンとは無関係すぎるヒーローの初出映画にされるのは、ちょっとねぇ
いくらピーターの成長に繋がったからって、その役は絶対彼女じゃなきゃダメな訳じゃないし
冷静に考えてみると、前作までのMCUクロスオーバーはあくまで“過去のキャラ”と交流を持ち、ピーターの支えになってきた
にも関わらず、本作はまだ映画で共演描写のないエレーナと、アベンジャーズ本編にはかすりもしていないX-MENの未登場キャラがMCUデビュー
面白い、感動的な場面も数多くあったが
色々もやもやする映画だった
安心できるやつ
昨今、映画の料金が値上がりしてることもあり、観たい作品を絞ってます。
前回、胸糞悪い作品を観たので、わかりやすく爽快なアメリカ映画を観たくなり、字幕版で鑑賞。
このシリーズは数本観てるのですが、ストーリーはほぼ覚えてなくて、印象的な場面だけ覚えてます。
◯特別な能力を持つ者がその能力をコントロール出来なくなることの怖さ。
◯孤独に(E.VというAIがいるけど?)生きることの危うさ、友情の尊さ。
上記がベースのストーリーだが、今回もきっと忘れてしまうであろう、自分。
それより…
◯ビルの間を飛び回る映像の爽快なこと(いつも通りだ)
◯忍者みたいな輩との迫力あるドタバタ戦
◯脳に入り込まれる時と出て行く時、人々がいっせいに動く様子が吉本新喜劇みたいだったこと
上記の3点だけは覚えてると思う。
迫力があって観やすい画面でした。
あと、ジーンの暴走を止めるやり方が、とても人間的というか、この作品の監督さんらしさ…が表れてたのではないでしょうか。
トム・ホランドのアクションは、本当に美しいです。
年齢的にこの役は今回が最後かな。
良質な前フリ作品
派手なアクションとシンプルな展開、スパイダーマン特有の軽妙なやりとり等エンタメ作品としての質は高く、視聴者が期待する通りの映像を提供している。
上映前に次作の予告が上映され、本編中も次作への地ならしのためと思える描写がいくつか登場する。次作が直近数年の集大成であることから宣伝に力が入ることは多少理解できるものの、上映前に本作は次作の前フリだと言わんばかりの手法にはあまり好感が持てない。
ブラン(ド) ニュウ デイ
ピーター・パーカー成長記録
スパイダーマンの最高傑作!
迫力がスゴい
「スパイダーマン、ここで一皮むける」
先にお伝えするとエンドロール後映像あります
やっぱりテクノロジー×スパイダーマンは熱いね。
映像もかなりすごいし、ストーリーもしっかり面白い。
今回はピーターがスパイダーマンとして、一皮むけていく物語という感じがして、そこが良かった。
単純に敵を倒すだけじゃなくて、
「自分はどういうヒーローになりたいのか」という部分がちゃんと描かれているのもいい。
そしてハルク戦、超怖い(笑)。
あの圧倒的な強さを前にしても、スパイダーマンがどう立ち向かうのかは見応えありました。
それにしても、スパイダーマンって
敵の能力に屈しないよね。
どんな相手が出てきても、最終的には自分の力と頭を使って乗り越えていく。
そこがやっぱりスパイダーマンの魅力だと思う。
映像の迫力もあり、ストーリーも楽しめて、
エンタメ映画としてかなり満足できる一本でした。
プロットがとっ散らかっていて、集中できなかった
化け物となりつつある主人公、それを制御できているハルク。全体的に「大いなる力」を制御する責任についての話(持たない者側もね)だったと思うが、フランクが突然出てきて意味不明な過去を話し合うし、「こいつ、誰?」で脳が混乱してしまうし、ジーンは人の頭に入るので、今どこにいるのか分かりにくい。もちろん現実よりは遥かに分かりやすく演出されているが。
ジーンが出てくるのが遅めなのに、主人公とも言える大事な立場だし、MJが出てきて乗っ取られてさらに混乱させられる。もうどこに集中して見ればいいのかわからなかった。
挙句銃撃したのもあれ、フランクでしょ?悪気がないのはわかるけど、フランクも問題児だなあと思った。
バトルはド派手で今度はそっちに頭が持ってかれるし、見ていて疲れた。しかも次は宇宙?とか言ってるし・・・
前のほうが良かったな。
ジーンが主人公と捉えると、能力をもつことで利用されるリスクなんかも考えさせられて良かったが、当のスパイダーマンはなんか知らないけど研究所に束縛されてないから、なんか妙だなあと後から思った。
あと、ピーターはなんであんなに機械に強いんだ。勿体無いくらいエンジニアの才能あるよね。
さすがの映像美と共感できるヒーロー観
前作もよかったけど、今作も映画館で見てよかった!と思わせる映像美
トム・ホランド演じるスパイダーマンはバランスのとれた好青年のヒーロー
笑顔に心があたたまり、安心して見られます
だんだん見た目の年齢が設定にそぐわなくなってきてるので、この先どうするのか気になります
MCU版の中では最上
ひいき目もあるが期待以上の展開だった。
なんといってもラストの展開も感涙ものである。
4作目でも変わらず期待以上のものを観れるのはなんと幸せなことか。
MCUで他のキャラとの交流も見てみたいが、それは時々でよくて、NYで小さいポテトを処理していく世界観がやはり良い。これぞスパイダーマンである。
個人的には劇伴の音色がとても好みでラストは是非通常バージョンで雰囲気を味わって欲しい。
新キャラ多い
前作でピーターの記憶がみんなからなくなりこの後どうなるのかなと思っていたが、本作でネッドとMJとの距離を縮められていて良かった。ネッドとはハンドシェイクをし、ピーターを思い出したかのようなシーンもあり、ピーターが一歩前進したかのように感じた。
IMAXでみたこともあり、アクションシーンが迫力がありかなりおもしろかった。
監督がいままでの三部作とは違う新しい監督だということもあり、雰囲気が今までと違うように感じた。
フランクやハルク、スコーピオンなど新しいキャラクターが急に出てきたこともあり、少し話がよくわからなかった。
再び"心"にフォーカスした作品に
ヒーロー映画疲れを象徴するかの様に興収700〜800億位稼いでいた"全盛期"から一転、500億行けば拍手喝采にまでトーンダウンしてしまった最近のヒーロー映画だが、スパイディにその心配は無いと思うものの前作が最高傑作だったのと今回は"ニュー・デイ"という新機軸となる物語であるという不安要素だってしっかり存在している。
IMAXシアターでの鑑賞だったが、慣れた映像とはいえアクションは流石の一言。これに文句をつけたくなる人はそう居ないはずである。スパイディ目線のウェーブは3Dだと少し"怖い"と感じる程である。
どんなヒーローでも表の活躍がどうしてもメインどころだが、その背景には重いテーマも存在する。
彼には愛しのMJ(背伸びた?)と親友のネッドが居るものの、会いたくても会えない、自分との記憶が抹消された彼らとの思い出に浸るしか無いというところ、後は何と言っても心の拠り所だったメイおばさんを失った事。これらに変えれる物は無く、嘆き悲しもうと復讐に燃えようとも戻って来る事は無い。
それこそが本作の大きなテーマであり、これがあるからこそ敵キャラのジーンにも物凄く感情移入出来るのである。スパイディ自身もそうだが敵は大体が科学の力でトカゲ人間になったり、バーチャル映像を屈指したインチキヒーローだったりするものであり、アクションだけで無く "科学には科学を"の精神で対峙しているのがミソだったが、本作ではまさかの"心"が武器になるという展開。フローレンス・ピュー演じる新ブラック・ウィドウの「サンダーボルツ*」改め「ニュー・アベンジャーズ」でもそうだった様に特殊な人間ならではの葛藤や苦悩、怒りがテーマとなっている。それでもDCの「ザ・バットマン」程仄暗いテーマでは無い為気軽に楽しめるのもポイントである。この大作続きの2026年度でどこまで成績を伸ばせるだろうか。
なぜスパイダーマンは何作もの映画をつくることができるのか?
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」
スパイダーマンで繰り返し問われるフレーズ。何度も映画作れるのは、この問いが芯を食っているからなんじゃないか。スパイダーマンはいろんな困難に見舞われるが、それはちがう映画を作るためにちがう困難を用意した、というものではない。
戦争や争いが起きると、数多くの人が困難に見舞われ、それぞれひとつずつの困難をひとつずつの映画にしている、とも言える気がする。それほど戦争や争いは数多くの人に数多くの悲劇をもたらす。
映画を観終わってレビューを見ていたら「映画2本を観たような満足感」とコメントしている人がいた。登場人物に隠された秘密や苦悩。それを知ると立場が変わって見える。
家族5人で観れてよかった。だれひとり、今回のスパイダーマンシリーズを1作も観ていないが、それでもみんな満足だった。小学6年生の息子がボソッと「面白かった…」と言っていた。これまでの作品の経緯を踏まえてつくられているのに、初めて見る人が楽しめる。これってスゴいことだ。そのことに思いを馳せ、思わず鳥肌が立った。
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